【ウィンタースポーツを楽しんでいただくために】
毎年、当院のクライアントからも北海道や長野のゲレンデで楽しんだ話や写真を見せていただくのが嬉しいです。
それと同時に、パフォーマンスをもっと高めたい、持病の怪我を克服したい、怪我しちゃいました、などいろんなお話を伺います。
24年間で20万人以上を施術してきたカイロプラクターとして、少しでもあなたがスキーやスノボをより楽しむことができたら幸いです。
私のエアトリックを決めている(かのような)写真はスタジオで撮影しているので、ヘルメット使用していません。)
このブログでは、3つに分けてまとめます。
1.怪我の治療をするために
2.怪我の予防をするために
3.パフォーマンスを上げるために
怪我の治療をするために
当院にも、冬のスポーツ中にけがをされたという患者さんは多く通院されています。
骨折をして、ボルトを入れた方もいらっしゃいます。
毎年、冬のスポーツ中の怪我は、足首や手首の捻挫はもちろん、転んで腰や背中、首を痛める、場合によっては骨折の危険性、中には脳震盪や、頭蓋および頚部の損傷があります。中には意識不明の重体になる事故もあります。
怪我には2種類あると考えております。
1つ目は、姿勢が悪くて、いつのころからか、肩こりや腰痛になりました、という場合は、少しずつ問題が蓄積されたケースです。
2つ目は、スポーツ中の怪我か、交通事故によるもので、瞬間的に重症になるケースです。
どちらが重症の場合が多いかというと、明らかに後者です。
正しい処置が必要です。
そういう意味では、ゲレンデまで車で行く方は特に道中お気をつけくださいませ。
事故や怪我をしたら、状況にもよりますが、少しでも怪しいと思ったら、まずは整形外科を受診ください。
見た目は元気でも、画像診断をしないと分からないこともあります。
特に怪我をした直後は興奮してアドレナリンが出ていて、痛みを感じないという時もあります。
しかし、温めたり、牽引したり、湿布をもらったり、痛み止めを処方されたり、というだけのケアで改善しないことも往々にしてあります。
そういう場合には、カイロプラクティックケアがお役に立てる可能性があります。
もちろん、カイロプラクティック院に限らず、整骨院、整体院、鍼灸院などの治療家の先生に相談することもOKです。
ただし、治療家の中でも、きちんとした教育を受けている先生をお勧めします。
当院の場合ですと、院長の私も、美香副院長もカイロプラクティック大学教育を受け、スポーツカイロプラクティックの講義も受けてきており、何せスノボやスキーもよく行っています。
だからこそ、怪我の状況に応じたケアを提供できる可能性が高いと言えます。
もちろん、当院にいらしてからも骨折や靭帯損傷の場合には、整形外科、あるいは提携先のMRIやCTの検査センターをご紹介することもあります。
怪我をして3か月後、6ヶ月後、なかには数年後に事故がもとで、さまざまな症状が出る場合があります。
まずはどういう状態かを把握するかが大事ですので、検査やカウンセリングに重きをおいております。
カイロプラクターの専門は、関節の可動域を正常範囲にするのはもちろん、神経や筋肉の状況を正しく評価することです。
実は、私の妻である、副院長の佃美香もスキー場で大けがをしました。
ゲレンデでショートスキーを履いて、上から仲間が来るのを待っていました。
そこに、思いっきり別のスキーヤーに突っ込まれ、3mほどぶっ飛んだそうです。
その日の夜、私の部屋にカイロプラクティックの治療をしてほしいと、目も虚ろな状態できて、言語も不明瞭になっていました。
思わず、「僕を置いて行かないでよ!」と真剣に命の危険を感じたほどでした。
涙と不安をぬぐいつつ、すぐに首と頭蓋にカイロプラクティックのアジャスト(矯正)をして、神経系の回復をしました。
幸い、正しい判断と早急な対応のおかげで、今も元気に過ごしておりますが、言語障害が出ていたほどでしたので、あの時処置をしなかったらと思うと、今でもぞっとします。
また、手術の前後においてもカイロプラクティックは効果が期待されます。
どこかを手術した場合、他の関節へも負荷がかかることが多く、その関節の矯正をしておくことで、患部の治癒力が早まったり、他の関節への二次的な症状を防ぐことができます。
更に、アフターケアとして、松葉杖の持ち方やギブスをしていてもできる体操などをお教えすることができます。
早急な対応であることは大事ですが、同時に、どんなに遅くても遅すぎることはありません。
この記事を読んで、必要だと思ったなら、いつでも当院までご連絡ください。
怪我の予防をするために
Wikipediaによると、「予防(よぼう)とは、想定される悪化に対して事前に備えておくこと。」と記されています。
1.装備
ウィンタースポーツの本場、カナダでは、スキー場ゲレンデ利用者の77%がヘルメットを着用しているという調査があります。
かたや日本では、以下、2014年1月25日の信毎Webから抜粋すると、「下高井郡野沢温泉村の野沢温泉スキー場が来場者のヘルメットの着用状況を初めて調査したところ、平日は5割以上の利用者がヘルメットをかぶっているものの、休日は3割程度に落ち込んでいることが分かった。」とのことです。
ヘルメットを着用すると、怪我の予防になります。
海外では、ヘルメットが義務になっているから、というのも確かに一つの意見です。
ただ、法整備をされる前に、自分の大切な体を守っていただきたいです。
車に乗る時に、事故はめったにないからシートベルトをしないという人は、かなりの変わり者だと考えます。
ヘルメット、ヘルメット、ヘルメット。
そう、ヘルメットが大事です。
転倒して、頭と首を打った方のほぼ50%の負担を軽減しました。
怪我をした人の内、頭部の人は重傷のほぼ半分を占め、43.4%です。
だから、ウィンタースポーツのお膝元のカナダでは、スポーツ相がヘルメット着用を声高に訴え、その結果、ヘルメットの高い装着率が実現しています。
アイスバーンのあるゲレンデで滑る時は特に大事ですね。
アイスバーンだと、後頭部を打って、脳挫傷、やがて死亡というケースすらあります。
2.ウォーミングアップ
スキーやスノーボードなどの滑走スポーツは、多くの関節がスムーズに動き、筋肉や靭帯、腱を有機的に働かせることが必要です。
安全に楽しむためには、いくつかの基本的な予防措置を取ることをお勧めします。
まずは、ウォーミングアップです。
体を温めると、血液が全身に流れます。
ジャンプ
簡単にできるウォーミングアップとしては、ジャンプがあります。
ただし、ジャンプと言っても、崖を飛び越えるスーパーマリオ的なジャンプではないですし(笑)、
インスタ用のジャンプをする必要はありません(笑)。
スノボやスキーのブーツを履く前に、軽いジャンプでOKです。
その他、元気よく歩いたり、軽いランニングをしたりでもよいですね。
体幹エクササイズ
当院ではカイロプラクティック施術を受ける前にクライアントのみなさんにしてもらっていますが、こちらの体幹エクササイズも有効です。
椅子に座ったままできるので、ブーツを履いてからでもできますね。
ARMつま先上げトレーニング(Toe up Exercise/トーアップエクササイズ/前脛骨筋オールアウト)
どんな運動に取り組む前にも有効なウォーミングアップ方法です。
ARMトレーニングにおける、一押しエクササイズです。
壁に上体を預けるようによりかかり、かかとを床につけてつま先を上げ下げします。
つま先を上げる時は、前脛骨筋がつるぐらいに、フルに上げるのがポイントです。
限界まで達したら、緩めてつま先を床につけます。
これを数回繰り返します。
エコノミークラス症候群の予防にもなりますので、車の移動中にも有効です。
怪我を防ぐために、あなたの努力が不可欠です。
3.メンテナンスのカイロプラクティックケア
関節の可動域を本来の状態に戻しておくことが必要です。
ちなみに、ヘルメットは1度事故に遭ったら、2度目は使えません。
中のクッションは衝撃を吸収するために、潰れてしまうからです。
関節も同じです。
正しい関節の状況ならば、少々関節に負荷がかかっても、軽度の怪我で済みます。
サスペンションの役割を果たす、靭帯や関節包などがしっかりしているからです。
でも、怪我をしているとか、一度大きな事故をしている方は、関節の可動域が少なくなっていて、関節としての機能の一つである衝撃を吸収する力が弱まっています。
ですので、2回目以降に転倒や衝突をすると、力の逃げ場がなく、骨折やひどい捻挫をしてしまう可能性が高まります。
カイロプラクティックは関節の可動域やクッション性を回復させるサポートができます。
セルフマッサージ
当院では、セルフマッサージの指導もしております。
スキー場で、ご自宅で、どこでもできるあなたのためのセルフケアをしっかりマスターしてください。
パフォーマンスを上げるために
競技としてスキーやスノボをやっている方はもちろん、趣味として楽しんでいらっしゃる方にも、身体能力を高めたり、新しい感覚をつかんだりするきっかけづくりになりましたら幸いです。
カイロプラクティックケア
それらを分解し、理論的に分析した上で、クライアントへの刺激を最小限にしつつ、最大の効果を引き出せるつくだ式カイロプラクティックテクニックを作り上げました。
1-2分程度の治療で改善していくことにみなさまは一様に驚かれます。
そもそもいかなる治療も身体に何らかの刺激を加えることで、体の自然治癒力のスイッチを入れるという点では共通しています。
中には力任せにもみほぐそうとする治療院も少なくないですが、その刺激が強ければ強いほど、身体への負担も大きくなるものです。
リスクは最小限に、効果は最大限に。
実際、私の家族やスタッフにも定期的に治療しますが、同様の治療を行います。
あなたのことも、私の家族だと思って施術いたします。
全国のカイロプラクター、整体師、鍼灸師、マッサージ師、柔道整復師がこの技術を習得したいと学びに来る治療をあなたにご提供いたします。
パーソナルトレーニングケア
当院はカイロプラクティック院ですが、エクササイズのスペースも併設しています。治療を受けたら、そのままパーソナルトレーニングへ。そのような患者さんも増えていますが、治療の相乗効果も生まれますし、忙しいクライアントの皆さまには大変ご好評いただいております。
「ジムに行っても三日坊主で、続けられなかった・・」という方もご安心ください。
フィットネス専門誌、「月刊ジャパンフィットネス 2017年12月号」にも当院の竹村啓子エクササイズコーチが、特集掲載され、表紙を飾りました。
フィットネス業界でも注目のA.R.M.トレーニングです。
楽しく続けられる秘訣は習慣を重ねることです。
検査結果からこのパーソナルトレーニングにも取り組むべき場合には、希望をお伺いした上でですが、あなたのパフォーマンスアップのメニューに加えることができます。
体を鍛えておくということです。
受動的ケア/パッシブケア(Passive Care)
通常怪我をしたら、安静にしましょう、痛み止めを服用しましょう、湿布を貼りましょう、というのが受動的ケア/パッシブケア(Passive Care)です。
多くの場合、処方の際の個人差は少ないです。
能動的ケア/アクティブケア
能動的ケア/アクティブケアというのは、既往歴や運動量を考慮した上で、エクササイズで筋肉に負荷をかけます。
多くの場合、あなたにとって最適な負荷の量は、他人とは異なります。
A.R.M.トレーニングが通常のアクティブケアとは違うのは、その時間がとても短いということです。昨今では、RIZAPをはじめ、パーソナルトレーニングジムは増えつつはあるものの、多くの場合は60分です。このA.R.M.トレーニングは、なんと15分という衝撃の短さです。
痛みのある方も無い方も15分のトレーニングの中で、スクワットやプッシュアップはじめとした様々なメニューを、コーチの指導で、追い込まれます。しっかり筋肉に負荷をかけ、筋力をアップさせ、心肺機能の向上も見込まれます。
最後に
将来カイロプラクターを目指している娘も週に1度はカイロプラクティックケアを受けています。
*写真は加工されています。オリンピックイベントのフォトスタジオで安全に撮影しましたので、ヘルメットを使っていません。