【分子栄養学】腰痛に豆乳鍋?
こんにちは。栄養アドバイザーの山中 庸子です。
本日のテーマは、国民病とも言われる腰痛を、当院オリジナルの分子栄養学ONI(Orthomolecular Nutrition support Program focusing on Immune system)ケアでのアプローチをご紹介します。
そもそも腰痛とは?
腰痛のメカニズム
一般に、腰痛はなかなか治癒の見通しが立たず患者数は増え続けています。
病院での主な治療法は消炎鎮痛剤(痛み止め)の内服や貼り薬、理学療法(リハビリ)、注射などです。
そもそも腰痛はどのようにして起こるのでしょうか。
筋肉が衰えてきて普通の日常動作でも筋肉の疲労を起こし、それが続くと疲労物質がたまって休んだ時に痛みが出てきます。
これが腰痛の始まりです。
若い人でも普段やり慣れない運動をすると筋肉痛になりますよね。筋肉痛もだいたい翌日などに痛みが出てきますね。
筋肉疲労がたまって休んだ時に痛みが出るというのは、この時、実は腰では血流を回復して疲労物質を取り除こうとという反応が起こっているのです。
疲労物質がたまるというは、そこに必要な分の血液が送り込めない状態なので、血流を増やすために血管を拡張させるプロスタグランジンを放出し血流を回復させています。
このプロスタグランジンは発熱や痛みを起こす物質であるため腫れ上がって熱を持っている、一見これは悪くなっている症状と思われがちですが、実は血流が回復していっている状態なのです。
消炎鎮痛剤や湿布の作用というのは、どんなものかというと、血管を拡張させるプロスタグランジンの産生を阻害する薬です。
本来痛みや腫れも治そうとする反応なのですが苦痛でもありますよね。
一時的に苦痛は止まりますが、同時に血流も止めているので組織の修復も疲労の回復も起こりません。
腰痛への分子栄養学ONIアプローチ
病院で処方される内服や湿布ではなく、組織の修復に関わる分子栄養学で腰痛を治していくというアプローチもあります。
当院では、痛みの原因となっているサブラクセーションは、カイロプラクティックで治療をしていただき、神経がしっかりと流れる状態をまずはつくります。
シャキーン!ケア(単品)では、スクワットやプッシュアップなど、体幹を鍛えるエクササイズもお伝えしています。
更に、当院のオリジナルプログラムONIケアで、組織が修復できるような血液をつくっていけば痛みは良くなっていずれ治癒することにもつながります。
身体をつくっているのは1つ1つの細胞です。
痛みの局所にアプローチするのではなく、細胞にアプローチするというのが分子栄養学の根本なのです。
具体的には何が必要かというと、腰痛の原因になっている弱い筋肉を強くするためには、たんぱく質とそれを活かすためにビタミンが必須です。
特に疲労物質を取り除いてくれるのはビタミンB郡です。
また血流が組織を修復してくれるので、血液を作っていくためには鉄分も必要ですね。
これらを、いっしょに摂ることで働きが良くなることがわかっています。
「腰痛を食事で治す」ってちょっとピンとこないかもしれませんが、実は栄養も重要でカイロプラクティックの治療と併用することで相乗効果をもたらします。
そこで、ONIケアでは、この時期、豆乳鍋をお勧めします。
たんぱく質・ビタミンB郡の多い豚肉や豆腐、豆乳。
鉄分の多い小松菜やほうれん草。
これからの時期、質の高い血液で、血流を良くして、疲労物質を取り除いて、体を中からも温めていきましょう。
ちなみに、私はランニングが趣味なのですが、トレーニング、カイロプラクティック、栄養、睡眠(休息)、メンタルのバランスの大切さをひしひしと感じています。
東京30kmマラソン大会に出場してきました。
記録は、2時間21分14秒。
女子3位/25人
総合130位/297人
フルマラソンへ向けての練習レースとして本当に良いものになりました!
冬は豆乳鍋で、仕事に、子育てに、レースに、頑張っていきたいと思います。
みなさまもぜひお試しを!
文責 山中 庸子