ファミリーカイロプラクティック三鷹院は1993年に品川、1999年に小金井(後に三鷹に移転)、2003年に駒込にて開院し、2016年に「ファミリーカイロプラクティック三鷹院」として合併し、国内最大級の広さの院としてリニューアルオープンしました。
25年間(2018年時点)で25万人の施術実績があります。
これまでに多くの「アレルギー性鼻炎」でお困りの患者さんを施術してきました。
アレルギー性鼻炎でお困りの方へ向けて当院の「アレルギー性鼻炎」の治療方針について記しましたので、お読み下さい。
アレルギー性鼻炎
アレルギーは原因となる抗原が体内に入ることで、それを排除しようとする免疫が暴走している状態です。
アレルギー性鼻炎はアレルギーの一種で、一般的に通年性で、季節を問わず起こる鼻炎と言われています。
鼻から吸い込んだものが有害だと判断するとくしゃみで外に出し、鼻水で洗い流し、鼻づまりを起こして、奥に入らないようにする防御反応が働きます。
これらの防御反応が過剰におこって、自分自身を苦しめるのがアレルギー性鼻炎(花粉症を含む)と考えられています。
免疫とは、体の外からの菌やハウスダストなど、また生活習慣によって身体に起こった不調を解消するために働きます。
免疫力は食事やストレスや自律神経のバランスの乱れによって変調をきたします。
免疫力が正しく働くことができず過剰に反応してしまうことによってアレルギーを引き起こします。
鼻炎性アレルギーが出る原因は、一言で申しますと、刺激量が高まり、「閾値(いきち)」をを超えることとも言えます。
いきなり、知らない言葉が出てきたという方もいらっしゃると思いますが、ぜひこの「閾値(いきち)」についての理解を深めてみてください。
手の甲を軽くつねってみてください。
最初は触れられている程度ですが、つねる強さを上げていくと、やがて痛みを感じます。
痛みを感じたということは、刺激の総和による反応レベルが閾値を超えたということになります。
よく、花粉症の起きるメカニズムとして、花粉が体にたまっていくと、コップに水が溜まると水が溢れるかのように、ある年に突然発症するという例が使われます。
これはまさに分かりやすい例で、コップに水が入る体積が閾値で、水そのものが刺激量の総和と置き換えているわけですね。
閾値(いきち)とは:感覚や反応や興奮を起こさせるのに必要な、最小の強度や刺激などの(物理)量のことです。
デジタル大辞泉の解説によると
1 ある反応を起こさせる、最低の刺激量。しきいち。
2 生体の感覚に興奮を生じさせるために必要な刺激の最小値。しきいち。
とあります。
栄養・生化学辞典の解説によると
(1) 生体が反応を示す最小の刺激。
(2) 通常の生理的対応ができなくなる最小の負荷量。
とあります。
生理学や心理学では「閾値」と呼びますが、物理学や工学では「しきい値」という表現をします。
「閾値」の「閾」は常用漢字ではなく目にする機会が少ないと思いますので、咳が出るかどうかの仕切りを超える値という意味で、「しきい値(ち)」として認識しもらっても大丈夫です。
このブログでは、「閾値(しきい値)」と表現します。
症状を出なくする、閾値を超えないようにするには2つの方法があります。
上図のプランAとプランBがあります。
プランA:総和ストレス量を減らす。
プランB:神経系、姿勢、栄養、運動、精神、睡眠を整え、健康生活レベルを高め、閾値を高める。
ただし、健康値を最大化するために、プランAの総和ストレス量を減らすことも、健康生活レベルを高めることもそれぞれ限界があります。
そこで、プランCとして、プランA(総和ストレス量を下げる)+プランB(健康な生活レベルを高める)を推奨いたします。
プランCを実行すると、閾値までの幅がより広がります。
というのは、プランA(総和ストレス量を下げる)にしても、プランB(健康な生活レベルを高める)にしても、いづれも限界があります。
例えていうなら、会社の経営で利益を最大化するために、売上を高めることと、経費削減を考えた時に、そのどちらにも限界があるのと同様です。
その加減、順番が大切です。
それを処方するのが治療家の役割だと考えております。
咳症状が出る原因とは?
咳症状が出る原因とは
咳症状が出る原因とは、一般的には、ホコリ、ダニなどのアレルゲンやタバコなどの刺激、ストレスであり、それにより気道に炎症が出ると考えられています。
ですが、本当にそうでしょうか?
私は、咳・喘息の原因は6つのストレスの総和量が閾値を超えることだと考えており、この理論を「つくだ式健康法カイロプラクティックメソッド~Living Life Full ON~」と名付けました。
6つのストレスには、①身体的・物理的ストレス、②化学物質ストレス、③精神的ストレス、④電磁波ストレス、⑤環境ストレス、⑥サブラクセーションストレスがあります。
この内、①身体的・物理的ストレス、②化学物質ストレス、③精神的ストレス、④電磁波ストレス、⑤環境ストレスは以下の通りです。
ホコリ、ダニなどのアレルゲンは、環境ストレスに当たります。
タバコの刺激は、②化学物質ストレスに当たります。
他にも様々な要素が閾値を超えうるストレスになりえます。
さらに、⑥サブラクセーションストレスにより、関節の動きが悪くなり、椎間板にストレスがかかり、軟部組織が炎症を起こし、神経機能の異常を引き起こします。
*⑥サブラクセーションストレスは、「物理的・身体的ストレス」に入れることもできますが、①~⑤のサブラクセーションの結果できるストレスということで、独立して考えられる場合もあります。
つくだ式健康法カイロプラクティックメソッドでは、これらを足したストレスの総和が閾値を超えた場合、体の弱い所の症状が出ると考えています。
ストレスの総和 = ①身体的・物理的ストレス + ②化学物質ストレス + ③精神的ストレス + ④電磁波ストレス + ⑤環境ストレス + ⑥サブラクセーションストレス
体調の良い時は症状が出ないというのは、
ストレスの総和 < 閾値
ということです。
季節の変わり目で、仕事が忙しくて、介護があって、症状が出たという場合は、
ストレスの総和 > 閾値
ということです。
大事なのは、自分の身体の状況、強いところ、弱いところを知り、どんなストレスに強く、どんなストレスに弱いかを知ることです。
まずは健康な身体を手に入れるために、健康的な生活をすることが必要ですよね。
でも、症状が長く続いていると、どこから手をつけてよいか、分からなくなるものです。
ですので、まずは検査を受けて、自分の状態がどうなっているのか知りましょう。
もちろん、片っ端からご縁のあったところから治療を受けることも大事です。
「治療的診断」という言葉もあるほどです。
「治療的診断」とは、治療をしていって、その効果の有無も診断の判断材料になるということです。
それぞれの治療法には、病院であっても、カイロプラクティックでも、鍼灸でも、栄養療法でも、それぞれに共通して言えることがあります。
それは、治療哲学を基に、問診法、検査法、治療法があり、体のもつ治癒力を最大限に発揮できる状態に改善していくということです。
現代の薬の処方に異を唱える方も多くいらっしゃるでしょうが、もともとは、西洋医学の薬の処方も本来はそのような考えから発展してきました。
例えば、治療法A、治療法Bを受けて改善しなかった場合、治療法Aは原因Ⅰと原因Ⅱに有効、治療法Bは原因Ⅱと原因Ⅲに有効だとしましょう。
治療法Cが原因Ⅲに有効だとしたら、試してみる価値がありますね。
治療法Cでもダメな場合、治療法Aと治療法C、治療法BとCを組み合わせて受けることも選択肢になりますね。
施術の流れ
当院では、検査とカウンセリングを行い、気になる症状を引き起こすストレスの原因がどこにあるのかを特定します。
その上で、カイロプラクティック治療で神経系を整え、免疫力を高め、症状の改善をし、予防的には姿勢ケアや血液検査に基づいた栄養指導を受けることで、再発防止を目指すようサポートいたします。
詳細は、「施術の流れ」のページをご覧ください。
お役に立てましたら幸いです。
ファミリーカイロプラクティック三鷹院
院長:佃 隆 副院長:佃 美香