ファミリーカイロプラクティック三鷹院は1993年に品川、1999年に小金井(後に三鷹に移転)、2003年に駒込にて開院し、2016年に「ファミリーカイロプラクティック三鷹院」として合併し、国内最大級の広さの院としてリニューアルオープンしました。
25年間(2018年時点)で25万人の施術実績があります。
これまでに多くの「痔(イボ痔・切れ痔)」でお困りの患者さんを施術してきました。
痔(イボ痔・切れ痔)でお困りの方へ向けて当院の「痔(イボ痔・切れ痔)」の治療方針について記しましたので、お読み下さい。
痔(イボ痔・切れ痔)について
痔とは、肛門や肛門周辺に起こる病気のこと。痔の代表的な病気には、痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、痔瘻の3つの種類があり、痔核はさらに内痔核と外痔核に分けられます。
痔核(いぼ痔)
内痔核
- 肛門の奥にでき、初期には痛みは無く出血のみで、進行と共に痛みと脱出を伴ってきます。排便が終わると、自然に戻っていた脱出は、次第に手で押し込まないと入らなくなり、更には常に脱出したままの状態になってしまいます。脱出しても排便が終われば戻る状態から、進行すると、常に痔核が脱出して指で押さなければ戻らなくなります。最終的には指で押しても戻らなくなります。
外痔核
肛門の歯状線より外側にできたものをいいます。肛門の外側に血まめができた状態で、血栓性外痔核といいます。初期から痛みと出血があります。
裂肛(切れ痔)
硬い便や下痢を繰り返すことによって肛門が傷ついてしまった状態です。背中側にできやすく、痛みが強く、痛みのため排便を我慢し、硬便となり、更に症状が悪化するという悪循環に入りやすいです。
- 裂肛を繰り返すと、裂け目が深くなって炎症が起き、潰瘍やポリープができて、肛門が狭くなる(肛門狭窄)ことがあります。
痔瘻(あな痔)
肛門小窩(肛門の奥にある窪み)に感染が起こり、肛門周囲膿瘍(膿が溜った状態:痛み、腫れ、発赤、発熱がある)となり、膿が排出され(痛みや腫れが楽になります)、肛門の奥と外に交通(瘻孔、瘻管)ができた状態で、様々なタイプがあります。
当院では、痔の検診などは行いません。
通常、腰痛、肩こりなどで通院されていて、痔になったということで報告を受けることが多いのですが、当院でケアをされている方は、痔にもなりにくいことが分かっています。
一般的に、痔の予防対策としては、次のようなことが挙げられます。
- 食物繊維や水分を摂る。
- 便意があったら我慢しない。
- トイレに長居しない。
- 下痢を防ぐため、アルコール類・香辛料は控える。
- 腸の動きを良くする適度な運動。
- 無理なダイエットは便秘の原因。
- 坐浴や温水洗浄式便座を使う。
- お風呂に入って血行改善。
- 長時間、同じ姿勢はとり続けない。
こうした指導は、当院で一般的に指導していることなのですが、その中でも、同じ姿勢を取り続けないという指導の中でも、具体的にどんな姿勢を取ったらよいかをお伝えします。
また、食事、睡眠、運動など気を付けていても痔が治りづらい、再発しやすいということであれば、神経系、特に自律神経系に影響がある可能性があります。
自律神経の働き
自律神経とは文字通り、あなたの意志から自律している神経の事です。
循環器、呼吸器、消化器、泌尿器、生殖器、感覚器などの全身の臓器機能を自動的に調節するのが自律神経です。
体内をベストの状態に保つために、その時々のからだの状況に応じて、意思とは無関係に自動的に働きます。
そもそも神経には、運動神経、感覚神経、自律神経の3種類があります。
自律神経は、暑い時には汗をかいて体温が上がり過ぎるのを抑制したり、何かを食べたら胃腸の働きを活発にします。
感覚神経は、足を机の角にぶつけたら痛いでと感じますが、これは感覚神経が脳に情報を伝えてます。
運動神経は、手を上に上げる動作をする時は、自分の意志で、脳からの命令を出し、それを運動神経が伝えています。
さらに、自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があります。
交感神経は、心身を活動させる神経。副交感神経は、心身をリラックスさせる神経。
実はこの二つの神経が同時に働く事はありません。
交感神経が、活発になっている時は副交感神経は休んでいます。
逆に副交感神経が、活発になっている時は交感神経は休んでいます。
スイッチでモード切替が行われているようなイメージです。
この二つのスイッチをうまく適切な時に切り替えて、体のバランスを取って健康な状態を維持しています。
自律神経失調症というのは、この切替がうまくいかない状態を指します。
通常は、夜はリラックスする副交感神経、朝から日中は交感神経が優位になるといったように、生活の色々な場面に合わせて無意識に切り替えが出来ています。
人間の体は心臓が脈を打ち、血液をポンプのように押し出し、全身に血液が行き渡るようになっています。
心臓が血液を押し出す力の強さのことを血圧といいますが、血圧の高い、低い、
気持ちが緊張したり興奮したり、リラックスしたり、
体温の上昇、下降、
筋肉の緊張、弛緩、
呼吸の早い、遅い、
消化の抑制、活発、
発汗の増加、低下、
血管の収縮、拡張、
などの機能は自律神経によってコントロールされています。
しかし、自律神経が働かないと、それぞれのコントロールができないので、気持ちも不安定になったり、
朝起きづらい、立ちくらみ、吐き気、消化不良、高血圧や低血圧、発汗の異常、などの体の症状が出たりします。
通常、精神的なストレスも、リラックスしたり、別の事をしたりすることで、緩和できるようになるものですが、自律神経が乱れていると、本来の調子に戻りにくくなります。
痛みは、脳に伝わる情報の一つに過ぎません。
痛みだけで、症状の重さが決まるわけではありません。
痛みが無くなっても、関節の動く範囲が制限されて、神経の流れが悪くなっているということとイコールにはならないのです。
痛みが無くなった時点では、本来の神経機能の40%が回復したに過ぎません。
当院では、神経の流れの度合いを検査し、関節をつくだ式カイロプラクティックケアで矯正することで神経の流れを整え、姿勢シャキーンケアで姿勢を改善し、更には血液検査に基づいた栄養指導による予防の促進のお手伝いも可能です。
施術の流れ
詳細は、「施術の流れ」のページをご覧ください。
お役に立てましたら幸いです。
ファミリーカイロプラクティック三鷹院
院長:佃 隆 副院長:佃 美香