ファミリーカイロプラクティック三鷹院は1993年に品川、1999年に小金井(後に三鷹に移転)、2003年に駒込にて開院し、2016年に「ファミリーカイロプラクティック三鷹院」として合併し、国内最大級の広さの院としてリニューアルオープンしました。
25年間(2018年時点)で25万人の施術実績があります。
これまでに多くの「バセドウ病」でお困りの患者さんを施術してきました。
バセドウ病でお困りの方へ向けて当院の「バセドウ病」の治療方針について記しましたので、お読み下さい。
バセドウ病とは
(赤い部分が甲状腺・白い部分が気管)
甲状腺は首の前、のどぼとけのすぐ下にある蝶の形をした縦4.5cm、横4cm程度の小さな臓器です。
バセドウ病という病名は1840年にこの病気を研究発表したドイツ人医師カール・フォン・バセドウにちなんで名づけられました。
ドイツ医学の流れをくむ日本ではバセドウ病と呼ばれていますが、他の国ではイギリス人医師の名前にちなんでグレーブス病とも呼ばれます。
特に女性に多い病気としても知られており、男女の比率は男性1人に対して女性5~6人程度、甲状腺の病気のなかでは比較的男性の比率が高い病気です。20~50歳代の方に発症することが多く、中でも30~40歳代の方の発症が最も多く認められます。
バセドウ病の発症は、免疫システム(ウィルスや細菌などの外敵に対する“抗体”を作ることによって体を守る仕組み)の異常が関係しており、外敵ではなく自分自身の体を攻撃する抗体(自己抗体)が作られてしまうと、それによって病気が引き起こされることがあります。
これが「自己免疫疾患」であり、バセドウ病もそのひとつです。
上図のように、甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が亢進する病気です。
バセドウ病では特殊な「抗体」が作られ、これが甲状腺を刺激して、過剰に甲状腺ホルモンを分泌させてしまいます。
病気の発生には複数の原因が関与しており、バセドウ病に罹患している方の15%くらいには家族内に同じ病気の方も多く、遺伝的な要因も関与していると考えられています。
しかし、そればかりではなく、出産などの大きな体内環境の変化後に発症することもあり、このような遺伝的ではない要因も発症に関与の可能性があり、原因特定が困難な病気とされています。
カイロプラクティックを受けると、バセドウ病が治るということは申し上げられませんが、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態だと、交感神経を過剰に刺激されます。
カイロプラクティックでは、関節を矯正することで、神経機能を高めることができるという側面からサポートします。
また、姿勢ケアや血液検査に基づいた栄養指導も行っています。
自律神経の働き
自律神経には2種類があり、体を休める時に優位になる副交感神経と、活動する時に優位になる交感神経があります。
通常は、夜はリラックスする副交感神経、朝から日中は交感神経が優位になるといったように、生活の色々な場面に合わせて無意識に切り替えが出来ています。
人間の体は心臓が脈を打ち、血液をポンプのように押し出し、全身に血液が行き渡るようになっています。
心臓が血液を押し出す力の強さのことを血圧といいますが、血圧の高い、低い、
気持ちが緊張したり興奮したり、リラックスしたり、
体温の上昇、下降、
筋肉の緊張、弛緩、
呼吸の早い、遅い、
消化の抑制、活発、
発汗の増加、低下、
血管の収縮、拡張、
などの機能は自律神経によってコントロールされています。
しかし、自律神経が働かないと、それぞれのコントロールができないので、気持ちも不安定になったり、
朝起きづらい、立ちくらみ、吐き気、消化不良、高血圧や低血圧、発汗の異常、などの体の症状が出たりします。
施術の流れ
詳細は、「施術の流れ」のページをご覧ください。
お役に立てましたら幸いです。
ファミリーカイロプラクティック三鷹院
院長:佃 隆 副院長:佃 美香