肩の痛み

肩の痛みとは

肩の痛みとは、肩関節やその周辺の筋肉、腱、靭帯に生じる痛みや不快感の総称です。四十肩・五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎や、肩の腱板損傷、筋肉の緊張による痛みなど様々な原因があります。人間の肩関節は上腕骨、肩甲骨、鎖骨の3つの骨で構成され、複雑な構造を持っています。

日常生活での腕の動きが制限され、特に腕を上げる動作や後ろに回す動作で強い痛みを感じることが特徴的です。整形外科新患調査によると、肩関節周囲炎の新患数は年間約2,141件で全体の2.5%を占めています。また、日本人の約10人に1人が一生のうちに五十肩を経験するとされており、特に40歳を過ぎた人の2～3割から多い統計では2/3の人に発症するとされています。腱板断裂については、2015年時点で推定有病者数が1,900万人とされ、50歳以上の26.6%に腱板断裂が認められています。この症状により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

肩の痛みを放置すると、関節の可動域がさらに制限され、最終的には肩が完全に固まってしまう凍結肩の状態になる可能性があります。日常生活での基本的な動作である着替え、洗髪、歯磨きなどが困難になり、仕事や趣味活動にも大きな支障をきたします。また、痛みによる睡眠不足が続くことで体調不良や精神的なストレスが蓄積し、生活の質が著しく低下する恐れがあります。長期間放置すると筋肉の萎縮が進行し、肩関節の機能が永続的に失われる可能性もあります。さらに、痛みをかばうことで他の部位への負担が増加し、首や背中の痛みを併発することも少なくありません。

肩の痛みの原因

開院以来、当院には肩の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、肩の痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

肩の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肩の痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、肩関節の可動域減少や肩周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、それが肩の痛みとなります。デスクワークやスマートフォンの使用により、肩や首の筋肉が緊張し続けることで痛みが発生します。年齢を重ねることで肩関節周辺の組織が硬くなり、血流が悪化することで炎症が起こりやすくなります。また、スポーツや仕事での繰り返し動作により、肩の腱や筋肉に過度な負担がかかることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩の痛みなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な改善にはならず、長期使用による副作用のリスクがあります。また、薬の効果が切れると痛みが再発することが多く、対症療法に留まります。

注射療法

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射が必要になる場合があります。また、感染や組織損傷のリスクも伴い、根本的な解決にはつながりません。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。また、不適切な運動により症状が悪化する可能性もあり、専門的な指導が不可欠です。

肩の痛みを改善するために

まずはあなたの肩の痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肩の痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肩関節の可動域検査、肩甲骨周辺の筋肉の状態、頸椎の動き、全身の姿勢分析、神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

肩の痛みのQ＆A

肩の痛みは自然に治りますか？

軽度の肩の痛みは自然治癒することもありますが、放置すると慢性化や可動域制限が進行する可能性があるため、早期の適切な対処が重要です。

肩の痛みがある人がやってはいけないことは？

無理に腕を上げる動作や重いものを持つこと、痛みを我慢して同じ姿勢を続けることは避けるべきです。また、急激な運動も症状を悪化させる恐れがあります。

四十肩と五十肩の違いは何ですか？

基本的には同じ疾患で、発症年齢により呼び方が変わります。正式には肩関節周囲炎と呼ばれ、40代で発症すれば四十肩、50代なら五十肩と言われます。

肩の痛みはどのくらいの期間続きますか？

個人差がありますが、一般的に数ヶ月から1年程度続くことが多いです。適切な治療を受けることで回復期間を短縮できる可能性があります。

マッサージは効果がありますか？

筋肉の緊張による痛みには効果的ですが、炎症が強い急性期には悪化させる可能性があります。症状に応じた適切なアプローチが必要です。

冷やすべきか温めるべきかどちらが良いですか？

急性期の炎症が強い時は冷却、慢性期の筋肉の硬さには温熱が効果的です。症状の段階に応じて使い分けることが重要です。

肩の痛みと首の痛みは関係がありますか？

密接な関係があります。首や肩甲骨周辺の筋肉の緊張が肩の痛みを引き起こすことが多く、総合的なアプローチが必要です。

運動はした方が良いですか？

適度な運動は血流改善や筋力維持に効果的ですが、痛みが強い時期や不適切な運動は症状を悪化させる可能性があります。専門家の指導下で行うことが重要です。

肩の痛みは遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質や骨格の特徴、生活習慣などが家族間で似ることにより、同様の症状が現れやすい傾向はあります。

再発を防ぐ方法はありますか？

正しい姿勢の維持、適度な運動習慣、ストレス管理、定期的なメンテナンスケアなどが再発予防に効果的です。根本原因への対処が重要です。

肩の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと肩の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。