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側弯症とマッサージの効果、3つの落とし穴

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こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院院長の佃です。

背中の曲がりを指摘されて側弯症と向き合う中で、揉んでもらえば少しは楽になるのではと考える方はとても多いです。

でも、その期待に対して本当のところはどうなのか、正直にお伝えしたいと思います。

院長:佃 隆

今日は側弯症とマッサージの関係について、臨床でよくいただく質問をもとにお話ししていきます

目次

側弯症とマッサージの相性を正直にお話しします

まず結論からお伝えすると、マッサージには一定の役割がありますが、それだけで背骨の曲がりそのものを変えることは難しいというのが実際のところです。ここでは、なぜそう言えるのか、臨床の現場で見てきたことをもとに順を追ってお話しします。

「楽になった」は本当に改善のサインなのか

施術を受けた直後に、体が軽くなったように感じることは珍しくありません。それは決して気のせいではなく、硬くなった筋肉がほぐれることで血流が良くなっているからです。

ただし、この感覚は背骨のねじれや湾曲そのものが変化した結果ではないことが多いのです。あくまで筋肉というやわらかい組織への働きかけであり、骨格の構造にまでは届いていないというのが実情です。

翌日や数日後に、また元の張り感が戻ってきた経験はありませんか。それは決して施術の腕が悪いわけではなく、根っこの部分が変わっていないからなのです。

揉んでもすぐ戻ってしまう本当の理由

側弯症では、背骨が横に曲がるだけでなく、ねじれも同時に起きていることがほとんどです。このねじれによって、体の左右で筋肉の使われ方に極端な差が生まれます。

片側だけが常に引っ張られて硬くなる状態が続くため、その場所だけをほぐしても、原因である骨格のバランスが変わらない限り、また同じ場所が硬くなってしまいます。

つまり、痛みや張りは結果であって、原因ではないということです。ここを取り違えてしまうと、いつまでも同じ場所への対処を繰り返すことになりかねません。

マッサージだけに頼るときに知っておきたいこと

マッサージ自体を否定したいわけではありません。ただ、側弯症という繊細な状態に対して行う場合には、いくつか気をつけていただきたい点があります。

  • 強すぎる圧をかけると、かえって筋肉や関節に負担をかけてしまうことがある
  • side弯によって左右差が大きい部分に、左右均等な力で施術をすると余計にバランスを崩すことがある
  • 痛みが強く出ている場合は、炎症を悪化させてしまう可能性もある
  • 成長期のお子さんの場合、骨や筋肉が発達段階にあるため特に慎重な対応が必要になる

こうしたリスクを踏まえると、まず必要なのは、自分の側弯症がどのタイプで、どこに負担が集中しているのかを正確に把握することだと考えています。

原因や状態を分からないまま施術を受け続けても、望んでいる変化にはなかなかたどり着けません。

対処法にはそれぞれ得意なことと限界がある

側弯症への向き合い方は一つではなく、それぞれのアプローチに得意な部分と、届かない部分があります。ここで一度整理してみましょう。

対処法期待できること限界
マッサージ筋肉の緊張緩和、一時的な痛みの軽減骨格の湾曲そのものは変化しにくい
経過観察進行度合いの把握積極的な改善にはつながらない
装具療法成長期の進行抑制長時間の装着による生活への負担
手術療法高度な湾曲への根治的対応身体への負担、術後の生活制限

こうして並べてみると、どの方法にも一長一短があり、大切なのは自分の状態に合わせて組み合わせを考えることだと分かっていただけるのではないでしょうか。

私自身、7歳のときの事故がきっかけで長い間体調不良に悩まされ、色々な方法を試してきた経験があるからこそ、この点は強くお伝えしたいのです。

原因を特定することがすべての出発点になる

側弯症の原因は一つではなく、姿勢のクセや筋肉のアンバランス、神経系の働きなど、複数の要因が絡み合っていることがほとんどです。

だからこそ、マッサージを続けるにしても、まずは自分の背骨や筋肉、神経がどのような状態にあるのかを検査によって明らかにすることが欠かせません。

原因が分からないまま同じ場所を揉み続けるのと、原因を把握した上で必要な部分に働きかけるのとでは、その先の結果に大きな差が出てきます。

一人で抱え込まず、まずは相談してみませんか

ここまで読んでくださったあなたは、きっと自分や大切なご家族の体のことを真剣に考えている方だと思います。その気持ちは、決して大げさなものではありません。

マッサージは体をほぐす手段として悪いものではありませんが、側弯症そのものに向き合うためには、まず何が原因で、どこに負担が集中しているのかを知ることが先決です。

私たち夫婦も、それぞれ子どものころに体の不調で長い時間苦しんだ経験があるからこそ、原因の分からないつらさがどれほど心細いものかを理解しているつもりです。

side弯症の悩みは、周りに理解してもらいにくく、一人で抱え込んでしまいがちです。だからこそ、迷ったときはどうか一人で我慢せず、専門家に相談してみてください。

あなたの体に合った向き合い方を一緒に見つけていくお手伝いができれば、これほど嬉しいことはありません。

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院長:佃 隆

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