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側弯症と診断されたら日常生活で今すぐできる5つのこと

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学校の検診で「側弯の疑いがあります」という通知が届いたとき、あなたはどんな気持ちでしたか。整形外科でコブ角の数値を伝えられた後、「経過観察でいいですよ」と言われて帰宅したはいいけれど、「じゃあ、家で何に気をつければいいの?」という疑問が頭の中をぐるぐると駆け巡っている方も多いのではないでしょうか。

仕事や家事で毎日忙しい中、それでもお子さんのために自分で調べようとしたその行動力は、本当にすばらしいと思います。その一歩が、お子さんの将来を大きく変えることにつながるかもしれません。このページでは、側弯症と向き合う毎日の中で、姿勢・睡眠・運動・学校生活のそれぞれについて、33年間・33万人以上の臨床経験をもつカイロプラクターの立場から、できるだけ具体的にお伝えしていきます。

院長:佃 隆

私自身、7歳のときに野球のバットが頭に当たる事故で頚椎椎間板ヘルニアになり、8年以上にわたって頭痛・めまい・短期記憶の消失など、様々な症状を抱えてきました。中学生のときにカイロプラクティックに出会ったことで人生が好転し、それがカイロプラクティックの道に進んだ原点です。また、私自身もねこ背に悩んでいた時期があります。だからこそ、「病院では経過観察と言われたけれど、本当にこのままでいいのか」という不安の重さが、人一倍わかるつもりです。一人で抱え込まず、ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います

目次

側弯症とは、背骨がどんな状態になっているのか

まず基礎から確認しておきましょう。正面から見たとき、背骨は本来まっすぐ一直線に並んでいます。ところが側弯症では、背骨がS字やC字のように横方向に曲がり、さらに椎骨がねじれる回旋変形も同時に起きているのが特徴です。

特に多いのは、小学校高学年から中学時代の思春期に発症する思春期特発性側弯症で、全体の約80〜90%を占めます。女性が男性の5〜8倍多く発症するというデータがあり、原因が特定できないため「特発性」と呼ばれています。曲がりの程度はコブ角という角度で表され、10度以上で側弯症と診断されます。

大切なのは、側弯症は放置しても自然に治ることはなく、成長期には進行するリスクがあるという事実です。「軽度だから大丈夫」と安心してそのままにしていると、中度に進行してしまうケースも少なくありません。早い段階で正しく向き合うことが、将来の選択肢を守ることにつながります。

日常の姿勢で意識してほしいこと

背骨の状態を悪化させないうえで、日々繰り返す姿勢の習慣はとても大きな影響をもちます。ただし「姿勢を気をつければ治る」という過度な期待は禁物で、あくまで悪化の予防と症状の軽減を目的に考えてください。当院では「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」として体系化した姿勢ケアを、マンツーマンでお伝えしています。施術との相乗効果が生まれることで、より大きな改善につながっていきます。

座っているときの注意点

デスクワークや勉強中に長時間座っているとき、背中が丸くなって骨盤が後ろに傾く姿勢(いわゆるねこ背)になっていませんか。この姿勢は背骨全体に余分な負荷をかけてしまいます。

椅子に座るときは骨盤を立てることを意識して、坐骨(お尻の下の骨)でしっかり座面を押すようにしてみてください。背もたれには寄りかかりすぎず、画面は目の高さに合わせると首や背中への負担が減ります。また、脚を組む癖は左右の骨盤のバランスを崩す原因になりますので、できるだけ控えるようにしましょう。30〜45分に一度は立ち上がって軽く体を動かすことも効果的です。

立っているときの重心配分

レジの列に並んでいるとき、キッチンに立っているとき、無意識のうちに片足に体重を乗せていることはありませんか。片足重心は骨盤を傾け、背骨の曲がりを助長してしまいます。

両足に均等に体重を分散させて立つことを意識してみてください。荷物を持つときも、片方の肩だけにかけ続けるのではなく、こまめに左右を入れ替えるようにしてください。通学・通勤時のバッグはリュックサック(両肩がけ)が左右均等に荷物の重さを分散できるため、最も背骨にやさしい選択です。

スマホ・パソコンの使い方

スマホを操作するとき、画面を見下ろす角度が大きいほど首と背骨にかかる負担は増大します。目の高さに近い位置で持つように心がけてください。パソコン作業でも画面の高さを調整するだけで、上半身全体の緊張がずいぶん変わってきます。こうした小さな習慣の積み重ねが、長い目で見ると大きな差につながっていきます。

睡眠中の姿勢と寝具の選び方

1日の3分の1近くを過ごす睡眠中の姿勢も、背骨の状態に影響を与えます。理想的なのは仰向けで寝ることで、背骨が自然なカーブを保ちやすくなります。うつ伏せで寝る習慣がある方は、首をどちらかに向けたまま長時間過ごすことになるため、頚椎から胸椎にかけての歪みを促してしまいます。

枕の高さは頭から首のラインが一直線になる高さが基本です。高すぎても低すぎても、頚椎のカーブが崩れて背骨全体のバランスに悪影響を及ぼします。マットレスは柔らかすぎると体が沈み込んで背骨が曲がった状態が続きやすいため、適度な硬さのあるものを選ぶことをお勧めします。当院では睡眠時の姿勢や寝具の選び方についても、一人ひとりの状態に合わせてアドバイスをしています。

運動・体操との向き合い方

「運動してもいいの?」「部活は続けられる?」これは側弯症と診断されたお子さんや親御さんから、最もよくいただく質問のひとつです。結論から言うと、軽度から中等度であれば、多くの運動は続けることができます。ただし、注意が必要な動作も存在します。

推奨される動き

背骨を支える体幹の筋肉、具体的には背筋と腹筋をバランスよく鍛えることは、側弯の進行を抑えるうえで理にかなっています。水泳は全身を均等に使うため、背骨への偏った負荷が少なく、昔から推奨されることが多い運動です。ウォーキングも全身のバランスを整えながら体を動かせるので、無理なく取り入れやすいでしょう。

注意が必要な動き

体を強くねじる動作や、片側にだけ大きな負荷がかかる運動は注意が必要です。また、重量物を持ち上げる動作で背骨に急激な圧力がかかることも避けた方が賢明です。「側弯症だからすべての運動を禁止する」という発想は適切ではなく、運動を制限しすぎると筋力が落ちてむしろ背骨を支える力が弱まってしまいます。あなたのお子さんの状態に合った動き方を知ることが、何よりも大切です。

やってはいけないことを整理すると

ここまでお伝えしてきた内容を踏まえて、特に注意していただきたいことを整理します。いずれも「絶対にダメ」というよりは、「繰り返し続けることで背骨への負担が積み重なる」という視点で捉えてください。

  • 長時間、脚を組んで座り続けること
  • 片足に体重を乗せたまま長時間立ち続けること
  • うつ伏せ寝を習慣にすること
  • 片方の肩だけに重い荷物をかけ続けること
  • 背骨を強くねじる動作を繰り返すこと
  • 「痛みがないから大丈夫」と判断して経過を放置すること
  • ネット情報だけを参考に自己流のストレッチや体操を続けること

最後の項目については特に注意が必要です。「このエクササイズを毎日やれば治る」という情報がインターネット上にあふれていますが、側弯症の原因や状態は一人ひとり異なります。あなたのお子さんの状態に合っていない方法を続けることが、かえって症状を悪化させてしまうリスクもあります。

「経過観察」で何もしないのは、本当に正しいのか

病院で「軽度だから経過観察でいいですよ」と言われたとき、多くの親御さんは安心する一方で、「でも、何もしなくていいの?」というモヤモヤを感じると思います。正直に言うと、その違和感は正しいと私は思っています。

経過観察とは「今すぐ手術や装具が必要な段階ではない」という意味であって、「そのままにしていても問題ない」という意味ではありません。当院には「経過観察と言われてから数ヶ月間何もしなかったら、コブ角が進んでしまった」という経験を持って来院される方が後を絶ちません。

また、「身長の伸びが止まれば側弯の進行も止まる」と言われることがありますが、当院の臨床例では20歳を超えてから側弯の角度が少しずつ進んでいるというケースも多く見られます。生活環境の変化・加齢・筋力不足・間違った姿勢の理解など、複数の要素が絡み合って進行することがあります。身長がストップして病院での治療が終了した方にも、当院のケアはお役に立てます。

これは歯科矯正と同じ考え方です。虫歯がなくても歯並びを整えるのは、将来の負担を減らすためです。痛みがなくても背骨の矯正を行うことには、将来の健康を守るという明確な意味があります。

装具と手術について知っておいてほしいこと

最近では、SNSやYouTubeで側弯症の手術体験を発信する方が増えています。「手術してもいろんなことができているから安心して」というメッセージは気持ちが楽になる面もある一方で、「装具はしたくないけど、進行したら手術すればいい」と安易に考えてしまうお子さんも実際にいらっしゃいます。情報源が偏ると判断も偏ってしまいます。

手術については、総額250万円前後の費用がかかることが多く、脊髄や神経へのリスクもゼロではありません。また、手術で挿入された金属のネジやロッドは基本的に抜去できないため、コンタクトスポーツへの参加が難しくなったり、カイロプラクティックなどの施術が受けられなくなるなど、将来の選択肢が狭まってしまいます。

装具についても注意が必要な点があります。装具をしているからといって、その装具に首を預けるように体を預けてしまい、逆にねこ背が進行していくケースも少なくありません。装具はあくまで補助的なツールであり、筋力や姿勢の維持を同時に行うことが大切です。

コルセットや手術を回避したい方、また現在装具を使用しながらも「このままでいいのか」と感じている方には、特に当院のケアをお勧めしています。

側弯症が改善することで、広がる選択肢

側弯症と向き合うことは、単に「背骨を治す」ということではありません。思春期は人生の中でもとりわけ大切な時期です。勉強に集中できること、好きな部活を続けられること、おしゃれを楽しめること、海外留学にチャレンジできること。背骨の状態が整うことで、これらの選択肢がひとつひとつ広がっていきます。

学生の内にしかできない経験は、数え切れないほどあります。成長期の背骨の矯正は、健康面における最も重要な選択のひとつです。「まだ大丈夫」と先延ばしにするのではなく、今できることを今始めることが、未来のお子さんへの最大のプレゼントになります。当院には小学生・中学生・高校生も多く通院しており、それぞれの年代に合わせたケアを行っています。

当院のカイロプラクティックが側弯症にどう働きかけるか

側弯症の原因は、レントゲンに写っている背骨だけにあるわけではありません。背骨はもちろん、骨盤・頭・首・肩・股関節など、全身のバランスが背骨の状態に影響しています。当院では、これら全身をカイロプラクティックの手技によって整えることを大切にしています。

アメリカやカナダのカイロプラクティック院でスタンダードとされている、医学知識に基づいた包括的な検査を行うのも当院の特徴のひとつです。姿勢・筋肉・神経・関節・バイタルの5つの視点から、82箇所にわたる検査を行い、結果を見える化した上で一人ひとりのケア計画を立てます。「なんとなく通う」ではなく、「なぜこのケアが必要なのか」を納得した上で施術を受けていただけます。

実際に14歳の男性のケースでは、整形外科でコブ角17.3度と診断された後、8ヶ月間のカイロプラクティック施術を通じて12.0度まで改善した臨床例があります(結果には個人差があります)。軽度・中度・重度、どの段階であっても、できることは必ずあります。

また、施術と並行して「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」による日常の姿勢ケアをマンツーマンでお伝えすることで、施術の効果をご自宅でも持続させることができます。この取り組みは、姿勢に関する書籍として廣済堂出版から2冊の著書にまとめており、多くの方に実践いただいています。

さらに当院には、整形外科医・内科医・産婦人科医・精神科医・救急救命医などの医師をはじめ、看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士とそのご家族も多数通院されています。医療に携わるプロフェッショナルが家族を連れてくる院として、その信頼を大切にしています。

迷ったら、まず検査から始めてみてください

「うちの子の側弯は軽度だから、まだいいかな」「どこに相談すればいいかわからない」そんな状態で迷っているのであれば、まずは当院の包括的な検査を受けてみることをお勧めします。背骨の状態だけでなく、全身のバランスや姿勢の癖、筋肉や神経の状態まで丁寧に調べることで、今何が起きているのか、何ができるのかが明確になります。

検査を受けてから施術をするかどうかを決めていただいて構いません。まずは「知ること」から始めてみてください。

この記事を読んでいるあなたへ

忙しい毎日の中でここまで読み進めてくださったこと、本当にありがとうございます。お子さんのために情報を集め、少しでもよい選択をしようとしている姿勢は、すでに大切な一歩です。

側弯症は、正しく向き合えば必ず選択肢があります。「痛みがないから大丈夫」「経過観察と言われたから」と一人で判断せず、ぜひ気軽に声をかけてください。どんな小さな疑問でも、一緒に考えていきます。あなたとお子さんが、笑顔で学校生活を送れるよう、全力でサポートします。

三鷹にある当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:佃 隆

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