
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!
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休院日
「子どもが側弯症と診断されたけど、何かできることはないかな」と調べ始めた方、まずその行動力、本当に素晴らしいと思います。仕事や家事で忙しい毎日の中、それでもお子さんのために時間を作って情報を探してくれている、そのお気持ちがとても伝わってきます。
今日は、側弯症とヨガの関係について、カイロプラクターとして33年間・のべ33万人以上の施術に携わってきた私の視点からお話しさせてください。
「ヨガをやれば改善するの?」「悪化しない?」と不安を抱えたまま調べているお気持ち、とてもよくわかります。ぜひ最後まで読んでみてください。


「ヨガで背骨の歪みが治る」という情報も「ヨガはやってはいけない」という情報も、どちらもネット上に溢れていますよね。私自身も中学生のころからねこ背に悩んできた経験があります。カイロプラクティックに出会って人生が変わったからこそ、今日ここで正直にお伝えしたいことがあります
まず基本的なところから確認しておきましょう。背骨は正面から見ると本来まっすぐな構造をしています。ところが側弯症では、背骨がS字やC字のように左右に曲がり、さらに背骨自体がねじれを伴った状態になっています。日本では約250万人から375万人がこの状態にあると推定されており、思春期の女性に特に多く見られます。
原因が特定できない「特発性側弯症」が全体の約8割を占めていますが、大事なのは背骨だけが問題ではないということです。側弯症は、背骨の歪みとともに、骨盤・頭・首・肩・股関節、さらには神経や内臓の働きにまで全身に影響が及ぶことがある症状です。レントゲンに写っている背骨の角度だけを見て判断するのでは、全体像を見逃してしまうことがあります。
ヨガが側弯症に良いと言われるのには、それなりの根拠があります。呼吸を意識しながら身体を動かすヨガは、筋肉の柔軟性を高め、体幹を整える効果が期待できます。日々の姿勢への意識が高まるという点でも、セルフケアとして一定の意味があると感じています。「ヨガを始めてから姿勢が気になるようになった」「身体が軽くなった気がする」という声は患者さんからも聞くことがあります。
ただし、ここでひとつ正直にお伝えしたいことがあります。ヨガは側弯症に「効果的な場合がある」ものではありますが、「どんな側弯症にも同じように効く万能な方法」ではありません。これが、臨床の現場で積み重ねてきた私の正直な実感です。
背骨が歪んでいる状態でむやみにポーズを取り続けることが、かえって身体に負担をかけるケースがあります。側弯症のある方が特に気をつけた方がいいとされている動きがいくつかあります。
たとえば、腰や背中を大きく反らせる後屈系のポーズ、身体をひねるねじりのポーズ、体側を大きく伸ばす側屈系の動き、逆立ちのような逆転のポーズなどは、背骨にねじれがある状態では症状を悪化させる可能性があります。ヨガ教室で「みんなと同じポーズをしなければ」というプレッシャーを感じてしまうお子さんも少なくありませんが、今の自分の身体の状態を理解し、状態に合わせて調整することが何よりも大切です。
側弯症といっても、背骨がどの方向にどの程度曲がっているかは一人ひとり違います。右なのか左なのか、腰椎なのか胸椎なのか、S字型なのかC字型なのかによって、身体に合うアプローチはまったく異なります。
「側弯症にはこのポーズが効く」という一般論をそのまま当てはめることが、実は最も危険な落とし穴のひとつです。
自分の歪みの方向や程度を知らずにヨガを行うことは、方向感覚のない状態でハンドルを切るようなものです。まずは現状を正確に把握すること、そこから始めることが改善への近道だと考えています。


病院で「軽度だから経過観察でいいですよ」と言われた方、多いですよね。私のところにも、「経過観察のまま放置していたら進行してしまった」という方がたくさんいらっしゃいます。経過観察というのは、何もしなくていいということではありません。
側弯症は成長期に特に進行しやすい症状です。コブ角が10度台のうちに適切に対処することと、20度・30度になってから動き出すことでは、改善のスピードも可能性もまったく違ってきます。「痛みがないから大丈夫」と思われている方も多いのですが、側弯症は痛みがない段階でも着々と進行することがある症状です。ヨガを取り入れること自体は悪いことではありませんが、それだけで安心してしまうのは少し危険です。
また最近では、SNSやYouTubeで「手術をしてもいろいろできるから大丈夫」と発信しているインフルエンサーの方も増えています。そういった情報だけに触れていると、「装具はしたくないけど、進行したら手術すればいいか」と安易に考えてしまうお子さんもいらっしゃるほどです。情報の偏りは、時として大切な判断を誤らせることがあります。どうか、多角的な視点で情報を集めてほしいと思います。
私はよく「歯科矯正」に例えてお話しします。歯並びが乱れていても、痛みがなければ放置する方は少ないですよね。将来の負担を減らすために、今できることをやっておく。それが歯科矯正の本質です。背骨の矯正も同じです。
側弯症が改善していくことで、子どもたちの選択肢は大きく広がります。勉強に集中できる、部活で思い切り動ける、おしゃれを楽しめる、留学に挑戦できる。学生時代にしかできない経験を、身体の問題で諦めてほしくない。そのために、成長期の今、背骨と向き合うことは健康面における最も重要な選択のひとつだと私は本気で思っています。
当院には小学生・中学生・高校生のお子さんも多く通院しています。コルセットや手術を回避したいとお考えの方はもちろん、装具をつけながら通院されている方もいらっしゃいます。装具は正しく使えば効果的ですが、装具に首をのせてしまい、逆にねこ背が進行してしまうケースも少なくありません。装具を使っていることに安心しすぎず、身体全体のバランスを整えることが大切です。
「身長が止まれば側弯症の進行も止まる」とよく言われます。たしかに一般的にはそのように言われているのですが、当院の臨床例では20歳を超えてから側弯の角度が少しずつ進んでしまったとのことで来院される方が非常に多くいらっしゃいます。
生活環境の変化・加齢・筋力不足・間違った姿勢の習慣など、複数の要素が重なることで、成人以降も側弯が進行することがあります。「病院での治療は終わった」と言われた方にとっても、当院は選択肢のひとつになれると考えています。できる限り進行する可能性を減らし、今の身体の状態を維持・改善するためのお手伝いをしています。
当院では、背骨だけを見るのではなく、骨盤・頭・首・肩・股関節を含めた全身をカイロプラクティックの手技で整えます。側弯症の原因はレントゲンに写っている背骨の角度だけではなく、全身のバランスの崩れにあることがほとんどです。ひとつの部位にだけ着目した施術では、根本的な改善には届きにくいのです。
また、施術と並行して、私が2冊の書籍にまとめた「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」を活用し、日常生活でできる姿勢ケアをマンツーマンでお伝えしています。施術で整えた身体を、日常生活の中でも維持できるよう習慣化していただくことで、相乗効果が生まれます。産後の骨盤矯正の改善例も豊富にあり、子育て中のお母さん方にも安心してご来院いただいています。
当院の検査は、医学知識に基づいており、アメリカやカナダのカイロプラクティック院ではスタンダードとされている包括的なものです。姿勢・関節・筋肉・神経・バイタルの5つの視点から状態を数値化し、「なんとなく曲がっている気がする」ではなく、データとして現状を可視化します。
整形外科医・内科医・産婦人科医・精神科医・救急救命医など、医師や看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士とそのご家族も多数通院してくださっています。専門知識を持つ方々が選んでくださっていること、それが当院の検査と施術への信頼の証だと感じています。
私自身、子どもの頃からねこ背に悩んできました。7歳のときに頭に野球のバットが当たる事故を経験し、その後8年間にわたって頸椎椎間板ヘルニア・頭痛・めまい・体調不良など、外科・内科を問わず様々な症状に苦しみました。中学生のときにカイロプラクティックに出会い、症状が改善されたことが今の私の原点になっています。
オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学士号を取得し、帰国後に三鷹院を開院。姿勢改善メソッドを確立し、廣済堂出版より姿勢に関する書籍を2冊出版してきました。「背骨の状態が変わると、人生が変わる」ということを、患者さんの側だったときも、施術者の側になってからも、ずっと実感し続けています。
側弯症のある方がヨガを取り入れる前に、ぜひ確認しておいてほしいことがあります。まず、病院でレントゲンを撮り、コブ角の数値と歪みの方向を把握しているかどうか、これが出発点です。次に、ヨガのインストラクターに側弯症があることを伝え、自分の状態に合わせた指導が受けられる環境かどうかを確認しましょう。ヨガ中に痛みや違和感を感じた場合はすぐに中止することも大切です。
ヨガは正しく活用すれば、側弯症と向き合ううえでの心強いパートナーになりえます。ただしそれは、自分の身体の状態を正確に理解したうえでのことです。「まずは自分の今の状態を知る」、これが何より大切なステップです。
迷ったら、まずは当院で姿勢・筋肉・神経などの包括的な検査を受けることをお勧めします。初回は問診と検査に集中するため、70分ほどのお時間をいただいています。三鷹駅から徒歩2分、完全予約制で待ち時間もありません。「ヨガをやっているけど効果を感じにくい」「病院で経過観察と言われてそのまま」という方も、ぜひ一度いらしてください。
お子さんの背骨のことで不安を抱えながら、一人で調べ続けるのは本当に大変なことだと思います。でも、今日ここまで読んでくれたということは、きっと何かを変えたいという気持ちの表れだと思います。その気持ちを大切にしてください。私たちはいつでも、あなたとお子さんの相談を受け止める準備ができています。一人で抱え込まず、ぜひ気軽に声をかけてください。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。