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側弯症にストレッチは効果ある?やってはいけないNG動作とは

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お子さんの側弯症のこと、仕事や家事の合間に一生懸命調べてくださっているんですね。忙しい毎日の中でも、お子さんのために時間を作って情報を集めようとする姿勢は、本当に素晴らしいことだと思います。その行動力が、お子さんの将来を守る第一歩になります。

この記事では、側弯症に対するストレッチの効果と、知っておかなければならない注意点、そして「ストレッチだけでは届かない部分」についてお話しします。

院長:佃 隆

学校検診でお子さんの側弯症を指摘されてから、「自宅でできることをしてあげたい」と検索する親御さんのご相談を、日々たくさん受けています。ストレッチへの期待は理解できますし、間違ってもいません。ただ、やり方と目的を正しく理解した上で行ってほしい——それが、33年間で33万人の施術に向き合ってきた私の正直な気持ちです

目次

そもそも側弯症とはどんな状態なのか

背骨は正面から見たとき、本来まっすぐに並んでいるものです。ところが側弯症では、この背骨がS字やC字のように左右へ曲がり、同時にねじれも生じます。日本では10度を超える側弯症は全体の約2〜3パーセントに見られ、人口に換算すると250万人から375万人ほどが該当するとされています。

特に思春期の女子に多く、発症者の約8割は原因がはっきりしない「特発性側弯症」です。成長期に進行しやすいため、早期発見と適切な対応がとても重要になります。

「機能性」と「構築性」で対応がまったく違う

側弯症には大きく分けて2種類あります。姿勢の悪さや筋肉のアンバランスから起こる「機能性側弯」と、背骨そのものに変形が生じている「構築性側弯」です。この違いを理解しておくことが、ストレッチの効果を正しく判断するうえでとても大切なポイントになります。

機能性側弯は、身体を横にするとカーブが消えることが多く、柔軟性の改善や筋バランスの調整によって変化が期待できる状態です。一方、構築性側弯では骨や関節に変形が伴うため、ストレッチだけで根本を変えることはできません。

ストレッチが期待できること、できないこと

ストレッチには、身体に対して確かに良い作用があります。緊張した筋肉をほぐして血流を改善したり、背骨まわりの柔軟性を維持したりする点では、側弯症のセルフケアとして意味があります。ただし、「ストレッチで背骨のカーブそのものがまっすぐになる」かどうかは、状態によって大きく異なります。

軽度の機能性側弯であれば、適切なストレッチと姿勢改善の組み合わせで症状の進行を抑えたり、筋肉の左右差を緩和したりする効果が期待できます。ただし、コブ角が大きくなっている構築性側弯に対しては、ストレッチだけでは対応しきれないのが現実です。

ストレッチで期待できる主な作用

ストレッチが側弯症に与えるプラスの影響を整理すると、次のように考えられます。まず、背骨まわりの筋肉が硬くなると、背骨への負担がさらに増してしまいます。ストレッチによって筋肉の柔軟性を維持することは、こうした悪循環を防ぐことにつながります。次に、側弯がある身体では左右の筋肉に強弱の差が生まれやすいため、弱い側を意識したストレッチを続けることで筋バランスの改善が期待できます。そして、腰痛や背部痛といった二次的な症状の緩和にも、ストレッチは有効に働くことがあります。

ストレッチでは届かない部分とは

一方で、ストレッチが直接働きかけることのできない部分もあります。背骨の骨自体のゆがみや回旋、椎間板への圧迫、神経系への影響は、筋肉を伸ばすだけでは変えることができません。側弯症の根本には「骨格のゆがみ」と「神経系の調整の乱れ」が関係していることが多く、この部分へのアプローチなしに症状を本質的に変えることはとても難しいのです

重要なのは、レントゲンに映る背骨だけが問題なのではないということです。骨盤のゆがみ、頭や首の位置、肩や股関節のバランスなど、全身のつながりの中で側弯症は起きています。そのため、背骨だけを見るのではなく、全身を包括的に整えていく視点が必要です。

やってはいけない逆効果なストレッチがある

側弯症の方が自己流でストレッチを行うとき、もっとも気をつけてほしいのが「逆効果になるやり方」の存在です。せっかく毎日続けていたのに、かえって痛みが増してしまったというご相談も少なくありません。

特に注意が必要な動き

側弯症の状態では、背骨が既にねじれを伴っています。そこへ強い回旋(ねじり)を加えると、本来動かすべきでない方向に負担がかかり、炎症や痛みを引き起こすことがあります。また、反動をつけた勢いのある動きや、左右を均等に同じ時間・強度で行うやり方も問題になることがあります。側弯がある場合、身体の左右はそもそも対称ではないため、均等なアプローチは逆に非対称を強める可能性があるのです。

自己流で行う前に、できれば専門家に現在の状態を確認してもらい、自分の側弯の方向やタイプに合ったアプローチを教えてもらうことをおすすめします。

「経過観察」のままで本当にいいの?

学校検診で側弯症を指摘されると、病院では軽度であれば「経過観察」と言われることがほとんどです。でも、経過を観察するだけで、積極的に何かをするわけではない——そのもどかしさの中で、「せめてストレッチだけでも」と検索する方がとても多いのです。

その気持ちは、私もよく分かります。経過観察中こそ、積極的にできることがあります。骨格のゆがみを整えること、日常の姿勢を見直すこと、身体の左右バランスを意識したケアを続けること。歯並びが気になったとき、痛みがなくても早めに歯科矯正を始めるのと同じように、背骨のゆがみも痛みが出る前に整えておくことで、将来の負担を大きく減らすことができるのです。

コルセットや手術を回避したいなら、今が動くタイミング

「まだ軽度だから大丈夫」と様子を見ていると、成長期に一気に進行してしまうケースがあります。コルセットや手術という選択肢を避けたいなら、背骨のゆがみが進む前に手を打つことが何より重要です。当院には、まさにその段階で来院され、装具や手術を回避できた方が数多くいらっしゃいます。

最近ではSNSやYouTubeで「手術してもいろんなことができる」という発信が増えています。もちろんそれ自体は否定しません。ただ、そうした情報だけに触れていると、「進行したら手術すればいい」と安易に考えてしまうお子さんが出てきているのも事実です。選択肢は広く持ちながら、できることを先にやっておくという視点を忘れないでほしいのです。

側弯症が改善すると、子どもの選択肢が広がる

側弯症を早期にケアすることは、単に「背骨をまっすぐにする」だけにとどまりません。姿勢が整うことで、集中力が上がって勉強がはかどることもあります。部活動でのパフォーマンスが向上したり、おしゃれな服が似合うようになったり、憧れていた留学に挑戦できる体力がついたり。成長期にしか得られない経験を、背骨の問題で諦めてほしくない——それが、私が毎日施術に向き合う理由のひとつです。

学校生活を思いっきり楽しんで、学生のうちにしかできないことに全力で取り組める身体をつくる。成長期の背骨のケアは、健康面における最重要な選択のひとつだと、私は本気でそう思っています。

成長が止まっても側弯症は進行することがある

「身長が止まれば側弯も進まなくなる」と医師から言われ、病院での治療が終了した方もいらっしゃるかもしれません。確かに成長期と比べれば進行のスピードは落ちますが、当院の臨床例では20歳を超えてから少しずつ角度が進んでしまったという方が多く来院されています。

生活環境の変化、加齢による筋力の低下、長時間のデスクワーク、そして間違った姿勢への理解不足——こうした複数の要因が重なることで、成人してからも側弯が進行することがあるのです。また、装具をつけていることで背骨を「預けて」しまい、逆にねこ背が進んでしまうケースも少なくありません。装具はあくまで補助であり、身体自身の力を高めることと並行して行うことが大切です。

当院のアプローチが他と違う理由

当院では、背骨だけを見る施術は行っていません。骨盤、頭、首、肩、股関節など全身をカイロプラクティックの手技で整えることで、身体全体のバランスを根本から変えていきます。側弯症は背骨だけの問題ではなく、全身の構造と神経系が深く関わっているからです。

さらに、施術の効果をより長く持続させるために、「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」を用いたマンツーマン指導を行っています。これは私が2冊の書籍にまとめた日常生活での姿勢ケアのメソッドで、「施術を受けるだけ」ではなく「日常生活から姿勢を変える」ことで、相乗効果が生まれます。通院と日常ケアを組み合わせることで、施術の効果がより定着しやすくなるのです。

医師や医療従事者も信頼して通院する院

当院には、整形外科医・内科医・産婦人科医・精神科医・救急救命医などの医師をはじめ、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士の方々、そしてそのご家族も多数通院されています。医療の知識を持つ方々が選んでくださっていることが、当院の施術に対する信頼の証だと感じています。

アメリカ・カナダでスタンダードな包括的検査を実施

「まず何を調べればいいかわからない」という方にも安心していただけるよう、当院では医学知識に基づいた包括的な検査を行っています。姿勢、筋肉、神経系を多角的に評価するこの検査は、アメリカやカナダのカイロプラクティック院ではスタンダードな方法です。まずは現在の状態を正確に把握することから始めましょう。

院長自身もねこ背に悩んだひとり

少し私自身のことをお話しさせてください。私は7歳のとき、頭に野球のバットが当たる事故を経験しました。その後、頚椎椎間板ヘルニアをはじめとする神経・血液の循環障害から、頭痛、めまい、車酔い、短期記憶の低下など、外科的・内科的な不調を8年間抱えて生活していました。

中学生のときにカイロプラクティックに出会い、その経験がすべてを変えました。私自身がねこ背で悩み、背骨のゆがみが全身に与える影響を身をもって知っているからこそ、今こうして側弯症に悩む方々のお力になりたいと思っています。オーストラリアのマードック大学でカイロプラクティックの学位を取得し、姿勢改善のメソッドを確立して書籍も2冊出版してきました。すべては、同じ悩みを持つ方に「変われる」という希望を届けたいからです。

ストレッチの先に、本当の改善をめざしてほしい

ストレッチは決して悪いものではありません。継続できるセルフケアとして取り入れる価値は十分にあります。ただ、ストレッチはあくまで「補助的なケア」であり、側弯症の根本にある骨格のゆがみや神経系の問題には、より専門的なアプローチが必要です。

一人で悩んでいても、なかなか答えは出ません。迷ったときは、どうかひとりで抱え込まずにご相談ください。小学生から高校生のお子さん、そして大人の側弯症に対しても、33年間・33万人の臨床実績を積んできた当院が、全力でお力になります。あなたとお子さんにとっての最善の選択を、一緒に考えていきましょう。

三鷹にある当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:佃 隆

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