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側弯症で手術を勧められた中高生の親御さんへ

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こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃 隆です。最近、「背骨のゆがみを指摘されて不安になっている」「手術を勧められて迷っている」という相談が、とても増えてきました。もしかすると、いまこの記事を読んでいるあなたも、同じような状況かもしれませんね。

病院で側弯と診断されてから、インターネットでいろいろ調べれば調べるほど不安が大きくなっていく。そんなときに、「本当に手術しかないのかな」「他にできることはないのかな」と考えて、このページにたどり着かれたのではないでしょうか。特にお子さんのこととなると、なおさら慎重になりますよね。

この記事では、側弯に悩む方やご家族に向けて、「手術だけではない選択肢」と「専門的な検査にもとづいたカイロプラクティックケア」について、できるだけわかりやすくお伝えします。詳しい症状解説は側弯症のページにもまとめていますので、読み終わったあとに、ゆっくり目を通してみてください。

院長:佃 隆

病院での説明だけでは見えてこない部分を、臨床現場のリアルな視点からお伝えしたいと思います

目次

側弯で手術を考え始めるとき、何が一番不安なのか

まず最初に触れておきたいのは、多くの方が「手術そのもの」以上に、不確かな未来への不安を抱えているということです。手術をしたほうがいいのか、それとも今は様子を見たほうがいいのか、この判断がとにかく難しいと感じている方が本当に多いのです。

たとえば、レントゲンで角度が大きいと言われると、「もう元には戻らないのかな」とショックを受けますし、一方で「まだ経過観察でいいでしょう」と言われると、「何もしなくて本当に大丈夫なのか」と心配になります。どちらにしても、すっきりしないまま時間だけが過ぎてしまうことが少なくありません。

しかも、成長期のお子さんの場合は「今が一番進みやすい時期ですよ」と言われることも多く、手術を急ぐべきなのか、もう少し他の方法を試してみるべきなのか、親御さんの心は常に揺れ動いているはずです。この「答えが見えない状態」が、実は一番しんどいところなのだと思います。

「痛みが少ないから大丈夫」というわけではない

側弯で厄介なのは、痛みが強くない段階でも、背骨のカーブだけは静かに進行していくことがある点です。見た目の左右差や、背中の盛り上がりに気づいても、痛みが少ないとどうしても後回しにしてしまいがちです。

しかし、変形が進んでから慌てて対策をしても、できることには限界が出てきます。将来的な呼吸機能や腰痛、姿勢のクセなどを考えると、「痛みが少ないうちに、どこまで環境を整えられるか」が、その後の人生の快適さに大きく関わってきます。

だからこそ、「いま対処する価値があるのか」「どの程度の変形でどんなリスクがあるのか」を、数字だけではなく、生活や将来の姿までイメージしながら一緒に考えていくことが大切だと感じています。

手術は「必要な人には必要」だからこそ冷静に選びたい

ここで誤解してほしくないのは、手術そのものを否定したいわけではまったくないということです。角度や症状、呼吸機能などを総合的に見て、「このままでは確実に困る未来がやってくる」というケースでは、外科的な矯正が命や生活を守る選択になることもあります。

実際に、適切なタイミングで手術を受けたことで、身体の負担や精神的なストレスから解放されて、その後の人生がぐっと楽になったという方もたくさんいます。問題は、「本当はもう少し違う選択肢を検討できたのに、情報が少ないまま流れで決めてしまった」と後悔してしまうケースです。

だからこそ、手術が視野に入っている段階で、一度立ち止まって「今、身体が本当に求めているサポートは何なのか」を整理してみることが、とても重要だと考えています。同じ側弯でも、体質や生活スタイル、価値観によってベストな選択は変わってきます。

どんな人が「手術以外の方法」を探し始めるのか

日々の臨床の中で感じるのは、「手術と言われたから怖くて逃げている」というよりも、「できることはやり切ったうえで納得して決めたい」という前向きな方が多いということです。その気持ちは、同じ親としてもとてもよくわかります。

たとえば、学校検診で背骨のゆがみを指摘された中学生や高校生と、その親御さん。あるいは、若いころに経過観察で終わってしまったけれど、40代、50代になってから腰痛や呼吸の苦しさが強くなり、改めて相談に来られる方。このように、年代も背景もさまざまです。

共通しているのは、「ただレントゲンの角度だけで判断されたくない」という思いと、「日常生活を少しでも快適にしたい」というシンプルな願いです。スポーツを続けたい、仕事を続けたい、好きな服を気兼ねなく着たい。どれも、とても大事なモチベーションです。

親御さんが感じているリアルな悩み

親御さんの立場からすると、手術を決断するにも、しないにも、それぞれに責任の重さを感じてしまいます。だからこそ、「これでよかった」と将来の自分が思える選択をしたいのだと思います。

「学校生活に支障が出ないか」「術後の痛みはどれくらい続くのか」「スポーツに復帰できるのか」「成長への影響はないのか」。こうした具体的な疑問が次々に湧いてきますが、診察室の短い時間では、どうしても聞ききれないこともあります。

そこで、第三者の専門家として、そして同じ親として、もう少しじっくりと話を聞いてくれる場所を探して、当院のようなカイロプラクティックの治療院にたどり着く方が多いのです。迷っている段階で相談することには、大きな意味があります。

当院が大切にしている「5つの視点」の検査

ファミリーカイロプラクティック三鷹院では、まず「徹底した検査」からスタートすることを、とても大事にしています。いきなり施術に入るのではなく、体全体のバランスや神経の状態、生活習慣などを丁寧に見ていくことで、ようやく一人ひとりに合った戦略が見えてくるからです。

具体的には、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの五つの観点から、現在のお身体の状態を数値化・可視化していきます。これは、単に背骨の角度だけを見るのではなく、「なぜそのゆがみ方になっているのか」「どこが一番負担になっているのか」を探るためのプロセスです。

たとえば、骨格そのもののねじれだけでなく、筋肉の緊張パターンや、体の使い方のクセが重なって、見た目の左右差が強く出ているケースも少なくありません。こうした背景を抜きにして矯正だけを考えてしまうと、本当の意味での改善にはつながりにくくなってしまいます。

レントゲン画像や検診結果も踏まえたうえで考える

病院で撮影したレントゲンやMRI、学校検診の結果などをお持ちいただいた場合は、それらも含めて一緒に整理していきます。同じ画像でも、見る視点が変わると感じ方も変わるものです。「この角度ならもうダメだ」と思っていた方が、「ここからできることがまだある」と表情を変えることもあります。

ここで大切なのは、「角度だけで未来が決まるわけではない」ということを知っていただくことです。もちろん、医学的な基準は尊重しながら、その人の生活や価値観にとって何がベストなのかを一緒に考えることが、私たちの役割だと感じています。

そのうえで、カイロプラクティックでサポートできる部分と、整形外科の先生と連携したほうがいい部分を、できるだけわかりやすくお伝えするよう心がけています。情報が整理されると、不思議と心のモヤモヤも落ち着いてくるものです。

カイロプラクティックでどこまでサポートできるのか

よくご質問をいただくのが、「曲がった背骨はまっすぐに戻るのか」という点です。正直にお伝えすると、すでに大きく変形してしまっている骨そのものを、完全に元通りの形にすることは、カイロプラクティックだけでできることではありません。

しかしだからといって、「何も変えられない」というわけではありません。背骨を支えている筋肉や靱帯、関節の可動性、神経の働き方を整えることで、見た目や動きやすさ、痛みの出にくさを改善できるケースはたくさんあります。これが、私たちが日々臨床で見ている変化です。

特に成長期のお子さんの場合は、まだ柔軟性が残っている分だけ、姿勢や動きのパターンを整えることで、変形の進み方にブレーキをかけられる可能性があります。すでに手術が視野に入っているケースでも、「そこに至るまでの時間をどう過ごすか」は、身体づくりによって大きく変えられるのです。

世界基準の技術と、日本の生活に合わせたアレンジ

当院では、オーストラリアの大学で学んだ世界標準のカイロプラクティックをベースに、日本の生活環境や体格に合わせて、できるだけ負担の少ない施術を提供しています。強くひねったり無理に音を鳴らしたりすることが目的ではありません。

小学生からご高齢の方まで幅広い年代の方に対応できるよう、それぞれの体力や不安に寄り添いながら、刺激量や方法を調整しています。特に思春期のお子さんは、身体だけでなく心のケアも非常に大切な時期ですので、同性のカイロプラクターをご希望いただくことも可能です。

施術に加えて、日常生活で気をつけたい座り方や寝方、学校生活や仕事中にできるセルフケアなどもお伝えし、「治療院での時間」だけでなく「家での時間」をどう使うかまで含めてサポートしていきます。

日常生活で意識してほしいポイント

側弯に悩んでいる方からよく相談されるのが、「どこまで動いていいのか」「やってはいけないことは何か」という点です。極端に怖がって動かなさすぎても、逆に無理をしすぎても、どちらも身体には良くありません。

基本的には、急激なねじり動作や、片側だけに大きな負担がかかる動きはできるだけ避けたいところです。一方で、呼吸をしっかり使いながら体幹を支えるような運動や、左右のバランスを意識したストレッチなどは、むしろ積極的に取り入れたい要素になります。

スポーツに関しても、「絶対にダメ」というものは少なく、その人の背骨の状態や筋力、競技レベルによって判断が変わります。一緒にリスクとメリットを整理しながら、できるだけやりたいことを続けられる道を探していくことが大切です。

ご家族がサポートできること

側弯は、本人だけが頑張る問題ではありません。特にお子さんの場合、ご家族の理解とサポートによって、心の負担が大きく変わります。結果だけを見て一喜一憂するのではなく、「できていること」にも目を向けてあげる視点が、とても大切だと感じています。

たとえば、検査や通院にコツコツ通えていること、姿勢を気をつける意識が少しずつ育っていること、呼吸やストレッチの習慣が身についてきていること。こうした積み重ねは、目には見えにくいですが、将来の身体にとって大きな財産になります。

ご家族自身も、一人で抱え込みすぎないようにしてほしいと思います。専門家や同じ経験を持つ人たちと情報を共有しながら、「うちだけの問題ではない」と感じられるだけでも、心が少し軽くなるはずです。

「手術をしない」と決める前に、そして「受ける」と決めたあとにも

ここまで読んでくださったあなたは、おそらく「どうするのが一番後悔の少ない選択なのか」を真剣に考えている方だと思います。だからこそ最後にお伝えしたいのは、「どんな選択をするとしても、その前後をどう過ごすかがとても重要」ということです。

もし「今は手術をしない」という選択をするのであれば、その期間をただ不安に過ごすのではなく、「身体づくりの時間」として有効に使っていきましょう。姿勢や筋力、呼吸のパターンを整えておくことは、将来の変形や痛みのリスクを減らすうえで、必ずプラスに働きます。

一方で、しっかり悩んだうえで「手術を受ける」と決めた場合も、その前後のケアによって、回復のスピードや術後の生活の質は大きく変わります。体力をつけておくことや、神経系の働きを整えておくことは、手術後のリハビリをスムーズに進めるうえでも、とても意味があります。

迷っている段階だからこそできること

いちばん大切なのは、「まだ決めきれない今この瞬間」にできる行動を知ることだと考えています

検査も受けずに怖さだけで先延ばしにしてしまうのか、それとも、今の状態をきちんと把握して、できる範囲から一歩を踏み出すのか。この違いが、数年後、数十年後の身体の状態に大きな差を生み出します。

手術を受ける受けないに関わらず、「自分の身体の状態を自分で理解している」という感覚は、これからの人生を前向きに生きるための土台になります

そのためのパートナーとして、私たちカイロプラクターをうまく使っていただけたら、とても嬉しく思います。

佃 隆から、同じ世代のあなたへ

1977年生まれの自分自身も、もうすぐ50代に差しかかる年齢になってきました。若いころには気にならなかった身体のクセや疲れが、年々はっきりしてきたと感じるのは、きっとあなただけではないはずです。

自分は子どものころ、頭に大きな怪我をして、その後何年も続いた不調をきっかけにカイロプラクティックの世界に入りました。その経験があるからこそ、「痛みや不調を我慢しながら過ごす時間のつらさ」が、少しはわかるつもりです。

背骨の問題は、放っておいて勝手に良くなるものではありませんが、適切に向き合えば、今よりもずっと楽に生きられる可能性を秘めています。側弯も同じです。「もう手遅れかもしれない」と感じている方にも、できることはまだ残されています。

一人で答えを出そうとしなくて大丈夫です

この記事では、手術か保存療法かといった「二択」の話ではなく、「あなたとご家族にとって納得のいく道を一緒に探しましょう」というメッセージを込めました。正解は一つではありませんし、状況によっても変わっていきます。

だからこそ、「こんなこと聞いてもいいのかな」と思うような小さな疑問でも、遠慮なく相談してほしいと思っています

検査だけ受けてみたい、今の状態を第三者の目で評価してほしい、病院で言われたことの意味を整理したい。どんなきっかけでも構いません。一人で悩み続けるよりも、誰かと一緒に考えるだけで、必ず見えてくる景色が変わってきます。

ファミリーカイロプラクティック三鷹院は、あなたとご家族が安心して話せる場所でありたいと考えています。気になることがあれば、どうぞいつでも扉を叩いてください。

三鷹にある当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:佃 隆

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