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そのサプリメント、側弯症に本当に効果ありますか?

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こんにちは、ファミリーカイロプラクティック三鷹院の佃隆です。今日は院に寄せられるご相談の中でも、特にお母さま方から多くいただく質問についてお話しさせてください。

お子さまの健康診断や整形外科の受診で背骨の曲がりを指摘されたあと、栄養面から何かできることはないかと考え、側弯症のためにサプリメントを取り入れようかと調べている方は、実はとても多くいらっしゃいます。ドラッグストアやインターネットを見れば、骨や姿勢をサポートすると謳う商品がずらりと並んでいますし、飲むだけで少しでも改善につながるなら試してみたいと思うのは、親として、あるいはご自身のこととして、ごく自然な気持ちだと思います。

院長:佃 隆

栄養を見直すことに意味はあるのか、それだけで背骨の曲がりが治るのか、33年間の臨床経験から正直な立場でお話しします

先にお伝えしておくと、栄養状態を整えることは決して無駄ではありません。ただ、それだけを頼りにしてしまうと、本当に見つけるべき原因から目をそらしてしまう危険もあるのです。今日はその理由を、できるだけ分かりやすくお伝えしていきますね。

目次

栄養補給だけで背骨の曲がりは改善するのか

まず結論からお伝えすると、栄養素の不足を補うことと、すでに生じてしまった骨格のねじれをまっすぐに戻すことは、まったく別の話だという点を押さえておく必要があります。骨や筋肉の材料が整っていることは大切な土台ですが、土台が整っただけで建物の傾きが自然に直ることはありませんよね。それと同じで、栄養を整えることは体づくりの下支えにはなっても、すでに曲がってしまった背骨そのものを引き戻す力にはなりにくいのです。

医療の現場でも意見が分かれている理由

実際、国内の整形外科分野の専門機関でも、サプリメント全般について、科学的に効果がはっきり証明されたものは多くないものの、まったく効果がないと断言できるものでもない、という慎重な立場が取られています。側弯症に関しても同じで、思春期特発性側弯症のお子さんはビタミンDの血中濃度が低い傾向にあるという報告がある一方、それを補ったからといって背骨のカーブの進行が止まるとまで結論づけられた研究は、まだ十分にそろっていないのが実情です。つまり、栄養不足と側弯症のあいだに何らかの関連はありそうだけれど、それを補えば治るという単純な話ではない、というのが今の科学の到達点だとご理解いただくのが誠実だと思います。

側弯症の方に知っておいてほしい栄養素の役割

とはいえ、まったく気にしなくていいというわけでもありません。特に成長期のお子さまや、骨密度が気になる年代の方にとっては、次のような栄養素が体づくりの土台として役立つと考えられています。

  • 骨の材料になるカルシウムと、その吸収を助けるビタミンD
  • 骨だけでなく筋肉や神経の働きにも関わるマグネシウム
  • カルシウムを骨へ届ける働きをサポートするビタミンK2
  • 筋肉や靭帯の材料となるたんぱく質全般

これらは特別な魔法の成分ではなく、本来は日々の食事の中でバランスよく摂ることが望ましい、いわば体の基本を支える栄養素です。サプリメントはあくまで食事で不足しがちな部分を補う手段であって、それ自体が背骨の歪みを治療するものではないということを、まず正しく理解しておいていただきたいのです。

年代によって気をつけたいポイントが違います

成長期のお子さまであれば、骨の成長そのものを支える栄養バランスが大切ですし、成人になってから側弯症による痛みや姿勢の左右差に悩んでいる方であれば、筋肉の柔軟性や血流を保つための栄養が重要になってきます。さらに年齢を重ねて骨密度の低下が気になる方の場合は、骨折リスクを下げる意味でもカルシウムやビタミンDの摂取が見直されることがあります。年代や状態によって優先すべき栄養素は変わってくるため、自己判断でまとめて摂取するよりも、専門家に相談しながら進めるほうが安心だと感じます。

できることできないこと
骨や筋肉の材料を体に補給するすでに曲がった背骨を元の位置に戻す
成長期の骨づくりを下支えする側弯症の根本原因そのものを取り除く
骨密度の低下を緩やかにするコルセットや専門施術の代わりになる

サプリメントより先に考えてほしいこと

私自身、7歳のときに事故がきっかけで頚椎椎間板ヘルニアになり、その後8年間にわたって頭痛やめまい、車酔い、原因のはっきりしない体調不良に悩まされ続けた経験があります。当時、体に良いと言われるものはひととおり試しましたが、本当の意味で回復に向かえたのは、表面的な栄養補給ではなく、体の構造的な原因にしっかり向き合ってもらえたときでした。だからこそ、栄養を見直すこと自体は前向きな取り組みだと思う一方で、それだけで安心してしまうのはもったいないと強く感じています。

側弯症は、姿勢の崩れや関節の可動域の制限、筋肉や筋膜の左右差、神経系のバランスなど、複数の要因が積み重なって背骨のねじれとして表れてくるものです。栄養状態を整えながら、同時に構造的な原因を見つけて対処していくことこそが、遠回りのようで実は一番の近道になると、これまでの33年間、33万人を超える臨床の中で実感してきました。

当院で行っている根本原因を探るアプローチ

当院では、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルという5つの視点から、なぜその方に側弯が生じているのかを丁寧に確認するところから施術を始めています。栄養は体づくりの土台として大切にしつつ、それと並行して構造そのものにアプローチすることで、お子さまの成長期の側弯症であればコブ角の変化を追いながら経過を見守り、大人の変性側弯症であれば痛みや左右差の軽減を目指していくという、両輪でのサポートを心がけています。

栄養を見直すことは、体づくりの第一歩としてとても意味のあることです。ただ、それだけで側弯症そのものが根本から改善するわけではないということも、正直にお伝えしておきたいと思います。私たち夫婦は、自分自身が原因のはっきりしない体調不良に長く苦しんだ経験があるからこそ、同じように悩む方の力になりたいという思いでこの仕事を続けてきました。栄養面のケアと合わせて、ぜひ一度、背骨の曲がりの本当の原因がどこにあるのか、専門家と一緒に確認してみませんか。一人で抱え込まず、いつでもお気軽にご相談くださいね。

三鷹にある当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:佃 隆

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