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【20代女性向け】側弯症がまた曲がってきたと感じたら読む記事

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側弯のゆがみや痛みがつらいとき、ちゃんと向き合おうとするだけでもすごくエネルギーがいりますよね。いまこの記事を読もうとしている時点で、すでに一歩前に進もうとしている自分を少し認めてあげてほしいなと思います。側弯症という名前がつくことで、自分だけの特別な異常ではなく、多くの人が共通して抱えている状態なんだと知れるだけでも、少しホッとする部分が出てきます。

院長:佃 隆

言葉にして整理していくことで不安は少しずつ輪郭がはっきりし、対処できる部分とそうでない部分が見えてきます

目次

側弯という「概念」が心を少し楽にする理由

症状に名前がつくことには、怖さと同時に安心感もあります。なんとなく「自分だけがおかしい」と感じていた違和感が、側弯という一つの枠組みの中で説明できるようになると、「そういう体のタイプなんだ」と受け止めやすくなるからです。言語化し、概念として捉え直すことで、漠然とした不安が少しずつ具体的な心配ごとに変わり、対策も立てやすくなります。

もちろん、名前がついたからといって痛みや角度がすぐに変わるわけではありません。それでも、「世界中に同じことで悩んでいる人がいる」「医学的にも知られている状態なんだ」と知るだけで、孤独感は確実に和らぎます。自分だけの特別な失敗ではなく、一般化されている現象として捉えられることは、心にとって大きなクッションになります。

ここで大切なのは、「診断名=ゴール」ではないということです。側弯と名前がついた瞬間に未来が決められるわけではなく、そこから先の選択やケアによって、体の感じ方や生活の質は大きく変わっていきます。名前を知ることは終わりではなく、むしろスタートラインに立った、くらいの感覚でいてもらえたらと思います。

調べようとしたあなたの行動力はすでに大きな一歩

側弯の症状がつらいとき、多くの人は「何も見たくない」「このままやり過ごしたい」という気持ちになります。そんな中で、スマホやパソコンを開き、検索して、このページにたどり着いたあなたは、それだけでもものすごい行動力の持ち主です。しんどさの中で情報を探すのは、本当にエネルギーがいることだからです。

調べ始めると、専門用語や怖くなるような情報も目に入ってきます。それでもページを閉じず、今ここまで読み進めている。これは、「自分や家族のためにできることがあるなら知りたい」という前向きな気持ちそのものです。結果がどうであれ、その姿勢はしっかり評価していいと本気で思っています。

もしかするとあなたは、「不安になって検索しているだけで、何もできていない」と感じているかもしれません。でも、現実から完全に目をそらしてしまうのと、「怖いけれど知ろうとしている」のとでは、未来の選択肢がまったく違ってきます。今やっていることは、確実に意味のある一歩です。

ストレスと側弯が影響し合う悪循環とは

心の状態と体の状態は、お互いに深く影響し合っています。ストレスがかかると、交感神経が優位になり、筋肉が固まりやすく、呼吸も浅くなりがちです。そうなると、背骨の周りの筋肉や筋膜も力みやすくなり、本来の動きが制限されてしまいます。これは側弯がある無しに関わらず起こる反応ですが、すでにカーブがある人には特に影響が出やすくなります。

すでに背骨にカーブがあるところへ、精神的なストレスが続き、体がずっと緊張モードのままだと、一部の筋肉だけが過剰に頑張る状態になりやすくなります。そうすると、体がさらに傾いて見えたり、痛みが強くなったり、「角度が進んでしまったのでは」と不安が増してしまうこともあります。ストレスが直接骨を曲げるというより、筋肉や姿勢を介してじわじわ影響していくイメージです。

逆に、背骨の角度が変化し、鏡に映る姿や写真のシルエットが自分のイメージと離れていくと、それ自体が大きなストレスになります。「このまま進んだらどうなるんだろう」「手術が必要になったらどうしよう」といった将来への不安が頭から離れなくなり、心も体も休まらない状態が続いてしまうことも少なくありません。こうして、ストレスが体を固め、体の変化がストレスを増やすという悪循環が生まれがちです。

他人からの一言が心に刺さる瞬間

「姿勢悪いよ」「背中丸まってるよ」といった、他人の何気ない一言が胸に突き刺さることもあります。自分なりに気をつけてきたつもりでも、外からそう言われると、「そんなにひどく見えていたのか」とショックを受けてしまいますよね。自分が認識していた姿勢と、他人の目から見える姿が違うと、人は強いストレスを感じます。

特に側弯があると、肩の高さやウエストライン、肋骨の出方など、服の上からでも左右差が見えやすくなります。写真を撮ったときに初めて自分の歪みに気づいて、言葉を失ってしまう方も多いです。その瞬間のストレスは、「ただの気にしすぎ」「性格の問題」ではありません。身体の変化と自己イメージがずれることで誰にでも起こりうる、ごく自然な心の反応です。

大事なのは、そのストレスを「自分が弱いからだ」と責めないことです。他人の言葉を重く受け止めてしまうのは、それだけ真面目で、周りとの関係や印象を大事にしている証拠でもあります。その繊細さは、体と向き合うときに必ずプラスに働く力にもなります。

悪循環を少しずつ緩めていくためにできること

ストレスが体を固め、体の状態がストレスを強くする。このサイクルを完全にゼロにすることは、正直なところ現実的ではありません。でも、「少しでも緩める」「同じ強さで続かないようにする」ことは、今の状態でも十分に目指していけます。そのためには、心と体の両方からアプローチしていく視点が欠かせません。

例えば、短い時間でもいいので深く息を吐くことに集中してみる、湯舟に浸かる時間だけはスマホを置いておく、信頼できる人に今の気持ちを正直に話してみる。こうした一見ささやかなことでも、交感神経のスイッチを少しだけオフにするきっかけになります。体の面でも、できる範囲で背骨をゆっくり動かしたり、筋肉をほぐすケアを取り入れていくことで、緊張の「クセ」を弱めていくことができます。

重要なのは、完璧を目指すのではなく、自分のペースで続けられる小さな一歩を積み重ねていくことです

その過程で、「今日は何もできなかった」と感じる日も必ず出てきます。でも、それも含めて人間らしいリズムです。大切なのは、ゼロか百かで自分を評価しないこと。「また明日から少しずつやればいいか」と、自分にやさしくツッコミを入れられる余裕が、心と体の両方を守ってくれます。

専門家と一緒に言語化していく意味

症状や不安を言葉にする作業は、一人でやろうとすると途中でしんどくなってしまうこともあります。自分の中だけで考えていると、どうしても同じところをぐるぐる回ってしまい、「結局何も分からない」という気持ちになりやすいからです。そんなときほど、第三者の視点が役に立ちます。

専門家と一緒に話をしながら、「これは側弯によるもの」「これはストレスが強く関わっていそう」「これは生活習慣の影響も大きい」といった具合に整理していくと、自分では気づけなかった切り口が見えてきます。そうすると、「全部が怖い」状態から、「ここは自分でも工夫できそう」「ここは医療やケアに頼ろう」と、現実的な作戦が立てやすくなります。

自分一人で全部抱え込まなくていいと分かるだけでも、心の負担はかなり軽くなります

一人で背負わず、安心して頼れる場所を持とう

ここまで読んでくださったあなたは、きっと真面目で、人一倍周りのことを考えている方だと思います。だからこそ、自分の不安やつらさを後回しにして、家族や仕事を優先してきたのではないでしょうか。それ自体はとても尊いことですが、そのまま自分をすり減らし続けてしまうと、いつか心も体も限界を迎えてしまいます。

側弯という言葉、ストレスという言葉、体の角度という数字。そのどれもが、「あなたという人間」を決めつけるラベルではありません。ただ、今の状態を一緒に理解していくための道具にすぎません。道具は、一人よりも誰かと一緒に使った方がうまく扱えることが多いですよね。体のことも同じです。

側弯とストレスの悪循環は、適切なケアと「一緒に考えてくれる人」の存在によって、必ず緩めていくことができます

ファミリーカイロプラクティック三鷹院では、症状の強さや角度だけを見て判断するのではなく、その人の背景や不安、生活のリアルな事情も含めて一緒に整理していくことを大切にしています。この記事を読んで、少しでも「自分のことかもしれない」と感じたら、どうか一人で抱え込まずに相談に来てください。あなたのペースを尊重しながら、心と体の両方に寄り添っていきます。

どんな小さな不安でも構いません。「こんなこと聞いていいのかな」と思うようなことほど、実は大事なサインだったりします。一緒に言葉にし、概念として整理しながら、今のあなたにとってベストな選択肢を探していきましょう。あなたからの一歩を、いつでもお待ちしています。

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院長:佃 隆

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