
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!
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休院日
「子どもが側弯症と言われたけど、何かできることはないかな」と思って、仕事や家事の合間に調べてくださっているあなた。その行動力、本当にすばらしいと思います。忙しい毎日の中で、お子さんのために一生懸命情報を集めようとする姿勢は、きっとお子さんの力になります。


当院にも「病院では経過観察と言われたけど、このまま何もしないのが不安で…」というご相談が、保護者の方からたくさん届きます。側弯症は、背骨だけの問題ではなく、全身のバランスに深く関わっています。だからこそ、正しい知識を持って早めに動き出すことがとても大切なのです。
今回は、33年間で33万人以上の臨床実績を積んできた院長の立場から、側弯症と筋トレの関係、そして当院が大切にしているアプローチについて、できるだけ分かりやすくお伝えします。


「筋トレをしていいですか?」という質問は、側弯症のお子さんをお持ちの保護者の方から本当によくいただきます。結論から言えば、やり方さえ正しければ筋トレはとても大切なセルフケアになります。ただ、何でも闇雲にやれば良いわけではない。今日はその「正しいやり方」と、筋トレだけでは届かない部分についても正直にお伝えします
側弯症というのは、背骨が左右にS字やC字に曲がり、同時にねじれも生じている状態です。「運動は控えたほうがいいのでは?」と思われる方も多いのですが、適切な筋トレは側弯症の進行を抑える大切な取り組みになります。背骨を支えているのは骨だけでなく、その周囲にある筋肉が姿勢を保ち、重力に抵抗する役割を担っています。
側弯症のある方は、左右の筋肉のバランスが崩れていることがほとんどです。だからこそ、適切な筋トレで体幹を安定させることが、背骨への負担を減らすことにつながるのです。ただし、ここで大切なのが「適切な」という言葉です。側弯症の状態に合わせた動きを選ぶことが、何より重要です。
筋トレを始める前に、まず自分(またはお子さん)の側弯症の状態を把握しておくことが大切です。背骨がどの方向に、どの程度曲がっているかによって、どの筋肉を優先して鍛えるべきかが変わります。正しい方向性なしに始めてしまうと、せっかくの努力が逆効果になることもあります。
側弯症の背骨の曲がりには「凸側(外側に出っ張っている側)」と「凹側(内側にへこんでいる側)」があります。多くの方が「凹んでいる側の筋肉が弱いから鍛えよう」と考えてしまうのですが、これが大きな落とし穴です。
凹側の筋肉をさらに強化すると、背骨の曲がりをさらに引き込んでしまい、側弯が悪化するリスクがあります。特定の部位だけを鍛えるのではなく、体幹全体をバランスよく安定させるトレーニングを選ぶことが基本です。
側弯症の重症度を示す「コブ角」の数値によっても、どこまで自分でトレーニングできるかの目安が変わります。コブ角が20度以下の軽度であれば、適切なセルフトレーニングを取り入れることができます。一方で中等度(25〜45度)以上の場合は、自己流で進めるよりも専門家の指導のもとで行うことを強くお勧めします。
ここでは、側弯症のある方が日常的に取り入れやすく、体への負担が少ないトレーニングを紹介します。共通するポイントは「体幹のインナーマッスルを意識すること」です。腹筋や背筋を力任せに鍛えるのではなく、体の深い部分にある小さな筋肉を活性化させることが目的です。
仰向けに寝て膝を立てた状態から、息をゆっくり吐きながらおへそを背骨に向けて引き込むようにお腹をへこませます。この状態を10〜15秒ほど維持してから、ゆっくり元に戻します。呼吸を止めないことが大切で、1セット5〜10回から始めてみましょう。体幹の中心にある腹横筋を鍛えることで、背骨を内側から支える土台を作ります。
うつ伏せの状態から肘とつま先で体を支え、体を一直線に保ちます。最初は20〜30秒から始めて、慣れてきたら少しずつ時間を延ばしましょう。腰が反ったり、お尻が上がったりしないよう注意してください。姿勢が崩れるくらいなら、時間を短くして正しいフォームを維持することを優先します。
横向きに寝て、肘と足の側面で体を支えます。体が一直線になるよう意識して、左右それぞれ20〜30秒ずつ行います。左右の感覚の違いに気づくこと自体が、体のバランスを知る貴重な機会になります。痛みを感じる場合はすぐに中止してください。
四つ這いの姿勢から、右腕と左脚を同時にまっすぐ伸ばして3〜5秒キープし、ゆっくり元に戻します。反対側も同様に行います。背骨が左右に揺れないよう、お腹に少し力を入れながら行うのがポイントです。体幹の安定と、背骨周辺の神経系の協調性を同時に鍛えることができます。
メニューと同じくらい大切なのが「やってはいけないこと」を知っておくことです。知らずにやってしまうと、せっかくの努力が逆効果になる可能性があります。
まず、背骨を強くねじる動作は避けてください。ゴルフのスイングや体幹の回旋を大きく使う動作は、変形した背骨に過剰な負担をかけます。次に、重いウエイトを使ったトレーニングも、側弯症のある方が自己流で始めるのは危険です。バーベルスクワットやデッドリフトなど、脊柱に縦の圧力がかかる種目は専門家の指導のもとで行うべきです。また、片側だけに負荷がかかるトレーニングを繰り返すことも、左右のアンバランスをさらに強化するリスクがあります。
ここは少し踏み込んでお話しします。筋トレで体幹が安定し、側弯症の進行を抑える効果は期待できます。姿勢が整いやすくなったり、腰痛や肩こりが楽になることもあります。でも、筋トレだけで背骨の曲がり(コブ角)そのものを大きく改善するのは難しいというのが現実です。
背骨の変形には、可動域の低下や神経系のアンバランスなど、筋肉の問題だけでは対処しきれない要因が複雑に絡み合っています。筋トレはあくまでも「サポート」であり、側弯症に対する根本的なアプローチは、背骨・骨盤・頭・首・肩・股関節といった全身の可動性の回復と神経系の正常化が中心になります。
病院で「まだ軽度だから経過観察でいいですよ」と言われると、少し安心する反面、「本当にこのまま何もしなくていいの?」という気持ちが残りますよね。その感覚は、正直とても大切だと思います。
歯の矯正は、将来の噛み合わせや歯並びの負担を減らすために、成長期に行いますよね。背骨の矯正も同じ考え方です。痛みがなくても、背骨のゆがみが進む前に整えておくことが、将来のコルセットや手術を回避することにつながります。特に小学生・中学生・高校生の成長期は、背骨にとって最も変化が大きく、最も介入効果が出やすい時期でもあります。
「身長が止まったから、もう側弯症の進行も止まった」と思われている方も多いのですが、当院の臨床例では、20歳を超えてから側弯の角度が少しずつ進んでしまったというケースで来院される方も少なくありません。生活環境の変化・加齢・筋力不足・間違った姿勢の習慣など、複数の要素が重なることで進行することがあります。だからこそ、できる限り進行の可能性を減らすお手伝いをしたいと考えています。
装具をつけているお子さんの中には、装具に体重を預けるような姿勢になってしまい、逆にねこ背が進行してしまうケースも少なくありません。装具はあくまでも補助具であり、それに頼り切ることで体幹が弱くなってしまうという皮肉な現象が起きることがあります。
また最近では、YouTuberが「手術をしてもいろんなことができているから安心して」と発信しているケースも増えています。情報源が偏ってしまうと、「装具はしたくないけど、進行したら手術をすればいい」と安易に考えてしまうお子さんも出てきています。手術は最終手段であり、できるだけ回避できるよう、今できることを積み重ねることがとても大切です。
側弯症が改善することで変わるのは、背骨の角度だけではありません。勉強に集中できるようになった、部活でのパフォーマンスが上がった、おしゃれを楽しめるようになった、留学に思い切って挑戦できた、そんな声を当院ではたくさん聞いてきました。
学生時代にしかできない経験がたくさんあります。背骨の状態がそれを左右しないよう、成長期の今だからこそできることを、一緒に考えていきたいと思っています。
当院では、側弯症の原因をレントゲンに映った背骨だけで判断しません。背骨はもちろん、骨盤・頭・首・肩・股関節まで、全身をカイロプラクティックの手技で整えるアプローチをとっています。なぜなら、背骨のゆがみは全身のバランスの結果として現れているからです。
また、施術だけで終わりにしないのも当院の特徴です。2冊の書籍にもなっている「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」をもとに、日常生活でできる姿勢ケアをマンツーマンでお伝えすることで、施術との相乗効果が生まれます。「院を出たあとの時間」にも、自分でケアできる力を身につけてもらうことが、当院の大切にしていることの一つです。
当院の検査は、姿勢・関節・筋肉・神経・バイタルといった項目を包括的に確認する内容です。アメリカやカナダのカイロプラクティック院でもスタンダードとして採用されている医学知識に基づいた検査方法であり、感覚だけに頼らない客観的な評価を大切にしています。整形外科医・内科医・産婦人科医・精神科医・救急救命医などの医師や、看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士、そしてそのご家族も多数通院しているのは、こうした姿勢が信頼につながっているからだと思っています。
私自身、中学生のころねこ背に悩んでいました。そのときにカイロプラクティックと出会い、姿勢が変わることで人生が大きく好転した経験があります。その体験がカイロプラクティック院を開院するきっかけになり、姿勢改善メソッドを確立し、書籍2冊の出版につながりました。だからこそ、成長期の姿勢ケアがいかに大切かを、誰よりも実感しています。
「うちの子はまだ軽度だし、大丈夫かな」「筋トレを始めてみたけど、これで合っているか不安」「コルセットや手術は避けたいけど、何をすればいいか分からない」。そんなふうに一人で抱え込んでいる方は、ぜひ一度当院の検査を受けてみてください。
現状を客観的に把握することが、最初の一歩です。仕事や家事で忙しい中、お子さんのために行動しようとしているあなたの気持ちに、しっかり応えたいと思っています。一人で悩まず、いつでも気軽にご相談ください。一緒に、お子さんの未来の選択肢を広げていきましょう。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。