
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!
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休院日
仕事や家事で毎日忙しいなか、お子さんのことが気になって自分で調べてここにたどり着いてくださったんですね。その行動力、本当にすごいと思います。「何かしてあげたい」という親心があるからこそ、こうして調べることができるのです。


学校健診で側弯症を指摘されたとき、「これは何をしてはいけないの?」「何が悪化につながるの?」と不安になるのは当然のことです。整形外科で「軽度だから経過観察で」と言われても、具体的に日常生活で何を気をつければよいかまで説明してもらえたという方は、残念ながらほとんどいません。
だからこそ、今日はそのモヤモヤをできる限り解消できるように、丁寧にお伝えしていきます。




私自身も中学生のころ、ひどいねこ背に悩んでいました。体の不調が続くなか、カイロプラクティックに出会ったことで人生が大きく好転した経験があります。その経験がこの仕事を始めたきっかけであり、「正しい情報を知ること」の大切さを誰よりも深く理解しているからこそ、今日この記事を書いています
「禁忌」とは医療現場でよく使われる言葉で、「やってはいけないこと」「避けるべきこと」を指します。ただ、側弯症における禁忌を正しく理解するには、まず側弯症そのものの特性を知っておく必要があります。背骨が左右に曲がり、同時にねじれも生じるこの症状は、ただ「曲がっている」というだけではなく、全身の筋肉・神経・関節に複合的な影響を与えています。大切なのは、「すべての人に共通する絶対的なNG」が存在するわけではないという点です。側弯の度合い、部位、年齢、生活背景によって、何が問題になるかは一人ひとり異なります。そのうえで、多くの方に共通して注意が必要な行動というものは確かに存在します。今回は日常生活・運動・治療という3つの軸で丁寧に解説していきます。
「特別なことはしていないのに、なぜか症状が進んでいく」という方に多く見られるのが、日常のちょっとした習慣の積み重ねによる影響です。側弯症がある場合、背骨のバランスがすでに崩れた状態にあるため、日常の何気ない姿勢がその歪みをさらに助長してしまうことがあります。毎日の小さな積み重ねが、じわじわと背骨に影響を与えていくのです。
猫背や横座り、足を組む習慣、片方の肩だけにバッグをかけるといった姿勢の崩れは、背骨にかかる左右の負荷を偏らせます。学校での授業中やスマートフォンを見る時間など、長時間にわたって同じ不良姿勢を続けることは、側弯症の進行リスクを高める要因のひとつとして見逃せません。1時間に一度は姿勢を意識して整える習慣を作ることが、日々のケアの基本になります。
重いランドセルやリュックを毎日背負う場合、その重心が偏ると背骨への影響が積み重なります。特に成長期のお子さんは骨格が柔軟な分、荷物の偏りによる影響を受けやすい状態にあります。両肩で均等に荷重を支えるリュックタイプが基本ですが、荷物の重さそのものを見直すことも大切です。
じつは意外と多いのが、「ランドセルやリュックを床に置くと汚れるから」という理由で、ずっと背中や体の前で持っていたり、手で持ち続けたりしているケースです。
気持ちはよく分かりますが、荷物を長時間持ち続けることは、肩や背骨への偏った負担につながります。「多少の汚れはOK」と割り切ることも、体のためには大切な考え方です。
どうしても汚れが気になる場合は、自宅では床に専用のシートやマットを敷いて置き場所を作ること、外出時にも折りたたんでバッグに入れられる小さなシートを携帯しておくことで、荷物をこまめに下ろす習慣が作りやすくなります。子どもの体を守るための小さな工夫が、長い目で見ると大きな差になっていきます。
寝姿勢は一日の中で最も長く保たれる姿勢です。うつぶせ寝は首と腰に大きなねじれを生じさせ、横向き寝も左右どちらかに体重が偏ることで、背骨のバランスに影響を与えます。仰向けで寝ることを基本とし、適切な枕の高さを選ぶことが理想です。
「側弯症があるから運動してはいけない」と思い込んでいる方がいますが、それは正確ではありません。適切な運動は筋肉を整え、背骨を支える力を養うために重要です。ただし、種目や動かし方によっては症状への悪影響が懸念されるものがあるのも事実です。何でもNGというわけではなく、「どのような動きが問題になりやすいか」を知って選択することが大切です。部活や習い事を続けたいお子さんを持つ親御さんにこそ、ぜひ知っておいてほしい内容です。
ゴルフのスイング、野球のバッティング、テニスのサーブなど、体幹を大きくひねる動作が繰り返されるスポーツは、すでに歪みのある背骨にさらなる負担をかける可能性があります。完全に禁止する必要はない場合もありますが、フォームや練習量については慎重に考える必要があります。
ネットで見つけた「側弯症に効く」というストレッチや筋トレを、専門家への確認なしに行うことには注意が必要です。背骨が曲がっているからといって、力任せに反対方向に引き伸ばすようなストレッチは、筋肉や関節に不必要な負荷をかけるリスクがあります。「曲がっているから逆に伸ばせばいい」という単純な発想は危険で、一人ひとりの状態に合わせたアプローチが必要なのです。
コブ角が高度になっている場合や、手術後の方には、柔道・ラグビー・アメフトなど直接体がぶつかるスポーツは実質的に行いにくくなります。手術によって背骨にロッドが挿入されることで、衝撃による損傷リスクが高まるためです。手術を選ぶ前に、まずほかの選択肢を検討することの意味がここにも表れています。
側弯症のある方が施術を受ける際にも、いくつかの注意点があります。施術する側の問題でもありますが、受ける側が事前に知っておくことで自分を守ることにつながります。どんな治療院を選ぶか、どんな施術を受けるかは、症状の改善に直結する重要な選択です。
側弯症は原因が一つではなく、複数の要因が絡み合って起きています。きちんとした検査を行わずに「なんとなく揉む」「力任せにボキボキする」という施術は、場合によって症状を悪化させる可能性があります。施術を受ける治療院を選ぶ際は、最初に丁寧な検査をしてくれるかどうかを確認することが大切です。
肩こりや腰痛の緩和を目的としたマッサージを続けることは否定しませんが、それだけで側弯症そのものが改善するわけではありません。背骨の構造的な問題に対しては、筋肉へのアプローチだけでは限界があります。症状の根本にある骨格・神経・関節へのアプローチが伴わなければ、対症療法にとどまってしまいます。
装具を着けているから安心、と思ってしまうと、装具に首や体を預けてしまい、筋力が落ちてかえってねこ背が進行してしまうケースが少なくありません。装具はあくまで補助であり、それに頼りながら姿勢の意識をゆるめてしまうと逆効果になることがあります。装具療法と並行して、自分自身の筋肉と姿勢の意識を高めていくことが大切です。
装具療法にも禁忌があります。コブ角が45度を超えているケース、骨の成長がほぼ終了しているケース、精神・認知機能の問題でうまく装着できないケースなどでは、装具の効果が期待できないどころか不都合が生じることもあります。担当医や専門家と連携しながら判断することが重要です。
最近では、SNSやYouTubeで「側弯症の手術をしたけど普通に生活できている」という発信をする方が増えています。その発信自体は悪いことではありませんが、情報源が偏ると「装具はしたくないけど、悪化したら手術すればいい」と安易に考えてしまうお子さんも出てきています。手術は確かに一つの選択肢ですが、リスクがゼロではなく、術後も一定の制限が生じる場合があります。手術を回避できるうちに、できることをやっておくという視点も、ぜひ持っていただきたいと思います。
側弯症は軽度・中度・重度によって注意すべきことが変わってきます。下の表を参考にしてみてください。
| 重症度 | コブ角の目安 | 特に注意したいこと |
|---|---|---|
| 軽度 | 10〜25度 | 不良姿勢の習慣化、自己流ストレッチ、片側への荷重 |
| 中度 | 25〜45度 | 装具適応の確認、強いねじり動作、長時間の同一姿勢 |
| 重度 | 45度以上 | 手術の是非を含めた専門家との相談、コンタクトスポーツ全般 |
もちろん、この分類はあくまで目安です。同じコブ角でも、本人の年齢・成長段階・生活環境によって対応は変わります。数値だけに振り回されず、専門家の目でしっかり評価してもらうことが一番です。
病院で「今は軽度だから経過観察で」と言われると、「じゃあ何もしなくていいのかな」と安心してしまう方が多いようです。でも少し立ち止まって考えてみてください。側弯症が自然に改善することはほとんどありません。特に成長期のお子さんの場合、放置していると少しずつ進行していく可能性があります。
また、よく「身長が止まれば側弯も進行が止まる」と言われます。しかし当院に来られる方の中には、20歳を過ぎてから「少しずつ角度が進んでいる」とご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。生活環境の変化、加齢、筋力不足、間違った姿勢の理解など複数の要素が重なることで、成長が止まったあとも進行することがあるのです。だからこそ、進行する可能性をできる限り減らしておくことが大切なのです。
「経過観察」とは「何もしなくていい」ではなく、「進行していないかを定期的に確認する期間」のことです。その間に日常生活の姿勢を整え、背骨への負担を減らし、適切なアプローチを取り入れることで、進行を防いだり改善につなげたりすることができます。
お子さんが成長期に側弯症をケアすることは、単に「背骨を整える」だけの話ではありません。背骨の状態が整うことで、勉強への集中力が増したり、部活でのパフォーマンスが上がったり、姿勢に自信が持てておしゃれを楽しめるようになったり、将来の留学や就職への選択肢が広がったりすることがあります。学生の時期にしかできない経験を、体の不安なく積んでいってほしい。そのために、今できることを一緒に考えたいのです。
これは歯科矯正と同じ考え方です。痛みがなくても、将来の負担を減らすために今ケアをする。その選択が、何年後かの本人の生活の質を大きく変えることがあります。
当院のカイロプラクティックは、レントゲンに写る背骨だけを問題として捉えません。骨盤・頭・首・肩・股関節、つまり全身を一つのつながりとして診ていきます。側弯症の原因は、背骨の一部だけにあるのではなく、全身のバランスの崩れが複合的に関わっているからです。
また、施術だけでなく、2冊の書籍にもなっている「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」を活用して、日常生活でご自身でできる姿勢ケアをマンツーマンでお伝えしています。院での施術と、自宅でできるケアが組み合わさることで、相乗効果が生まれます。これは施術だけ、または自己ケアだけでは得られない改善の力です。
当院には小学生・中学生・高校生も多く通院しています。また、整形外科医・内科医・産婦人科医・精神科医・救急救命医・看護師・薬剤師・理学療法士・作業療法士など、医療の専門家とそのご家族も多数通院されています。それだけ、カイロプラクティックへの信頼と実績が積み上がってきた証だと感じています。
迷ったら、まず検査を受けてみてください。当院の検査は医学知識に基づき、アメリカやカナダのカイロプラクティック院でスタンダードとされている内容を取り入れています。姿勢・筋肉・神経を含めた包括的な評価によって、お子さんの体の状態を正確に把握し、今必要なことをご提案します。コルセットや手術を回避したい方、身長が止まって病院での治療が終了したと言われた方にも、ぜひ一度ご相談いただきたいと思っています。
私自身、中学生のころひどいねこ背で悩んでいました。体の不調が続くなか、カイロプラクティックに出会ってからすべてが変わりました。その経験がこの仕事を始めた原点であり、「正しい姿勢の知識と適切なケアで、人生は変えられる」という確信を持って、今日まで33年間・33万人以上の方と向き合ってきました。姿勢改善についての書籍も2冊出版し、「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」として体系化しています。
お子さんの将来のために、今できることを一緒に考えさせてください。一人で不安を抱え込まないでください。どんな些細なことでも、まずは気軽に相談してもらえたら嬉しいです。あなたとお子さんのために、全力でサポートします。
ファミリーカイロプラクティック三鷹院 院長 佃 隆


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。