
院長:佃 隆お気軽にご相談ください!
みなさん、こんにちは。ファミリーカイロプラクティック三鷹院院長の佃隆です。今回は頭痛と吐き気でお悩みの方に、とても大切なお話をさせていただきます。実はアメリカでは、カイロプラクティックの症状別来院理由として腰痛に次いで頭痛が2位なんです。それだけ多くの方が頭痛でカイロプラクティックを利用し、効果を実感しているということですね。でも日本では、頭痛と吐き気が同時に起こった時、まず確認しなければならない重要なことがあります。それは脳の器質的疾患、つまり脳そのものに何か問題が起きていないかということです。32年間の臨床経験の中で、私たちは必ず患者さんに「病院での検査は受けましたか?」と確認しています。なぜなら、くも膜下出血や脳腫瘍など、命に関わる病気が隠れている可能性があるからです。


安心して施術を受けていただくために、まず危険な病気を除外することが何より大切です
頭痛と吐き気が同時に起こった時、私たちカイロプラクターが最初にお伝えするのは「まず病院で検査を受けてください」ということです。これには明確な理由があります。脳卒中(くも膜下出血、脳出血、脳梗塞)、脳腫瘍、髄膜炎など、脳の器質的疾患は早期発見・早期治療が生命予後を大きく左右するからです。特に「今まで経験したことがない激しい頭痛」「バットで殴られたような突然の頭痛」は、くも膜下出血の可能性があり、一刻を争う状態です。私も子供の頃に頭部外傷を経験していますが、その時も真っ先に病院で精密検査を受けました。MRIやCT検査で脳に異常がないことを確認してから、初めて他の治療法を検討できるんです。
皆さんは「いつもの頭痛だから大丈夫」と思っていませんか。実は命に関わる頭痛には特徴的なサインがあります。突然発症する激烈な頭痛、意識がもうろうとする、手足のしびれや麻痺、ろれつが回らない、視野の半分が見えなくなる、高熱を伴う頭痛などです。これらの症状が一つでもある場合は、救急車を呼ぶことをためらわないでください。脳梗塞は発症から4.5時間以内の治療で予後が大きく変わりますし、くも膜下出血は24時間以内の再出血リスクが高いんです。後遺症を最小限にするためにも、迅速な対応が必要です。
病院でMRIやCTを撮って「脳には異常ありません」と言われた時の安心感は、何ものにも代えがたいものがあります。実際、頭痛と吐き気の90%以上は片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛で、命に関わるものではありません。でも、その10%未満の可能性を見逃すわけにはいきません。検査で異常がないことが分かれば、安心して次のステップに進めます。薬物療法、生活習慣の改善、そして私たちのような徒手療法など、様々な選択肢から自分に合った治療法を選べるようになるんです。
ここで興味深いデータをご紹介します。カイロプラクティック発祥の地であるアメリカでは、症状別の来院理由として腰痛に次いで頭痛が第2位を占めています。これは何を意味するかというと、アメリカでは頭痛治療の選択肢としてカイロプラクティックが広く認知され、実際に多くの人が効果を実感しているということです。アメリカの研究でも、カイロプラクティックが緊張型頭痛や頸椎原性頭痛に対して有効であることが科学的に証明されています。日本ではまだ認知度が低いですが、薬に頼らない頭痛治療として、世界的には確立された治療法なんです。
頭痛の多くは首や肩の筋肉の緊張、頸椎のズレ、神経の圧迫が原因となっています。特に上部頸椎(首の上の方)は脳幹に近く、ここにズレや歪みがあると頭痛だけでなく吐き気も引き起こします。カイロプラクティックは、この頸椎の歪みを正確に矯正することで、神経の流れを改善し、筋肉の緊張を和らげます。実際、当院でも頭痛で来院される患者さんの約8割が、薬の服用回数を減らすことに成功しています。これは32年間で32万人を施術してきた実績に基づく数字です。
脳に器質的な問題がないことが確認できたら、いよいよ本格的な頭痛治療の始まりです。病院では「異常なし」と言われても、頭痛と吐き気は続いているわけですから、何か原因があるはずです。多くの場合、姿勢の悪さ、首や肩の筋肉の緊張、ストレス、自律神経の乱れ、睡眠不足などが複合的に絡み合って症状を引き起こしています。ここからは、薬に頼らずに根本的な改善を目指す方法をご紹介していきます。
片頭痛は女性に多く、月経周期と関連することがよくあります。ズキンズキンと脈打つような痛み、光や音に敏感になる、吐き気や嘔吐を伴うなどが特徴です。片頭痛の場合は、痛む部分を冷やすことが効果的です。暗くて静かな部屋で横になり、こめかみや首の後ろを冷たいタオルで冷やしましょう。カフェインも血管を収縮させる作用があるため、コーヒーを1杯飲むのも効果的です。ただし飲みすぎは逆効果なので注意してください。
デスクワークが多い方に多いのが緊張型頭痛です。頭全体が締め付けられるような痛み、肩こりや首こりを伴うことが特徴です。この場合は温めることが大切です。お風呂にゆっくり浸かる、蒸しタオルを首や肩に当てる、軽いストレッチをするなどが効果的です。1時間に1回は立ち上がって体を動かすことも予防につながります。アメリカの研究では、このタイプの頭痛に対してカイロプラクティックが特に有効であることが報告されています。
頭痛と吐き気を改善するには、日常生活の見直しが欠かせません。規則正しい睡眠リズム、バランスの良い食事、適度な運動、ストレス管理など、基本的なことですが、これらが乱れると頭痛が起きやすくなります。特に女性は鉄分不足による貧血が頭痛の原因になることもあるので、食事内容にも気をつけましょう。水分補給も重要で、1日1.5リットル以上の水を飲むことを心がけてください。
頭痛薬は痛みが始まったらすぐに飲むのが効果的ですが、月に10日以上服用すると薬物乱用頭痛になる危険があります。薬に頼りすぎず、根本的な原因を改善することが大切です。吐き気止めを併用する場合は、薬剤師さんに相談して適切な組み合わせを選んでもらいましょう。薬はあくまで対症療法であり、根本解決にはならないことを理解しておくことが重要です。
病院で「異常なし」と言われたけれど症状が改善しない、薬を飲み続けることに不安がある、そんな方にカイロプラクティックは新しい選択肢を提供します。私たちは頸椎のズレ、筋肉のアンバランス、姿勢の歪みなど、病院の検査では見つからない機能的な問題にアプローチします。アメリカでは頭痛治療の主要な選択肢として確立されており、日本でも徐々にその効果が認知されてきています。
当院では問診、視診、触診、可動域検査、神経学的検査の5つを組み合わせて、お一人おひとりの状態を詳しく調べます。レントゲンやMRIでは分からない、筋肉の緊張パターンや関節の動きの悪さ、神経の圧迫などを見つけ出します。特に上部頸椎(首の上の方)のズレは、脳幹に影響を与えて頭痛と吐き気を引き起こすことが多いんです。この部分を正確に調整することで、多くの方が薬に頼らない生活を取り戻されています。
カイロプラクティックの施術は、単なるマッサージとは違います。背骨や骨盤の歪みを整え、神経の流れを正常化することで、体が本来持っている自然治癒力を高めます。首や肩の筋肉をほぐすだけでなく、なぜそこに負担がかかっているのかを分析し、姿勢や動作パターンから改善していきます。施術は痛みを伴わず、むしろ心地良いと感じる方が多いです。アメリカの臨床データでも、継続的なカイロプラクティックケアにより頭痛の頻度と強度が大幅に改善することが示されています。
施術だけでなく、自宅でできるエクササイズや姿勢改善の方法もお伝えします。正しい枕の選び方、デスクワーク時の姿勢、効果的なストレッチ方法など、日常生活で実践できることがたくさんあります。患者さん自身が自分の体を理解し、管理できるようになることが、私たちの目標です。
頭痛薬を手放せない生活から抜け出したい、妊娠中や授乳中で薬を飲めない、薬の副作用が心配、そんな方々にとってカイロプラクティックは希望となります。実際、当院に通われている患者さんの多くが「薬を飲む回数が減った」「頭痛の頻度が下がった」と喜ばれています。もちろん、すぐに薬をやめる必要はありません。徐々に薬に頼る頻度を減らしていけばいいんです。
ここからは、病院で異常がないことを確認した上で実践できる、具体的な対処法をご紹介します。これらは私が32年間の臨床経験から効果を確認した方法ばかりです。
片頭痛の場合は冷やす、緊張型頭痛の場合は温めるが基本です。アイスパックをタオルで包んでこめかみに当てる、または蒸しタオルを首の後ろに置くなど、簡単にできる方法から始めてみてください。お風呂の温度も重要で、38-40度のぬるめのお湯に15分ほど浸かると、全身の血行が良くなり頭痛が和らぎます。
4-7-8呼吸法を試してみてください。4秒で鼻から息を吸い、7秒止めて、8秒かけて口から吐きます。これを3回繰り返すだけで、副交感神経が優位になり、痛みと吐き気が和らぎます。仕事の合間や寝る前に行うと効果的です。
脱水は頭痛の大きな原因です。常温の水を1時間にコップ1杯程度、こまめに飲みましょう。カフェインやアルコールは利尿作用があるので、飲んだ分以上の水分補給が必要です。朝起きたらまずコップ1杯の水を飲む習慣をつけると良いでしょう。
壁に背中をつけて立ち、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとが壁につくようにします。この姿勢を30秒キープすることで、正しい姿勢を体が覚えます。1日3回行うだけで、姿勢が改善し頭痛予防につながります。
デスクワークの合間に、首をゆっくり左右に回す、肩を上下に動かす、肩甲骨を寄せる運動を行いましょう。各動作を10回ずつ、1時間に1回程度行うと効果的です。急激に強く動かすと逆効果なので、ゆっくりと気持ちいい範囲で行ってください。
百会(頭頂部)、合谷(親指と人差し指の間)、風池(首の後ろのくぼみ)などのツボを優しく押すと頭痛緩和に効果的です。各ツボを30秒程度、気持ちいい強さで押してください。
毎日同じ時間に寝て起きる、寝る前のスマートフォンは避ける、部屋を暗く静かにする、枕の高さを調整するなど、睡眠の質を高める工夫をしましょう。週末の寝だめは避けて、平日と同じリズムを保つことが大切です。
チーズ、チョコレート、ワインなど特定の食べ物が頭痛の引き金になることがあります。マグネシウムを多く含む緑黄色野菜やナッツ類、ビタミンB2を含む納豆や卵は頭痛予防に効果的です。血糖値の急激な変化を避けるため、規則正しく食事を摂りましょう。
ウォーキングやヨガ、水泳など、無理のない範囲で週3回程度の運動を心がけましょう。ただし、頭痛がある時の激しい運動は逆効果なので、症状が落ち着いてから始めてください。
1日10分でも自分だけの時間を作り、趣味や読書、友人との会話などでストレスを発散しましょう。完璧主義を手放して、できることから少しずつ改善していく姿勢が大切です。
いつ、どんな状況で、どのような頭痛が起きたか記録することで、自分の頭痛パターンが見えてきます。女性は月経周期との関係も記録すると、ホルモンバランスとの関連が分かります。
ラベンダーやペパーミントの精油は頭痛緩和に効果があります。ティッシュに1-2滴垂らして香りを嗅ぐだけでも効果を感じられます。
適度なカフェインは頭痛を和らげますが、摂りすぎると逆効果です。コーヒーなら1日2杯程度を目安に、夕方以降は控えましょう。
パソコンのモニター位置を調整する、照明を適切にする、室温を快適に保つなど、環境を整えることで頭痛を予防できます。
セルフケアを2週間続けても改善しない、月に15日以上頭痛がある、日常生活に支障が出ている場合は、専門家に相談しましょう。頭痛外来、神経内科、そしてカイロプラクティックなど、選択肢はいくつかあります。
頭痛と吐き気でお悩みの皆さん、まず覚えておいていただきたいのは、脳の器質的疾患の可能性を除外することが最優先だということです。病院の頭痛外来や脳神経外科でMRIやCTを撮り、くも膜下出血、脳腫瘍、脳梗塞などの危険な病気がないことを確認してください。その上で「異常なし」と言われたら、私たちカイロプラクティックの出番です。アメリカでは頭痛治療の主要な選択肢として確立されているカイロプラクティックは、薬に頼らずに根本から改善する可能性を秘めています。32年の経験と実績で、必ずお力になれると信じています。一人で悩まず、どうかお気軽にご相談ください。


遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。