メニエール

メニエール病とは

メニエール病とは、耳の奥にある内耳という部分に異常が起こることで、激しい回転性のめまいと耳の症状を繰り返す病気です。内耳を満たしている内リンパ液が過剰にたまってしまい、聴覚やバランス感覚をコントロールする部分が正常に働かなくなることで様々な症状が現れます。特徴的なのは、10分から数時間続く回転性のめまいに加えて、片側の耳の聞こえにくさ、耳鳴り、耳の圧迫感などの症状が同時に起こることです。

厚生労働省難治性疾患克服研究事業前庭機能異常に関する調査研究によると、日本のメニエール病患者数は約4.5万人から6万人規模と報告されています。発症年齢は30代から50代が中心で、女性の方が男性より約2倍多い傾向があります。

メニエール病を放置すると、病気が進行して難聴やめまいが日常化し、完治が困難になってしまいます。最初は低音域だけだった聴力低下が中音域や高音域にも広がり、さらに反対の耳にも難聴が起きる可能性があります。めまい発作への不安が強くなることで日常生活に大きな制約が生まれ、社会生活や人間関係にも深刻な影響を与える恐れがあります。最悪の場合、外出することも困難になり、仕事や趣味を諦めざるを得ない状況に陥ってしまいます。

メニエール病の原因

開院以来、当院にはメニエール病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、メニエール病の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

メニエール病の原因として次のものが挙げられます。

メニエール病は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、内耳の内リンパ液が過剰にたまることで内リンパ水腫と呼ばれる状態になり、三半規管や蝸牛の働きが低下してめまいや難聴が起こります。過度なストレスや精神的疲労の蓄積がメニエール病の発症や症状悪化の要因となることが多く、几帳面で神経質な性格の方は特に発症しやすいとされています。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。メニエール病なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

メニエール病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗めまい薬や利尿剤、ステロイド薬などを処方し、内リンパ水腫の改善を図ります。しかし長期間の服薬が必要な場合が多く、根本的な原因解決には至らないため症状の完全な改善は困難です。また薬の効果には個人差があり、副作用のリスクも考慮する必要があります。

抗不安薬の処方

症状への不安や再発への恐れを和らげるために抗不安薬を用いて、ストレスによる悪循環を断ち切る治療を行います。しかし依存性の問題があり、根本的なストレス要因が解決されないままだと薬に頼り続けることになりがちです。また眠気や集中力低下などの副作用が日常生活に影響する場合があります。

中耳加圧療法

専用の機械を使って耳の中の圧力を高めることで、内耳のむくみを取り除きメニエール病の症状改善を目指します。しかし効果に個人差があり、すべての患者に有効とは限りません。また定期的な通院が必要で、治療期間も長期にわたることが多いです。

メニエール病を改善するために

まずはあなたのメニエール病の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、メニエール病の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

メニエール病と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

メニエール病のQ＆A

メニエール病は自然に治りますか？

メニエール病は慢性的な病気で自然治癒は期待できません。未治療よりも適切な治療を受けた方が症状の改善が早く、放置すると悪化する可能性が高いため早期の治療開始が重要です。

メニエール病の人がやってはいけないことは？

過度なストレスを避け、睡眠不足や過労を防ぐことが大切です。また塩分の過剰摂取やアルコールの大量摂取は症状を悪化させる可能性があるため控えましょう。

メニエール病とめまい症の違いは何ですか？

メニエール病は耳鳴りや難聴を伴う回転性めまいが繰り返し起こる特定の疾患で、単なるめまい症とは異なり内耳の内リンパ水腫が原因となっている明確な病気です。

メニエール病は遺伝しますか？

メニエール病の遺伝性については明確な証拠はありませんが、家族内で発症する例もあり、体質的な要因が関与している可能性は指摘されています。

症状が出ている時はどう対処すればよいですか？

発作時は安全な場所で横になり安静にしてください。無理に動こうとせず、吐き気がある場合は水分補給を心がけ、症状が治まるまで待つことが大切です。

ストレスとの関係はありますか？

ストレスはメニエール病の大きな要因の一つです。几帳面で神経質な性格の方は特に注意が必要で、ストレス管理と生活習慣の改善が症状軽減に重要な役割を果たします。

メニエール病で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとメニエール病は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

メニエール病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。