小児喘息

小児喘息とは

小児喘息とは、呼吸の通り道である気道に炎症が起こり、気道が狭くなることで呼吸が苦しくなる状態（喘息発作）を繰り返す病気です。主に15歳以下の子どもに発症し、「ゼーゼー、ヒューヒュー」という音（喘鳴）を伴う咳や息苦しさが特徴的な症状として現れます。症状がない時でも気道には常に炎症があり、様々な刺激に対して過敏に反応しやすい状態になっています。

厚生労働省の患者調査によると、国内の喘息患者数は約117万人で、そのうち0歳～14歳の小児患者が約58万人を占めています。特に0歳での発症が最も多く、2～3歳までに60～70％が発症し、6歳までに80％以上が発症するとされています。

小児喘息を適切に治療せずに放置すると、夜間の発作により睡眠不足が続き、学習能力や成長に悪影響を与える可能性があります。運動制限により体力低下や社会性の発達に支障をきたし、友達との関係性にも影響することがあります。重篤な発作では呼吸困難により命に関わる状況になることもあり、厚生労働省の統計では2018年に1,617名が喘息で亡くなっています。また、適切な治療を受けないと約30％が成人喘息に移行し、生涯にわたって症状に悩まされる可能性が高くなります。

小児喘息の原因

開院以来、当院には小児喘息でお困りのお子さまとご家族が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、小児喘息の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

小児喘息の原因として次のものが挙げられます。

小児喘息は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、家庭内のダニやほこりがアレルギー反応を引き起こし、気道の炎症や過敏性が発生し、小児喘息が発症します。風邪などのウイルス感染が気道の炎症を引き起こし、発作の引き金となることも多く見られます。お子さまの姿勢の崩れや背骨のゆがみが神経系に影響を与え、呼吸機能の低下につながることも見逃せません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。小児喘息なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

小児喘息への対応として、次のようなものが一般的です。

吸入ステロイド薬

気道の炎症を抑制する最も効果的な治療薬として長期管理に使用されます。しかし長期使用による成長への影響や、正しい吸入方法を習得するまでに時間がかかり、小さな子どもでは適切に薬剤を吸入できないことがあります。

気管支拡張薬

発作時に狭くなった気道を広げて呼吸を楽にする薬として使用されます。しかし一時的な症状緩和にとどまり、根本的な炎症の改善にはならず、頻繁な使用により効果が減弱することがあります。

抗アレルギー薬

アレルギー反応を抑制し、発作の予防に使用されます。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、眠気などの副作用により日常生活に支障をきたすことがあります。

小児喘息を改善するために

まずはお子さまの小児喘息の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、小児喘息の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、お子さまとご家族の健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

小児喘息と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。お子さまの首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されているお子さまや薬に頼りたくないご家族、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

小児喘息のQ＆A

小児喘息は自然に治りますか？

小児喘息の約70％は中学生頃までに症状の寛解や治癒が期待できます。適切な治療により症状をコントロールしながら成長を見守ることが重要です。

小児喘息の人がやってはいけないことは？

激しすぎる運動や、ダニ・ほこりの多い環境への長時間の滞在、急激な温度変化のある場所への移動は避けるべきです。ただし適度な運動は推奨されます。

喘息の薬はいつまで続ける必要がありますか？

症状の改善状況により医師が判断しますが、一般的に数年間の継続治療が必要です。自己判断での中止は症状の悪化を招く可能性があります。

運動はさせても大丈夫ですか？

適切な薬物治療下では運動は推奨されます。有酸素運動は肺機能の改善にも効果があると報告されており、運動制限は最小限に留めるべきです。

風邪との見分け方を教えてください

風邪の後に咳だけが長期間続く、夜間や明け方に症状が悪化する、「ゼーゼー」という音が聞こえる場合は喘息の可能性が高いです。

小児喘息を完治させることは可能ですか？

適切な治療により約70％の患者が中学生頃までに症状の改善を期待できます。完全な治癒ではなくても、症状のコントロールは十分可能です。

小児喘息で悩まされていたお子さまとご家族も、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと小児喘息は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

小児喘息は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。