不妊

不妊とは

不妊とは、妊娠を希望する健康な夫婦が避妊をせずに1年以上性生活を行っているにもかかわらず、妊娠が成立しない状態をいいます。特に35歳以上の女性では6ヵ月以上妊娠しない場合に検査を受けることが推奨されており、重い月経痛や月経周期の不順などの症状がある場合は、早めに医師に相談することが大切です。医学的には原発性不妊と続発性不妊に分類され、排卵障害や卵管因子、男性不妊などの様々な原因が複雑に絡み合って引き起こされると考えられています。

厚生労働省の調査によると、30歳から45歳の女性5,000名を対象とした調査では、「以前、悩んだ経験がある」との回答が24.0%、「まさに今、悩んでいる」との回答が8.2%という結果が出ています。これは約3人に1人が不妊について悩んだ経験があることを示しており、現代社会における重要な健康問題となっています。

不妊の状態を放置すると、年齢とともに妊娠する可能性がさらに低下していきます。女性の場合、35歳を過ぎると卵子の質が急激に低下し、40歳を過ぎるとさらに妊娠率が大幅に減少します。また、クラミジア感染などの潜在的な疾患がある場合、放置することで卵管性不妊症に進行し、自然妊娠が困難になる可能性があります。男性においても、精索静脈瘤などの問題を放置すると精子機能の低下が進行し、最終的には無精子症に至る場合もあります。最悪の場合、治療を受けても妊娠が望めない状態まで進行してしまい、将来的に後悔することになりかねません。

不妊の原因

開院以来、当院には不妊でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、不妊の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

不妊の原因として次のものが挙げられます。

不妊は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、骨盤の歪みによる子宮や卵巣への血流低下、自律神経の乱れによるホルモンバランスの崩れ、ストレスによる身体の緊張状態が続くことで、妊娠しにくい体質を作り出してしまいます。冷えや血行不良により子宮内膜の状態が悪化することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。不妊なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

不妊への対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン療法

排卵誘発剤の使用により排卵を促進し、妊娠の可能性を高めます。しかし副作用による体調不良が起こりやすく、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群のリスクがあります。また、根本的な体質改善ではないため一時的な対処療法になりがちです。

タイミング法

超音波検査により排卵日を予測し、最適な性生活のタイミングを指導します。しかし継続的な通院と精密な排卵予測が必要で、精神的ストレスが大きくなりがちです。パートナーとの関係にも負担をかける場合があります。

体外受精

体外で卵子と精子を受精させ、培養した胚を子宮内に移植します。しかし身体的・経済的負担が非常に大きく、通院回数が多いため仕事との両立が困難です。成功しても流産のリスクもあり、根本的な改善には至りません。

不妊を改善するために

まずはあなたの不妊の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、不妊の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

不妊と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。骨盤の歪みや可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、内臓機能の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方、不妊治療で結果が出なかった方も諦めずにご相談ください。

不妊のQ＆A

不妊症は自然に治りますか？

年齢や原因によって異なりますが、適切な生活習慣の改善や体質改善により自然妊娠の可能性は高まります。ただし、器質的な問題がある場合は専門的な治療が必要です。

不妊の人がやってはいけないことは？

過度なストレス、不規則な生活、喫煙・過度の飲酒、極端なダイエットは避けるべきです。また、自己判断での治療中断も妊娠の機会を逸する可能性があります。

年齢とともに妊娠率はどの程度下がりますか？

35歳を境に妊娠率は急激に低下し、40歳以降はさらに顕著になります。しかし、年齢に関係なく体質改善により妊娠される方もいらっしゃいます。

男性不妊と女性不妊のどちらが多いのですか？

WHO調査では女性のみ41%、男性のみ24%、男女両方24%となっており、約半数は男性にも原因があるため、夫婦で協力した検査・治療が大切です。

体外受精以外に効果的な治療法はありますか？

原因に応じてタイミング法、人工授精、ホルモン療法、手術療法など様々な選択肢があります。まずは詳しい検査で原因を特定することが重要です。

原因不明の不妊症でも妊娠の可能性はありますか？

原因不明の場合でも、適切な治療により妊娠される方は多くいらっしゃいます。諦めずに医師と相談しながら最適な治療法を見つけることが重要です。

不妊で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと不妊は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

不妊は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。