変形性脊椎症

変形性頚椎症とは

変形性頚椎症とは、首の骨である頚椎や骨と骨の間のクッションである椎間板が年齢とともに変形し、神経や脊髄を圧迫することで痛みやしびれが生じる病気です。首には重い頭を支える役割があるため、日常的に負担がかかりやすく、30代頃から徐々に変化が始まります。現代ではパソコンやスマートフォンの使用により、若い世代でも発症することが増えています。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、首や肩の症状で悩む人は非常に多く、特に40歳以上の中高年層では頚椎の変形性変化がある人の割合が高くなります。超高齢化社会の到来に伴い、変形性頚椎症を含む脊椎疾患の患者数は年々増加傾向にあり、今後さらに増加することが予想されています。

変形性頚椎症を放置すると、手や指の細かい作業ができなくなり、ボタンをはめる、箸を使う、字を書くといった日常動作に支障をきたします。さらに進行すると手足の力が入りにくくなり、歩行時に足が突っ張る、頻尿や便秘などの膀胱直腸障害も現れます。また、慢性的な痛みにより睡眠の質が低下し、うつ症状や不安障害を併発するリスクも高まります。最悪の場合、脊髄が深刻なダメージを受けて寝たきり状態になる可能性もあります。一度脊髄に傷がついてしまうと、その部分の回復はほぼ不可能とされています。

変形性頚椎症の原因

開院以来、当院には変形性頚椎症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、変形性頚椎症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

変形性頚椎症の原因として次のものが挙げられます。

変形性頚椎症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、頚椎関節の可動域減少や首周りの筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、首の痛みやしびれが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。変形性頚椎症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性頚椎症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

消炎鎮痛剤で炎症を抑え、ビタミンB12でしびれを改善し、筋弛緩剤で筋肉の緊張をほぐします。しかし根本的な治療ではなく対症療法のため、薬を止めると症状が戻ることが多く、長期服用による副作用のリスクもあります。

装具療法

頚椎カラーなどの装具を使用して頭部の重量を胸骨に伝え、頚椎への負担を軽減します。しかし装具に依存してしまい、首周りの筋肉が弱くなる可能性があり、根本的な改善にはつながりません。

理学療法・物理療法

牽引療法で頚椎にかかる圧力を軽減し、温熱療法で血行を促進して筋肉の緊張をほぐします。しかし一時的な症状緩和にとどまることが多く、継続的な通院が必要で時間とコストがかかります。

神経根ブロック注射

エコーガイド下で神経根に直接注射を行い、炎症を抑える効果を狙います。しかし効果が一時的で繰り返し施術が必要な場合があり、感染や神経損傷のリスクも伴います。

手術療法

保存療法で改善しない場合や神経症状が進行する場合に、神経の圧迫を解除する手術を行います。しかし全身麻酔のリスクがあり、術後の回復に時間がかかり、期待した効果が得られない場合もあります。

変形性頚椎症を改善するために

まずはあなたの変形性頚椎症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、変形性頚椎症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

変形性頚椎症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

変形性頚椎症のQ＆A

変形性頚椎症は自然に治りますか？

変形性頚椎症は加齢による変化のため自然治癒は期待できませんが、適切な治療により症状の改善は十分可能です。

変形性頚椎症の人がやってはいけないことは？

自己流の強いマッサージ、悪い姿勢の放置、激しい運動は症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

変形性頚椎症と頚椎椎間板ヘルニアの違いは？

変形性頚椎症は加齢による骨の変形が主因で、椎間板ヘルニアは椎間板の突出が神経を圧迫する状態です。

変形性頚椎症は完治しますか？

構造的な変形は元に戻りませんが、適切な治療により症状を大幅に改善し、日常生活に支障のない状態にできます。

変形性頚椎症の手術は必要ですか？

多くの場合は保存療法で改善可能ですが、神経症状が進行している場合は手術が必要になることもあります。

変形性頚椎症は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質や骨格の特徴が遺伝することで発症しやすい傾向がある場合があります。

変形性頚椎症の進行を止めることはできますか？

完全に止めることは困難ですが、適切な姿勢管理や治療により進行を大幅に遅らせることは可能です。

変形性頚椎症でも運動はできますか？

適切な運動は症状改善に有効ですが、首に負担をかける激しい運動は避け、専門家の指導を受けることが重要です。

変形性頚椎症の症状は天気と関係ありますか？

気圧の変化により症状が悪化することがあり、特に雨天や台風の前後に痛みが増すことが多く報告されています。

変形性頚椎症の予防方法はありますか？

正しい姿勢の維持、首や肩のストレッチ、適度な運動、枕の高さ調整などが効果的な予防方法とされています。

変形性頚椎症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと変形性頚椎症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

変形性頚椎症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。