ハムストリングス痛

ハムストリングス痛とは

ハムストリングス痛とは、太ももの裏側にある筋肉群に生じる痛みや張り感のことです。太ももの裏側には大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋という3つの筋肉があり、これらをまとめてハムストリングスと呼びます。これらの筋肉はお尻の骨から膝の裏まで伸びており、膝を曲げたり股関節を後ろに反らしたりする際に重要な働きをしています。

スポーツ活動や日常生活での過度な負荷、長時間の座位、筋肉の柔軟性低下などが原因となり、痛みや機能障害を引き起こします。現代人の多くがデスクワークに従事し、運動不足になりがちな環境において、ハムストリングス痛は非常に身近な症状となっています。成人の約15-20％が何らかの下肢筋肉痛を経験しており、その中でもハムストリングス痛は代表的な症状の一つとされています。

ハムストリングス痛を放置すると、筋肉の柔軟性がさらに低下し、歩行や階段の昇降が困難になります。痛みをかばうような歩き方を続けることで、腰痛や膝痛などの二次的な問題が発生する可能性があります。筋肉の慢性的な短縮により骨盤の歪みが生じ、全身の姿勢バランスが崩れて日常生活動作全般に支障をきたすようになります。最悪の場合、高齢になると転倒リスクが高まり、骨折から寝たきり状態に陥る危険性も増大します。また、慢性的な痛みによる睡眠障害やストレスから、精神的な不調を招くこともあります。

ハムストリングス痛の原因

開院以来、当院にはハムストリングス痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ハムストリングス痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ハムストリングス痛の原因として次のものが挙げられます。

ハムストリングス痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、太もも裏の筋肉・筋膜の緊張や股関節・膝関節の可動域減少などが発生し、ハムストリングス痛が発症します。ランニングやサッカーなどの反復的な動作により過度な負荷がかかったり、デスクワークなどで長時間座り続けることで筋肉が短縮し硬くなったりすることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ハムストリングス痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ハムストリングス痛への対応として、次のようなものが一般的です。

安静・運動制限

痛みがある間は運動を控え、患部を休ませることで炎症の軽減を図ります。しかし長期間の安静により筋力低下や関節可動域制限が生じ、復帰時に再発しやすくなる可能性があります。

薬物療法

消炎鎮痛剤や湿布薬を使用して痛みと炎症を抑制します。しかし根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発することが多く、長期使用による副作用のリスクもあります。

物理療法

電気治療や超音波治療により血流改善と痛みの軽減を目指します。しかし一時的な症状緩和効果はありますが、根本的な筋肉の柔軟性改善や機能回復には限界があります。

運動療法・リハビリテーション

理学療法士の指導のもと、ストレッチや筋力強化運動を行います。しかし適切な指導者のもとで継続的に行う必要があり、自己判断で行うと悪化する可能性があります。

注射療法

重症例では局所麻酔薬やステロイドの注射を行います。しかし一時的な効果に留まることが多く、根本的な解決にはならず、繰り返し注射が必要になる場合があります。

ハムストリングス痛を改善するために

まずはあなたのハムストリングス痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ハムストリングス痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ハムストリングス痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。股関節や膝関節の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ハムストリングス痛のQ＆A

ハムストリングス痛は自然に治りますか？

軽度の筋疲労による痛みは安静で改善する場合もありますが、慢性化した痛みや炎症を伴う場合は適切な治療が必要です。放置すると症状が悪化する可能性があります。

ハムストリングス痛の人がやってはいけないことは？

急性期の無理なストレッチ、痛みを我慢しての運動継続、長時間の同一姿勢の維持は避けるべきです。痛みがある状態での激しい運動は症状を悪化させる恐れがあります。

ハムストリングス痛と坐骨神経痛の違いは何ですか？

ハムストリングス痛は筋肉由来の痛みで運動時に増強しますが、坐骨神経痛は神経由来でしびれを伴い、安静時にも症状が現れることが多いです。

ハムストリングス痛はどのくらいで治りますか？

軽度なら数日から数週間、中等度なら6-8週間、重度なら3ヶ月程度が目安です。適切な治療を受けることで回復期間を短縮できる場合があります。

ハムストリングス痛に効果的なストレッチ方法は？

座位での前屈ストレッチや仰向けでの膝抱えストレッチが効果的ですが、痛みがある急性期は避け、痛みのない範囲で気持ちよく感じる程度に行うことが重要です。

ハムストリングス痛は完治させることは可能ですか？

適切な治療により症状を大幅に軽減し、日常生活に支障のないレベルまで改善することは可能です。早期発見・早期治療が重要です。

ハムストリングス痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとハムストリングス痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ハムストリングス痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。