寒暖差頭痛

寒暖差頭痛とは

寒暖差頭痛とは、急激な気温の変化や室内外の温度差によって自律神経が乱れることで引き起こされる頭痛のことです。特に朝晩の気温差が大きい秋や春、冷暖房の影響を受ける夏や冬に発生しやすく、7℃以上の気温差があると症状が現れやすくなります。片頭痛のようなズキズキした痛みや、頭全体が締め付けられるような痛みが特徴的で、めまいや肩こりを伴うこともあります。

気象病全体の潜在的な患者数は推定1000万人を超えると考えられており、その中でも頭痛は最も多い症状として報告されています。ロート製薬が実施したアンケート調査では、約60％の人が気象の変化による頭痛などの不快症状を経験していることが明らかになっています。特に月経のある女性や更年期世代の女性に多く見られる傾向があります。

寒暖差頭痛を放置すると、自律神経の乱れが慢性化し、頭痛の頻度や強度が増していきます。睡眠障害や食欲不振、慢性的な疲労感が現れ、日常生活や仕事のパフォーマンスが大幅に低下してしまうのです。最悪の場合、交感神経が張り詰めた状態が続いた反動で副交感神経が優位となり、うつ病を発症するリスクもあります。また、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を併発する可能性も指摘されています。

寒暖差頭痛の原因

開院以来、当院には寒暖差頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、寒暖差頭痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

寒暖差頭痛の原因として次のものが挙げられます。

寒暖差頭痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の調整機能が低下し、血管の急激な収縮・拡張や筋肉の過度な緊張などが発生し、頭痛が発症します。それは人によって違い、単に痛み止めを服用したり筋肉をほぐすだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。寒暖差頭痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寒暖差頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

鎮痛剤や血管拡張剤、漢方薬の五苓散などを処方し、症状の緩和を図ります。しかし根本的な原因である自律神経の乱れは改善されず、薬に依存する可能性があります。また、副作用や薬物乱用頭痛のリスクもあります。

生活指導

規則正しい生活習慣、適度な運動、十分な睡眠、水分補給などの生活改善指導を行います。しかし具体的な実践方法が不明確で、患者自身の努力に依存するため継続が困難な場合が多くあります。

予防的治療

天気予報をチェックして事前に薬を服用する予防的な薬物療法を提案します。しかし天気に左右される生活となり、精神的な負担が増加する可能性があります。

専門外来での診療

気象病外来や天気痛外来、頭痛外来での専門的な診断と治療を行います。しかし対症療法が中心で、根本的な体質改善には至らないことが多く見られます。

寒暖差頭痛を改善するために

まずはあなたの寒暖差頭痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、寒暖差頭痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寒暖差頭痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

寒暖差頭痛のQ＆A

寒暖差頭痛は自然に治りますか？

自律神経の感受性は個人の体質によるため、完全に自然治癒することは困難です。しかし、適切な体質改善により症状を大幅に軽減することは可能です。

寒暖差頭痛の人がやってはいけないことは？

急激な温度変化への曝露、睡眠不足、ストレスの蓄積、不規則な生活習慣は症状を悪化させるため避けるべきです。

寒暖差頭痛と片頭痛の違いは何ですか？

寒暖差頭痛は気温変化が引き金となる頭痛で、片頭痛は血管の拡張による頭痛です。ただし、寒暖差頭痛も片頭痛様の症状を示すことがあります。

どのくらいの気温差で症状が出るのですか？

一般的に7℃以上の気温差で症状が現れやすくなりますが、個人差があり、より小さな温度差でも症状が出る方もいらっしゃいます。

寒暖差頭痛は遺伝しますか？

自律神経の感受性には遺伝的要素がありますが、後天的な要因も大きく関与するため、生活習慣の改善により症状をコントロールできます。

何科を受診すればよいのでしょうか？

気象病外来や頭痛外来が理想的ですが、近くにない場合は神経内科、内科、漢方内科を受診されることをお勧めします。

市販薬は効果がありますか？

一時的な症状緩和には効果がありますが、根本的な改善にはならず、薬物乱用頭痛のリスクもあるため注意が必要です。

予防する方法はありますか？

規則正しい生活、適度な運動、体温調節、ストレス管理などにより予防効果が期待できますが、体質改善が最も重要です。

症状が出やすい時期はありますか？

春秋の季節の変わり目、梅雨時期、台風シーズンなど気温や気圧の変化が大きい時期に症状が出やすくなります。

完治することは可能ですか？

完全な治癒は困難ですが、適切な施術により自律神経のバランスを整え、症状を大幅に改善し、日常生活に支障のないレベルまで回復できます。

寒暖差頭痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと寒暖差頭痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

寒暖差頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。