寒暖差疲労

寒暖差疲労とは

寒暖差疲労とは、気温の急激な変化によって体温調節を担う自律神経が過剰に働き、エネルギーを大量消費することで起こる疲労状態です。特に前日との気温差や一日の最高気温と最低気温の差が7度以上ある時に発症しやすく、季節の変わり目や冷暖房による室内外の温度差が原因となります。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、自律神経失調症に関連する症状で悩む人は年々増加傾向にあります。特に気象病や寒暖差疲労については、気象庁のデータでも年間を通じて気温差7度以上の日が増加していることが報告されており、推定で日本人の約3割が何らかの気象関連の体調不良を経験していると考えられています。

寒暖差疲労を放置すると、慢性的な自律神経失調症に発展する可能性があります。症状が進行すると、常に疲労感が抜けない状態になり、仕事や日常生活に深刻な支障をきたします。最悪の場合、うつ病や不安障害などの精神的な疾患を併発し、社会復帰が困難になることもあります。また、免疫力の低下により感染症にかかりやすくなり、他の病気のリスクも高まります。

寒暖差疲労の原因

開院以来、当院には寒暖差疲労でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、寒暖差疲労の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

寒暖差疲労の原因として次のものが挙げられます。

寒暖差疲労は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経の過剰な働きによるエネルギー消費や体温調節機能の低下などが発生し、寒暖差疲労が発症します。それは人によって違い、単に薬で症状を抑えたり生活指導を受けるだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。寒暖差疲労なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

寒暖差疲労への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

自律神経調整薬や漢方薬を処方し、症状の緩和を図ります。しかし根本的な解決にはならず、薬の効果が切れると症状が再発します。また、長期服用による副作用のリスクもあります。

生活指導

規則正しい生活リズムや適度な運動、バランスの取れた食事について指導を行います。しかし理論的には正しいものの、具体的な実践方法が不明確で、患者自身の意志力に依存する部分が大きく継続が困難です。

心理療法

ストレス管理やリラクゼーション法について指導し、精神的な安定を図ります。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、即効性がありません。また、根本的な体の問題が解決されない場合があります。

対症療法

頭痛や肩こりなどの個別症状に対して、痛み止めや湿布などで症状を和らげます。しかし一時的な症状緩和にとどまり、原因そのものの改善にはつながりません。

寒暖差疲労を改善するために

まずはあなたの寒暖差疲労の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、寒暖差疲労の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

寒暖差疲労と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

寒暖差疲労のQ＆A

寒暖差疲労は自然に治りますか？

適切な対処をしなければ自然治癒は困難で、むしろ慢性化する可能性があります。根本的な体の機能改善が必要です。

寒暖差疲労の人がやってはいけないことは？

急激な温度変化への無防備な露出、不規則な生活、過度なストレス、冷たい飲食物の過剰摂取は症状を悪化させます。

寒暖差疲労と自律神経失調症の違いは何ですか？

寒暖差疲労は気温変化が主な原因ですが、自律神経失調症はより広範囲な要因で起こる症状の総称です。

どのくらいの期間で改善しますか？

個人差がありますが、適切な施術と生活改善により、多くの方が数週間から数ヶ月で改善を実感されています。

寒暖差疲労は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、体質や自律神経の働きやすさには個人差があり、家族で似た傾向を示すことがあります。

子供でも寒暖差疲労になりますか？

はい、子供でも発症します。特に体温調節機能が未熟な幼児や、成長期で自律神経が不安定な思春期に多く見られます。

寒暖差疲労に効果的な食べ物はありますか？

体を温める根菜類、ビタミンB群を含む食品、良質なタンパク質が自律神経の安定に役立ちます。

運動は症状を悪化させませんか？

適度な運動は自律神経を整える効果がありますが、過度な運動や急激な運動は逆効果です。個人に合った運動が重要です。

寒暖差疲労は完治しますか？

適切な治療により症状の改善は十分可能です。体の機能が正常化すれば、気温変化に適応できる体になります。

何度も再発するものですか？

根本原因が解決されていなければ再発の可能性があります。体質改善と生活習慣の見直しが再発防止の鍵となります。

寒暖差疲労で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと寒暖差疲労は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

寒暖差疲労は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。