夏バテ

夏バテとは

夏バテとは、高温多湿な夏の気候に体が適応できなくなることで起こる体調不良の総称です。暑さによる自律神経の乱れが主な原因となり、疲労感、食欲不振、睡眠障害、胃腸の不調などの様々な症状が現れます。医学的には特定の病名ではありませんが、夏の暑さが引き起こす身体的・精神的な不調状態を指します。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、夏季における体調不良を訴える人は全人口の約30-40%に上ると推定されています。特に働き盛りの30-50代では、冷房環境と屋外の温度差による自律神経の乱れから、約半数の人が何らかの夏バテ症状を経験しているとされています。近年の猛暑日の増加に伴い、この割合はさらに上昇傾向にあります。

夏バテを放置すると、慢性的な疲労状態が続き、免疫力の低下により感染症にかかりやすくなります。食欲不振が続くことで栄養失調状態となり、体力がさらに低下する悪循環に陥ります。また、自律神経の乱れが長期化すると、うつ病などの精神疾患を発症するリスクも高まります。最悪の場合、熱中症へと進行し、生命に関わる危険な状態になる可能性もあります。秋になっても体調が回復せず、一年を通じて不調が続くケースも少なくありません。

夏バテの原因

開院以来、当院には夏バテでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、夏バテの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

夏バテの原因として次のものが挙げられます。

夏バテは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、体温調節機能の低下や消化機能の悪化、自律神経系の不調などが発生し、夏バテが発症します。冷房の効いた室内と暑い屋外の温度差により、体温調節を司る自律神経が過度に働き、バランスを崩してしまいます。また、大量の発汗により体内の水分と電解質が失われ、脱水状態や電解質バランスの崩れが起こります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。夏バテなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

夏バテへの対応として、次のようなものが一般的です。

点滴治療

水分とミネラルを直接血管内に補給し、脱水状態の改善を図ります。しかし一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な体質改善には至りません。また、通院の時間と費用がかかります。

ビタミン剤の処方

不足しがちなビタミンB群を中心とした栄養補給を行います。しかし薬に依存しがちになり、自然な栄養摂取への意識が薄れる可能性があります。

漢方薬の処方

体質に合わせた漢方薬により、自律神経のバランス調整を目指します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、体質に合わない場合は副作用のリスクもあります。

生活指導

食事や睡眠、運動習慣などの生活改善についてアドバイスを行います。しかし具体的な改善方法が不明確で、患者自身の努力に依存する部分が大きく、継続が困難な場合があります。

夏バテを改善するために

まずはあなたの夏バテの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、夏バテの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

夏バテと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

夏バテのQ＆A

夏バテは自然に治りますか？

軽度の夏バテであれば涼しくなる秋頃に自然回復することもありますが、根本的な体質改善を行わなければ毎年繰り返す可能性が高いです。適切な治療により、症状の改善と予防が可能です。

夏バテの人がやってはいけないことは？

冷たい飲食物の過度な摂取、極端な冷房環境への長時間滞在、無理な運動や過労は症状を悪化させるため避けるべきです。規則正しい生活リズムを心がけることが重要です。

夏バテと熱中症の違いは何ですか？

夏バテは慢性的な体調不良ですが、熱中症は急激な体温上昇による緊急事態です。熱中症は生命に関わる危険があるため、症状が重い場合は直ちに医療機関を受診してください。

夏バテはどのくらいの期間続きますか？

個人差がありますが、適切な対処を行わない場合、夏季を通じて数ヶ月間続くことがあり、秋まで持ち越すケースも珍しくありません。早期の治療開始が回復を早めます。

夏バテの症状が出たら何科を受診すべきですか？

まずは内科を受診することをお勧めします。症状に応じて他の専門科への紹介を受けることができます。当院では根本原因からのアプローチが可能です。

夏バテを予防する効果的な方法はありますか？

規則正しい生活リズム、バランスの良い食事、適度な運動、室内外の温度差を5度以内に保つことが効果的な予防法です。自律神経を整えることが最も重要です。

冷房を使わない方が夏バテには良いのですか？

適切な冷房使用は必要ですが、設定温度を28度程度にし、外気温との差を小さくすることが重要です。急激な温度変化を避けることがポイントです。

夏バテに効く食べ物や飲み物はありますか？

ビタミンB群を含む豚肉や枝豆、クエン酸を含む梅干しやレモン、体を冷やす夏野菜などが効果的とされています。冷たいものの摂り過ぎには注意が必要です。

夏バテは毎年繰り返すものですか？

体質や生活習慣を改善しなければ毎年繰り返す傾向がありますが、適切な対策により予防することは十分可能です。根本的な体質改善が重要になります。

夏バテの症状が重い場合、どこまで我慢すべきですか？

日常生活に支障をきたす程度の症状が2週間以上続く場合は、我慢せずに医療機関を受診することをお勧めします。早期対応が回復への近道です。

夏バテで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと夏バテは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

夏バテは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。