顎の痛み

顎の痛みとは

顎の痛みとは、耳の前にある顎関節から下顎の角周辺にかけて感じる痛みや不快感のことです。痛み方は軽い違和感から激しい電撃痛まで様々で、口の開閉時や食事中、会話中に症状が現れることが多く、日常生活に大きな支障をきたす症状です。

平成28年歯科疾患実態調査によると、顎関節に何らかの症状がみられる患者数は推定約1900万人に上ります。東京都内の就労者を対象とした調査では、男性の14.6％、女性の21.2％に顎関節症の疑いがあることが判明しており、特に女性の発症率が高い傾向にあります。

顎の痛みを放置すると、痛みが慢性化して治療期間が長期化します。口の開閉機能が低下し、食事や会話が困難になることで社会生活に支障をきたします。重症化すると開口障害が起こり、口をほとんど開けられなくなる可能性があります。また、栄養バランスの崩れや全身の健康状態への悪影響も懸念されます。最悪の場合、外出することさえ困難になり、社会復帰が難しくなる可能性があります。

顎の痛みの原因

開院以来、当院には顎の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、顎の痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

顎の痛みの原因として次のものが挙げられます。

顎の痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、顎関節の可動域減少や顎周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、顎の痛みが発症します。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。顎の痛みなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

顎の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

マウスピース療法（スプリント療法）

夜間装着するマウスピースにより歯ぎしりや食いしばりから顎関節を保護する治療法です。しかし最新の知見では治療目的でのマウスピース使用は無意味、むしろ悪化する可能性があるとされていますが、この事実を知らない歯科医師が9割以上存在するのが現状です。

薬物療法

消炎鎮痛剤や筋弛緩剤を使用して痛みや炎症を抑制する対症療法です。しかし根本的な原因解決にはならず、一時的な症状緩和にとどまります。長期使用による副作用のリスクも考慮する必要があります。

理学療法

温熱療法や電気刺激により顎周辺の筋肉の緊張を和らげる治療法です。しかし継続的な通院が必要で、効果を実感するまでに時間がかかることが多く、患者の負担が大きくなります。

運動療法

顎関節の可動域改善と周辺筋肉の強化を目的としたストレッチや運動指導です。しかし適切な指導なしに行うと症状が悪化する可能性があり、専門家による継続的な監督が必要です。

顎の痛みを改善するために

まずはあなたの顎の痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、顎の痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

顎の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

顎の痛みのQ＆A

顎の痛みは自然に治りますか？

軽度の症状であれば自然治癒する場合もありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると慢性化し、治療期間が長期化する可能性が高いため、早期の専門的な対応をお勧めします。

顎の痛みがある人がやってはいけないことは？

硬い食べ物の摂取、ガムを噛む、大きなあくび、歯ぎしりや食いしばり、うつぶせ寝、頬杖をつくなどの行為は症状を悪化させる可能性があるため避けるべきです。

顎関節症と顎の痛みの違いは何ですか？

顎の痛みは症状の一つであり、顎関節症は顎関節や周辺筋肉のトラブルによる症状の総称です。顎関節症には痛み以外にも開口障害や関節音などの症状が含まれます。

マウスピース治療は本当に効果がありますか？

従来は一般的でしたが、最新の研究では治療目的でのマウスピース使用は効果が疑問視されており、むしろ症状を悪化させる可能性があることが指摘されています。

顎の痛みは何科を受診すればいいですか？

一般的には歯科や口腔外科を受診します。ただし、根本的な原因が姿勢や筋肉バランスにある場合は、カイロプラクティックなどの代替医療も選択肢の一つです。

ストレスと顎の痛みは関係がありますか？

密接な関係があります。ストレスにより無意識に歯を食いしばったり、筋肉が緊張したりすることで顎関節に負担がかかり、痛みを引き起こす主要な原因の一つです。

顎の痛みは年齢とともに悪化しますか？

適切な治療を受けずに放置すると、加齢とともに筋力低下や関節の変形が進行し、症状が悪化する可能性があります。早期の適切な対応により予防・改善が可能です。

顎の痛みの手術は必要ですか？

ほとんどの場合、手術は必要ありません。保存的治療や代替医療により改善が期待できます。手術は最後の選択肢として、他の治療法で効果が得られない重篤な場合にのみ検討されます。

顎の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと顎の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

顎の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。