いびき

いびきとは

いびきとは、睡眠中に呼吸をする際、空気の通り道である上気道が何らかの原因で狭くなることで発生する音のことです。狭い場所を空気が通ろうとすると抵抗が大きくなり、その振動が「ガーガー」「グーグー」といった音として現れます。

日本では成人男性の約24％、成人女性の約10％が習慣的にいびきをかくとされており、推定で約2,000万人がいびきの悩みを抱えています。特に40歳以降で増加傾向にあり、男性では中年期、女性では閉経後に多く見られる傾向があります。

いびきを放置すると、まず睡眠の質が著しく低下し、日中の集中力低下や疲労感が慢性化します。仕事や学校を休む頻度が増え、社会的な信頼を失う可能性があります。慢性的な痛みにより睡眠の質が低下し、うつ症状や不安障害を併発するリスクも高まります。また、痛み止めへの依存が進み、薬物乱用頭痛を引き起こす危険性もあります。最悪の場合、突然死のリスクも高まり、社会生活にも深刻な影響を与える可能性があります。

いびきの原因

開院以来、当院にはいびきでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、いびきの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

いびきの原因として次のものが挙げられます。

いびきは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、上気道の狭窄や呼吸筋の機能低下、神経系の調整不良などが発生し、いびきが発症します。それは人によって違い、単に気道を広げたり筋肉を強化するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。いびきなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

いびきへの対応として、次のようなものが一般的です。

CPAP療法

睡眠中に鼻マスクを装着し、持続的に気道に空気を送り込んで気道の閉塞を防ぐ治療法です。しかし機械の装着による違和感や圧迫感があり、旅行時の持参が困難で、根本的な改善にはならず継続使用が必要です。

外科手術

扁桃腺摘出術や軟口蓋形成術など、物理的に気道を広げる手術を行います。しかし手術による痛みや出血のリスクがあり、効果が永続的でない場合もあり、費用も高額になります。

マウスピース治療

下顎を前方に移動させるマウスピースを装着し、気道を広げる治療法です。しかし装着時の違和感や顎関節への負担があり、定期的な調整が必要で、効果に個人差があります。

薬物療法

鼻づまりの原因となるアレルギーに対する抗ヒスタミン薬や点鼻薬を処方します。しかし根本的な解決にならず、副作用の可能性があり、継続的な服用が必要になります。

いびきを改善するために

まずはあなたのいびきの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、いびきの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

いびきと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

いびきのQ＆A

いびきは自然に治りますか？

一時的な疲労や風邪による軽度のいびきは自然に改善することもありますが、習慣的ないびきは根本的な原因を改善しない限り自然治癒は期待できません。

いびきの人がやってはいけないことは？

就寝前の飲酒、仰向けでの睡眠、喫煙、過度な疲労の蓄積は避けるべきです。これらはいびきを悪化させる主要な要因となります。

いびきと睡眠時無呼吸症候群の違いは何ですか？

いびきは音の問題ですが、睡眠時無呼吸症候群は呼吸が止まる病気です。無呼吸症候群では生命に関わるリスクがあるため、より深刻な状態です。

いびきは遺伝しますか？

骨格的特徴や体質は遺伝する可能性がありますが、いびき自体が直接遺伝するわけではありません。生活習慣の改善により予防・改善が可能です。

女性でもいびきをかくのは普通ですか？

女性も男性同様にいびきをかきます。特に閉経後は女性ホルモンの減少により、いびきをかく女性が増加する傾向にあります。

いびきを止める即効性のある方法はありますか？

横向きで寝る、枕の高さを調整する、鼻づまりを解消するなどの方法で一時的な改善は期待できますが、根本的な解決には時間が必要です。

いびきが原因で病気になることはありますか？

慢性的ないびきは睡眠の質を低下させ、高血圧や心疾患などの生活習慣病のリスクを高める可能性があります。早期の対処が重要です。

子供のいびきも治療が必要ですか？

子供の習慣的ないびきは成長や学習に影響を与える可能性があります。扁桃腺肥大やアレルギーが原因の場合が多く、専門医の診察が推奨されます。

いびきの音の大きさに意味はありますか？

音の大きさや特徴は重症度の目安になります。音が止まった後に大きな音で再開する場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

いびきを録音して病院に持参すべきですか？

録音は診断の参考になります。いびきのパターンや無呼吸の有無を客観的に評価できるため、受診時に持参することをお勧めします。

いびきで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックといびきは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

いびきは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。