鼻づまり

鼻づまりとは

鼻づまりとは、鼻の中の空気の通り道が狭くなったり塞がったりして、鼻から息を吸ったり吐いたりすることが困難になる状態のことです。健康な人でも1日に2～6リットルの鼻水が作られており、何らかの原因で鼻水の量が増えたり、鼻の粘膜が腫れたりすることで鼻の通りが悪くなります。

日本における鼻づまりの主要な原因であるアレルギー性鼻炎については、厚生労働省の調査によると全人口の約2分の1が何らかのアレルギー疾患に罹患していることが明らかになっています。また、副鼻腔炎の患者は日本に100万人から200万人いると推定されており、そのうち鼻茸が存在するような慢性副鼻腔炎患者が20万人存在します。花粉症に関しては、東京都の調査では推定有病率が約48％に達しており、多くの日本人が鼻づまりの症状に悩まされていることが分かります。

鼻づまりを放置すると、まず睡眠の質が著しく低下します。鼻から十分な酸素を取り込めないため、体内が酸素不足の状態になり、朝起きても疲労感が抜けず、頭がぼんやりする症状が現れます。さらに口呼吸が続くことで喉が乾燥し、細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなり、風邪や感染症にかかりやすくなります。

最悪の場合、慢性的な鼻づまりは睡眠時無呼吸症候群を引き起こし、高血圧や心疾患、脳卒中などの重篤な病気のリスクを高める可能性があります。また、集中力や思考力の低下により、仕事や学習のパフォーマンスが著しく低下し、日常生活に深刻な影響を与えることになります。薬やマッサージで鼻づまりが根本的に改善することは難しく、夜中に息苦しさで目が覚めたり、日中の集中力や作業効率の低下を招き、仕事に支障をきたすなど、日常生活に大きな影響を及ぼします。

鼻づまりの原因

開院以来、当院には鼻づまりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、鼻づまりの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

鼻づまりの原因として次のものが挙げられます。

鼻づまりは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、鼻の粘膜の腫れや副鼻腔の炎症、鼻の構造的な問題などが発生し、鼻づまりが発症します。それは人によって違い、単に薬で症状を抑えたり一時的に鼻の通りを良くするだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。鼻づまりでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

鼻づまりへの対応として、次のようなものが一般的です。

内服薬治療

長期間の服用が必要で、眠気や口の渇きなどの副作用が現れることがあります。また、薬を中止すると症状が再発することが多く、根本的な解決にはなりません。身体はどんどん慣れていきますから強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

点鼻薬治療

血管収縮薬は使いすぎると薬剤性鼻炎を引き起こし、かえって鼻づまりが悪化する可能性があります。また、効果が一時的で継続的な使用が必要です。

鼻うがい

正しい方法で行わないと中耳炎のリスクがあり、小さな子供や高齢者には誤嚥の危険性があります。また、症状の根本的な改善には限界があります。個人では継続が難しい部分があり、効果にばらつきが出てしまいます。

手術療法

出血や感染症などの合併症のリスクがあり、鼻中隔穿孔や鞍鼻などの後遺症が残る可能性があります。また、手術後も症状が再発することがあります。

鼻づまりを改善するために

まずはあなたの鼻づまりの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、鼻づまりの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

鼻づまりと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。鼻づまりの改善には現在の身体の状態を把握することが最も重要です。

だからこそ、身体の変化や症状の波を見逃すことがないように、当院は検査から施術まで担当カイロプラクターが一貫して行うようにしています。変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。鼻づまりは神経・姿勢の専門家であるカイロプラクターにお任せください。

鼻づまりのQ＆A

鼻づまりは自然に治りますか？

風邪による一時的な鼻づまりは自然治癒することがありますが、アレルギー性鼻炎や構造的な問題が原因の場合は適切な治療が必要です。慢性化すると治りにくくなるため、早期の対処が重要です。

鼻づまりの人がやってはいけないことは？

市販の点鼻薬の長期使用、鼻を強くかむこと、鼻の中を無理に触ることは避けてください。これらは症状を悪化させる可能性があります。過度な安静も逆効果で、適度な運動や日常動作を維持しましょう。

アレルギー性鼻炎と副鼻腔炎の違いは何ですか？

アレルギー性鼻炎はアレルゲンに対する過敏反応で、副鼻腔炎は鼻の奥の空洞に炎症が起こる病気です。症状は似ていますが原因と治療法が異なります。

鼻づまりで手術が必要になるのはどんな場合ですか？

鼻中隔弯曲症や鼻茸、慢性副鼻腔炎で薬物治療が効果的でない場合に手術が検討されます。構造的な問題は手術でしか根本的に解決できません。

市販薬と処方薬の違いは何ですか？

処方薬の方が効果が高く、医師の診断に基づいて個人に適した薬が選択されます。市販薬は一時的な症状緩和に留まることが多いです。

鼻づまりが片方だけの場合は何が原因ですか？

鼻中隔弯曲症や鼻茸、腫瘍などの構造的な問題が考えられます。片側だけの慢性的な鼻づまりは専門医による詳しい検査が必要です。

鼻づまりで睡眠時無呼吸症候群になることはありますか？

はい、鼻づまりにより口呼吸になることで上気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群のリスクが高まります。早期の治療が重要です。

鼻うがいは毎日やっても大丈夫ですか？

適切な方法で行えば毎日でも問題ありませんが、1日2回までに留めることが推奨されます。やりすぎると鼻の粘膜を傷つける可能性があります。

鼻づまりは遺伝しますか？

アレルギー体質や鼻の構造は遺伝的要因が関与することがあります。家族にアレルギー性鼻炎の人がいる場合は発症リスクが高くなります。

鼻づまりを根本的に治す方法はありますか？

原因によって異なりますが、アレルギーの場合は体質改善、構造的問題の場合は手術が根本的な解決法となります。個人の状態に応じた治療が必要です。

鼻づまりで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと鼻づまりは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

鼻づまりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。