尾てい骨の痛み

尾てい骨の痛みとは

尾てい骨の痛みとは、背骨の一番下にある尾骨とその周辺に生じる痛みのことです。座る時、立ち上がる時、歩く時などの日常動作で痛みを感じ、特に椅子に座った際に座面に尾てい骨が当たることで鋭い痛みが生じることが特徴的です。

痛みの程度は個人差があり、軽い違和感から座ることができないほどの強い痛みまで様々です。関連する骨盤周辺の痛みを含む神経因性骨盤臓器症候群の推定患者数は全国で約24万人とされています。特に40代から50代の女性に多く見られる傾向があり、デスクワークが増加している現代社会において潜在的な患者数は増加していると考えられます。

尾てい骨の痛みを放置すると、痛みが慢性化し日常生活の質が大幅に低下してしまいます。座る・立つ・歩くなどの基本的な動作が困難になり、仕事や家事、趣味活動に支障をきたします。さらに、骨盤底筋群が硬くなることで自律神経の働きや血流・リンパの流れが悪化し、尾てい骨周辺の筋肉や感覚神経が過敏になって痛みを感じやすくなる悪循環に陥ります。最悪の場合、腸や膀胱に影響が出ることもあり、排尿・排便障害といった深刻な症状に発展する可能性もあります。

尾てい骨の痛みの原因

開院以来、当院には尾てい骨の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、尾てい骨の痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

尾てい骨の痛みの原因として次のものが挙げられます。

尾てい骨の痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、尾てい骨周辺の筋肉や筋膜の緊張、骨盤底筋群の硬化、神経の過敏化などが発生し、尾てい骨の痛みが発症します。それは人によって違い、単に湿布を貼ったり痛み止めを服用するだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。尾てい骨の痛みでお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

尾てい骨の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

しかし、これらの対処法にはそれぞれデメリットがあります。

画像診断のデメリット

骨に異常がない場合、根本的な原因が特定できず、「異常なし」として具体的な治療方針が示されないことが多いです。

薬物療法のデメリット

一時的な痛みの緩和には有効ですが、根本原因の改善にはつながらず、長期使用による副作用のリスクもあります。

理学療法のデメリット

継続的な通院が必要で、効果が現れるまでに時間がかかり、患者の負担が大きくなることがあります。

尾てい骨の痛みを改善するために

まずはあなたの尾てい骨の痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、尾てい骨の痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

尾てい骨の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。骨盤周辺の筋肉や神経の状態、全身の姿勢分析、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

尾てい骨の痛みのQ＆A

尾てい骨の痛みは自然に治りますか？

軽度の打撲や筋緊張による痛みは自然に治ることもありますが、長引く場合や強い痛みが続く場合は専門的な治療が必要です。放置すると慢性化のリスクが高まるため、早期の対処をお勧めします。

尾てい骨の痛みの人がやってはいけないことは？

無理に運動したり、長時間同じ姿勢を続けるのは避けましょう。硬い椅子に長時間座ることや、激しいスポーツも症状を悪化させる可能性があります。正しい姿勢を心がけることが重要です。

座りすぎが尾てい骨の痛みの原因になりますか？

はい、長時間の座位は尾てい骨への圧迫を続けることで痛みの原因となります。特に猫背などの悪い姿勢で座り続けると、尾てい骨が座面に当たりやすくなり、慢性的な負担がかかります。

何科を受診すればよいのでしょうか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。骨や筋肉、関節に関する専門的な診断を受けることができます。痛みが神経系に起因している疑いがある場合は、神経内科も選択肢となります。

妊娠中・産後の尾てい骨の痛みは治療できますか？

妊娠中や産後の尾てい骨の痛みは一時的なものが多く、徐々に軽快する場合がほとんどです。持続する場合にはコルセットや適切な姿勢指導などで治療することができます。

円座クッションはずっと使い続けても大丈夫ですか？

円座クッションは一時的な対症療法として有効ですが、長期間の依存は根本的な改善を妨げる可能性があります。適切な治療と併用して、徐々に使用頻度を減らしていくことが理想的です。

尾てい骨の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと尾てい骨の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

尾てい骨の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。