貧血

貧血とは

貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンという物質が基準値より少なくなった状態のことです。ヘモグロビンは全身に酸素を運ぶ重要な役割を担っているため、これが不足すると体の組織に十分な酸素が行き渡らず、様々な不調が現れるようになります。

一般的に男性では13.0g/dL未満、女性では12.0g/dL未満の場合に貧血と診断されます。厚生労働省「国民健康・栄養調査報告（2019年）」によると、日本人女性の約21.7％（5人に1人）が貧血とされ、推定患者数は約1,000万人にのぼります。

痛みが慢性化しやすく、生活の中で繰り返し発症することが多いため、早めの対策が重要です。

貧血を放置すると、心臓や肺機能が貧血をある程度補おうとしますが、脳や内臓、手足の筋肉は低酸素状態に耐えている状態が続きます。長期間放置すると心臓に過度な負荷がかかり、心不全を引き起こす可能性があります。

また、貧血の背景にがんや白血病などの重篤な疾患が隠れている場合もあり、原因となる病気が知らないうちに進行してしまう危険性があります。さらに、立ちくらみやめまいによる転倒・転落事故のリスクも高まります。

薬やマッサージで貧血が根本的に改善することは難しく、痛みで夜中に目が覚めたり、日中の集中力や作業効率の低下を招き、仕事を休まないといけなくなったり、日常生活に支障をきたすこともあります。何かに集中したい場合は今より悪くなる前に早めに対処しておく必要があります。

貧血の原因

開院以来、当院には貧血でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、貧血の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

貧血の原因として次のものが挙げられます。

貧血はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、赤血球やヘモグロビンの産生低下、酸素運搬能力の減少などが発生し、貧血症状が発症します。それは人によって違い、単に鉄分を補給したり薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。貧血でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

貧血への対応として、次のようなものが一般的です。

▼病院での対処法

鉄剤の処方

鉄剤には吐き気、便秘、下痢、食欲不振などの消化器症状の副作用があり、一度に摂取する鉄分の量が多いほど有害事象が強くなる傾向があります。継続的な服用が必要ですが、副作用により治療を続けられない患者も多くいます。

鉄剤の点滴投与

通院の頻度が増え、点滴のための時間確保が必要になります。また、血管痛や点滴部位の腫れなどの局所的な副作用が起こる可能性があります。

ビタミン剤の処方

根本的な栄養不足の原因（食生活の乱れなど）を改善しなければ、薬剤に依存した治療となってしまい、長期的な解決にはつながりません。

食事指導

食生活の改善には時間がかかり、進行した貧血の場合は食事だけでは改善が困難な場合が多く、即効性に欠けます。

原因疾患の治療

複数の診療科を受診する必要があり、治療期間が長期化する可能性があります。また、原因によっては根本的な治療が困難な場合もあります。

貧血を改善するために

まずはあなたの貧血の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、貧血の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では貧血と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。姿勢の形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

貧血のQ＆A

貧血は自然に治りますか？

軽度の鉄欠乏性貧血であれば食事改善で改善する場合もありますが、進行した貧血や他の疾患が原因の貧血は適切な治療が必要です。放置すると悪化する可能性が高いため、早期の医療機関受診をお勧めします。

貧血の人がやってはいけないことは？

急激な体位変換や長時間の立位は避け、めまいや立ちくらみ時に無理に水分を摂取することは誤嚥の危険があるため控えましょう。また、激しい運動や過度な労働は心臓に負担をかけるため注意が必要です。

鉄分をたくさん摂れば貧血は治りますか？

鉄分だけでなく、良質なタンパク質やビタミンC、ビタミンB12、葉酸なども造血に必要です。また、進行した貧血は食事だけでは改善が困難で、医療機関での適切な治療が必要になることが多いです。

貧血と低血圧は同じものですか？

全く異なる病態です。貧血は血液中のヘモグロビン濃度の低下、低血圧は血圧の低下を指します。立ちくらみなどの症状は似ていますが、原因や治療法は異なります。

貧血は遺伝しますか？

一般的な鉄欠乏性貧血は遺伝しませんが、発作性夜間血色素尿症や遺伝性鉄芽球性貧血など、稀に遺伝性の貧血もあります。通常の貧血は生活習慣や疾患によるものがほとんどです。

どのくらいの期間で貧血は改善しますか？

鉄欠乏性貧血の場合、適切な治療により約1～3ヶ月で改善することが多いです。ただし、体内に十分な鉄を貯蔵するまでは数ヶ月間の継続治療が必要になります。

貧血で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと貧血は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

貧血は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。