後頭神経痛

後頭神経痛とは

後頭神経痛とは、首から後頭部にかけて走る神経（大後頭神経、小後頭神経、大耳介神経）が圧迫されることで起こる神経の痛みです。頭痛のように感じられますが、実際は末梢神経のダメージによる神経痛で、「第4の頭痛」とも呼ばれています。

片側の首から後頭部・頭頂部にかけて電気が走るような一瞬の激痛が特徴的で、痛みがないときはスッキリしているのが通常の頭痛との違いです。テレワークの普及により患者数は確実に増加していると予測されており、現代の座りがちな生活習慣やスマートフォン・パソコンの長時間使用により、潜在的な患者数はさらに多いと考えられます。

後頭神経痛を放置すると、慢性的な痛みにより日常生活に深刻な支障をきたします。睡眠不足が続くことで疲労が蓄積し、仕事や家事の効率が大幅に低下します。さらに痛みへの恐怖から頭や首を動かすことを避けるようになり、筋肉の萎縮や関節の可動域制限が進行する可能性があります。最悪の場合、慢性疼痛症候群に発展し、うつ病や不安障害などの精神的な問題を併発することもあります。また、根本原因である姿勢の問題が改善されないまま放置されると、他の部位にも痛みが広がる可能性があります。

後頭神経痛の原因

開院以来、当院には後頭神経痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、後頭神経痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

後頭神経痛の原因として次のものが挙げられます。

後頭神経痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、頸椎関節の可動域減少や首周辺の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、それが後頭神経痛となります。テレワークやスマートフォンの使用により前傾姿勢が長時間続くことで、首周辺の筋肉が緊張し、その間を通る後頭神経が圧迫されて痛みが生じます。画面を見下ろす姿勢が続くことで、首が前に突き出し、肩が内側に入り込む不良姿勢が定着し、ストレートネックを併発することも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。後頭神経痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

後頭神経痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用による副作用のリスクがあり、眠気やめまい、胃腸障害などが起こる可能性があります。また、根本原因の改善にはつながりません。対症療法であり根本治療ではなく、薬物依存の可能性があり、長期使用は推奨されません。

神経ブロック注射

効果は一時的で、繰り返し注射が必要になることが多く、感染や神経損傷のリスクも伴います。注射に依存してしまい根本的な改善につながらず、効果が切れた際に症状が戻る可能性が高くなります。

物理療法・外科的治療

継続的な通院が必要で、効果の持続性に個人差があります。外科的治療では侵襲的な処置で回復時間が長く、感染や神経損傷などの合併症のリスクがあります。また、根本的な姿勢の問題や筋肉の緊張は解決されず、再発の可能性も残ります。

後頭神経痛を改善するために

まずはあなたの後頭神経痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、後頭神経痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

後頭神経痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎のカーブの形状、首周辺の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

後頭神経痛のQ＆A

後頭神経痛は自然に治りますか？

適切な対処をすれば1週間程度で自然に治ることが多いですが、根本原因である姿勢の問題を改善しなければ再発を繰り返す可能性が高いです。

後頭神経痛の人がやってはいけないことは？

長時間の前かがみ姿勢、首を無理にひねる動作、冷やしすぎ、ストレスの蓄積は症状を悪化させるため避けるべきです。

後頭神経痛と片頭痛の違いは何ですか？

後頭神経痛は神経の圧迫による一瞬の激痛で痛みのない時間があるのに対し、片頭痛は血管の拡張による持続的な痛みが特徴です。

後頭神経痛は完治しますか？

根本原因である姿勢や生活習慣を改善すれば完治は可能ですが、原因を放置すれば再発のリスクが高くなります。

どのような姿勢が後頭神経痛を悪化させますか？

猫背、ストレートネック、首を前に突き出す姿勢、長時間同じ姿勢を続けることが症状を悪化させる主な要因です。

後頭神経痛に効果的なストレッチはありますか？

首の側屈、回旋、後屈のストレッチが効果的ですが、痛みが強い時期は無理をせず、専門家の指導を受けることをお勧めします。

天気と後頭神経痛の関係はありますか？

低気圧や台風の接近時に症状が悪化することが多く、気圧の変化が神経の敏感性を高めると考えられています。

後頭神経痛は遺伝しますか？

遺伝的要因よりも生活習慣や姿勢の問題が主な原因であるため、直接的な遺伝はないと考えられています。

何科を受診すればよいですか？

神経内科、脳神経外科、整形外科、ペインクリニックなどが適切ですが、まずは神経内科での診断をお勧めします。

後頭神経痛の予防法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的なストレッチ、適度な運動、ストレス管理、作業環境の改善が効果的な予防法です。

後頭神経痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと後頭神経痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

後頭神経痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。