偏頭痛

偏頭痛とは

偏頭痛とは、頭の片側または両側にズキンズキンとした拍動性の激しい痛みが繰り返し起こる慢性的な頭痛疾患です。人間の頭部には多くの血管と神経が複雑に絡み合っており、正常な状態では血流と神経伝達がバランス良く保たれています。

偏頭痛では特に三叉神経血管系の異常が関与し、血管の拡張と炎症が激しい痛みを引き起こします。痛みは4時間から72時間続き、光や音、においに敏感になったり、吐き気や嘔吐を伴うことが特徴的です。日本では約840万人が偏頭痛に悩んでおり、特に30～40歳代の働き盛りの女性に多く見られる症状です。単なる頭痛ではなく適切な診断と治療が必要な神経性疾患として位置づけられています。

偏頭痛を放置すると、頭痛の頻度や強度が増加し、薬物乱用頭痛を引き起こす可能性があります。慢性的な痛みにより睡眠障害、うつ症状、不安障害を併発し、認知機能の低下や集中力の著しい低下が生じます。仕事や家事のパフォーマンスが大幅に低下し、人間関係にも悪影響を及ぼします。

さらに内臓機能にも影響を及ぼし、消化器系の不調や自律神経失調症を引き起こす恐れがあります。最悪の場合、社会復帰が困難になるほどの機能障害を引き起こし、日本全体で年間数千億円規模の経済損失をもたらすとされています。早期の適切な対処が重要です。

偏頭痛の原因

開院以来、当院には偏頭痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、偏頭痛の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

偏頭痛の原因として次のものが挙げられます。

偏頭痛は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、脳血管の収縮と拡張、神経伝達物質のバランス異常、首や肩の筋肉の緊張などが発生し、偏頭痛が発症します。女性ホルモンのエストロゲンの変動により血管の拡張と収縮が起こり、三叉神経を刺激して激しい痛みを引き起こします。ストレスや睡眠不足により自律神経のバランスが崩れ、血管の調節機能が低下することで症状が悪化します。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。偏頭痛なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

偏頭痛への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（急性期治療）

頻繁な服用により薬物乱用頭痛を引き起こすリスクがあり、副作用として吐き気や眠気が生じることがあります。根本的な原因解決にはならず、対症療法に留まります。薬に依存してしまい、自然治癒力の低下を招く可能性があります。

予防薬治療

効果が現れるまで数ヶ月かかることがあり、副作用として体重増加、眠気、記憶障害などが生じる可能性があります。長期服用による肝機能への影響も懸念され、薬物に頼った治療では根本的な改善は期待できません。

生活指導・頭痛ダイアリーの記録

具体的な実践方法が不明確で、患者個人の努力に依存する部分が大きく、継続が困難な場合が多くあります。記録を続けることが負担となり、記録自体がストレスとなって症状を悪化させる場合があります。個人の意識に頼った改善では限界があります。

偏頭痛を改善するために

まずはあなたの偏頭痛の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、偏頭痛の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では偏頭痛の根本的な改善を目指しています。薬に頼るのではなく、症状を引き起こしている本当の原因を特定し、それに対してアプローチすることで自然治癒力を高めていきます。5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの状態を詳しく調べ、あなたの偏頭痛がなぜ起こっているのかを明確にします。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

偏頭痛と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、自律神経の働き、血流の状態などの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。当院では男女のカイロプラクターが在籍しており、同性に相談しやすい環境を整えています。

偏頭痛のQ＆A

偏頭痛は自然に治りますか？

偏頭痛は慢性疾患のため自然治癒は期待できませんが、適切な治療と生活習慣の改善により症状をコントロールし、発作の頻度や強度を大幅に減らすことは可能です。

偏頭痛の人がやってはいけないことは？

強い光や騒音への長時間の曝露、不規則な睡眠、過度なストレス、特定の誘発食品の摂取、急激な運動は避けるべきです。個人差があるため誘因の特定が重要です。

偏頭痛と普通の頭痛の違いは何ですか？

偏頭痛は拍動性の激しい痛みで光や音に敏感になり、吐き気を伴うのが特徴です。普通の頭痛は締め付けられるような痛みで、日常生活への影響は比較的軽微です。

偏頭痛は遺伝しますか？

遺伝的要素があり、家族に偏頭痛患者がいる場合発症リスクが高くなります。しかし遺伝だけでなく環境要因も大きく関与するため、適切な対策により予防や改善が可能です。

偏頭痛は完治しますか？

完全な治癒は困難ですが、適切な治療により症状を大幅に改善し、日常生活に支障のないレベルまでコントロールすることは十分可能です。継続的な管理が重要です。

偏頭痛に効果的な食べ物はありますか？

マグネシウムを含む食品（ナッツ、緑黄色野菜）、ビタミンB2を含む食品（レバー、卵）、オメガ3脂肪酸を含む魚類などが症状軽減に役立つとされています。

偏頭痛の時にお風呂に入っても大丈夫ですか？

症状が軽い場合は温めのお風呂でリラックス効果が期待できますが、激しい痛みの時は血管拡張により症状が悪化する可能性があるため避けた方が良いでしょう。

偏頭痛の予兆はありますか？

発作の数時間から数日前に、視野の変化（閃輝暗点）、手足のしびれ、言語障害などの前兆症状が現れる場合があります。これらを認識することで早期対処が可能になります。

偏頭痛の時に運動をしても良いですか？

発作中の激しい運動は症状を悪化させるため避けるべきです。しかし発作間欠期の軽い有酸素運動は血流改善やストレス軽減により予防効果が期待できます。

偏頭痛は何科を受診すればいいですか？

まずは脳神経内科や頭痛外来を受診することをお勧めします。専門的な診断と治療が受けられ、他の疾患との鑑別も適切に行われます。

偏頭痛で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと偏頭痛は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

偏頭痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。