足根管症候群

足根管症候群とは

足根管症候群とは、足首の内側にある「足根管」という狭いトンネル状の部分で神経が圧迫されることによって起こる病気です。この神経は足の裏やかかとの感覚を司っているため、圧迫されると足裏にピリピリとしたしびれや痛み、感覚の鈍さなどが現れます。

症状は歩行時や立っているときに悪化しやすく、夜間に不快感が強まることも特徴的です。日本では糖尿病患者が1000万人を超え、偏平足の人が人口の30％以上にのぼることから、これらの条件を持つ人々に発生しやすい足根管症候群の潜在的な患者数は数十万人に達する可能性があると推定されています。しびれを専門とする外来での診断実績からも、相当数の患者が存在することが示唆されています。この症状により足への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

足根管症候群を放置すると、足裏の感覚がさらに鈍くなり、歩行時のバランス感覚が悪化する可能性があります。症状が進行すると、足裏の筋肉が萎縮し、足の変形が生じることもあります。また、痛みやしびれが慢性化することで睡眠障害を引き起こし、日常生活の質が大幅に低下します。最悪の場合、歩行困難となり、転倒リスクが高まって外出や仕事に大きな支障をきたす恐れがあります。早期の対処が何より重要になるのです。

足根管症候群の原因

開院以来、当院には足根管症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、足根管症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

足根管症候群の原因として次のものが挙げられます。

足根管症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、足根管内での神経圧迫や周辺組織の炎症などが発生し、それが足根管症候群となります。糖尿病により末梢神経が損傷を受けることで、足根管内での神経の腫れや炎症が生じやすくなります。偏平足やアーチの低下により足根管内の圧力が高まり、神経が圧迫されやすい状態が定着し、長時間の立ち仕事や歩行により継続的な足への負荷がかかることで症状が悪化することも多くあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。足根管症候群なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

足根管症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用による胃腸障害や肝機能への影響があり、根本的な原因解決には至りません。対症療法であり根本治療ではなく、副作用のリスクや薬物依存の可能性があり、長期使用は推奨されません。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自宅での運動が必要です。正しい方法を習得するまでに時間がかかり、間違った方法では症状が悪化する可能性があります。

装具療法

装具に依存することで足本来の機能が低下し、根本的な改善にはつながりません。外した際に症状が戻る可能性が高く、根本的な筋肉の問題や関節の可動域制限は解決されません。

ステロイド注射

一時的な効果にとどまることが多く、繰り返し注射による副作用のリスクがあります。根本的な原因解決には至らず、効果の持続性に限界があります。

外科手術

手術による合併症のリスクがあり、術後の回復期間も必要で完全な改善が保証されません。侵襲的な治療であり、患者への身体的負担が大きくなります。

足根管症候群を改善するために

まずはあなたの足根管症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、足根管症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

足根管症候群の改善には、症状の根本原因を特定することが最も重要です。当院では5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、症状の原因を特定します。検査をせずに原因を決めつけて施術を行う治療院も多いですが、検査で原因を特定できなければ何度も同じ症状を繰り返すことになります。

当院では一人ひとりの症状に真剣に向き合い、入念に検査を行い、症状の原因を特定します。そして、あなたの症状が改善するために全力を尽くします。その治療方針が評判を呼び、気付けば施術実績は300,000件を越えていました。未来の選択肢を狭めないためにも、一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

足根管症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。足首の可動域検査、足のアーチの形状分析、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

当院では院長、副院長共にオーストラリアのカイロプラクティック大学を卒業し、1993年に開院し、30万人以上を施術してきました。赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受けられる、体に優しい施術です。日本では珍しく男女（夫婦）のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できるのが大きな強みです。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

足根管症候群のQ＆A

足根管症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は安静により改善することもありますが、多くは適切な治療が必要です。放置すると症状が進行する可能性が高いため、早期の対処が重要です。

足根管症候群の人がやってはいけないことは？

長時間の立ち仕事や激しい運動、足に負担をかける活動は避けるべきです。また、きつい靴や高いヒールの着用も症状を悪化させる可能性があります。

足根管症候群と他の足の病気との違いは？

足根管症候群は足裏のしびれが主症状で、夜間に悪化することが特徴です。足底筋膜炎は朝の痛みが強く、神経痛とは痛みの性質が異なります。

どのくらいの期間で症状は改善しますか？

症状の程度や治療方法により異なりますが、適切な治療により数週間から数か月で改善が期待できます。早期治療ほど回復も早い傾向があります。

足根管症候群は完治しますか？

適切な治療により完治は可能ですが、原因となる疾患がある場合は再発の可能性もあります。根本原因への対処が重要になります。

両足同時に発症することはありますか？

糖尿病などの全身疾患が原因の場合、両足に症状が現れることがあります。片足のみの場合は局所的な原因が考えられます。

足根管症候群の予防方法はありますか？

適切な靴の選択、足のアーチサポート、糖尿病の管理、定期的な足のストレッチなどが予防に効果的です。

運動をしても大丈夫ですか？

症状に応じた適度な運動は有効ですが、痛みを伴う激しい運動は避けるべきです。専門家の指導のもとで行うことが安全です。

足根管症候群は遺伝しますか？

直接的な遺伝はありませんが、偏平足や糖尿病などの素因が遺伝的に関与する場合があります。

マッサージは効果がありますか？

適切なマッサージは血流改善や筋緊張の緩和に効果的ですが、強すぎるマッサージは症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

足根管症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと足根管症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

足根管症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。