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側弯症でも水泳はできる?専門家が教える注意点

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側弯症のことが気になって、仕事や家事の合間にこうして調べてくださっているのですね。その行動力、本当に素晴らしいと思います。お子さんのことを真剣に考えているからこそ、忙しい毎日の中でも時間を作って情報を集めようとしている。その姿勢が、きっとお子さんの未来を守ることにつながります。

今回は、側弯症と水泳の関係について、できる限り正確で役立つ情報をお伝えしながら、当院でできることもご紹介していきます。一緒に考えていきましょう。

院長:佃 隆

私自身も子どもの頃から身体の不調と長く向き合い、カイロプラクティックに出会って人生が変わった経験があります。だからこそ、「どこに相談すればいいか分からない」という不安がいかにつらいか、身をもって知っています。この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです

目次

水泳は側弯症に良いのか、悪いのか

「側弯症には水泳がいい」という話は、至るところで目にします。ただ、その情報が正確かどうかを吟味せずに信じてしまうのは少し危険です。水中での運動は確かに重力の影響を軽減できるため、脊柱にかかる負担が陸上運動と比べて少ないという特性は本当のことです。しかし「水泳なら何をしてもOK」というわけではありません。

柔軟性があるからこそ気づきにくい「フォームの歪み」

ここで、ひとつ見落とされがちな大切なポイントをお伝えします。子どもや若い方は身体が柔らかいため、背骨が曲がっていても水泳自体はできてしまいます。それどころか、柔軟性の高さゆえに、一見スムーズに泳いでいるように見えることもあります。 ただし、よく観察すると側弯症のあるお子さんは泳ぎのフォームが独特になっていることが多いのです。背骨の曲がりに合わせて身体が補正しながら動くため、腕の軌道が左右で非対称だったり、体幹の回旋が一方向に偏っていたりします。 問題は、そのフォームが「泳げている」ように見えるため、本人も周囲も気づきにくいという点です。身体が柔らかいうちは代償できてしまうからこそ、背骨の歪みが静かに進行するリスクがあると私は考えています。 水泳コーチがフォームの崩れを指摘しても、技術的な問題として捉えられがちです。しかし実際には、背骨や骨盤の歪みが根本にある場合、フォームをいくら修正しようとしても限界があります。「フォームがなかなか直らない」「左右のストロークがどうしても揃わない」というお子さんは、一度背骨の状態を専門家に見てもらうことをおすすめします。

背骨が曲がっている状態では、左右の筋肉バランスがすでに崩れています。泳ぎ方によっては、その偏りをさらに強調してしまうことがあるのです。特にクロールで常に同じ側だけで呼吸をする習慣は、左右のアンバランスをさらに進めてしまう可能性があるため、注意が必要です。

おすすめの泳ぎ方と注意したい泳ぎ方

背泳ぎは仰向けで浮きながら泳ぐため、重力に逆らって背骨を伸ばす方向に自然と働きかけます。左右対称に腕を動かしやすく、筋バランスの観点からも比較的おすすめできる泳ぎ方です。

クロールは運動量が多く推進力も高いのですが、呼吸の仕方がポイントになります。左右交互に息継ぎをする「バイラテラルブリージング」を意識することで、片側への偏りをある程度防ぐことができます。水泳部に所属しているお子さんの場合は、コーチに側弯症があることを伝えておくと安心です。

平泳ぎは左右対称の動きが基本ですが、腰を反らす動作が繰り返し加わります。腰椎に弯曲がある場合はこの動作が負担になることもあるため、痛みや違和感を感じたら無理をしないことが大切です。蝶泳ぎは体幹と腰部への負荷が特に大きく、競技レベルで取り組む場合は必ず専門家に相談してから続けるかどうかを判断してください。

水泳が側弯症の原因になることはあるのか

スイミングスクールに幼い頃から通わせてきた親御さんが「もしかして水泳が原因だったのでは」と自分を責めてしまうケースは少なくありません。まず最初にお伝えしたいのは、水泳が直接的に側弯症を引き起こすという科学的なエビデンスは現時点では確立されていないということです。

ただ、特定の泳法を長期間繰り返すことで生じる左右の筋肉の非対称性が、成長期の背骨の形成に影響を与える可能性は、完全に否定できないという見方もあります。大切なのは「水泳が悪い」と結論づけることではなく、「どのように泳いでいるか」「どのくらいの頻度と強度で練習しているか」を見直すことです。

成長期に特に気をつけてほしいこと

側弯症の多くは思春期に進行します。身長が急激に伸びる時期と重なり、骨が柔らかく変形しやすい状態にあるためです。この時期に長時間の練習を無制限に続けることは、どのスポーツであっても慎重に考えるべきことです。

水泳部で本格的に練習している中高生の場合、週の練習量や強度が過剰になっていないかを確認してみてください。疲労が蓄積すると姿勢が崩れやすくなり、それが背骨への余計な負担につながります。「練習のあとに背中が痛い」「なんとなく疲れが抜けない」という訴えがあれば、それは身体からのサインかもしれません。

重症度別に考える、水泳との向き合い方

側弯症の重症度はコブ角(背骨の曲がりの角度)によって分類されます。現在の状態によって、水泳に対するアプローチも異なってきます。

重症度コブ角の目安水泳との関係
軽度10〜25度未満適度な水泳は基本的に可能。泳法と呼吸の偏りに注意
中度25〜45度未満競技レベルの練習は要相談。主治医や専門家の指示に従う
重度45度以上水泳の可否は医師と十分に相談してから判断する

この表はあくまでも目安です。同じコブ角でも、曲がりの場所・方向・年齢・成長の速度によって状況は一人ひとり異なります。数値だけで判断するのではなく、身体全体を総合的に診てくれる専門家のアドバイスを受けることが、何よりも重要です。

コルセットをつけている場合はどうするか

装具療法(コルセット)を行っている方は、水泳中にコルセットを外すことになります。ここで一つ、見落とされがちな問題があります。コルセットを長期間使用していると、コルセットに首や体重を預けてしまい、自分の筋肉で姿勢を支える力がかえって低下してしまうケースがあるのです。装具があることで安心してしまい、逆にねこ背が進行していくケースも少なくありません。コルセットはあくまでもサポートのひとつであり、それだけに頼る状態は避けたいところです。

プール後にコルセットをつけ忘れたまま過ごす時間が長くなることも多いため、管理の徹底と、コルセットを外している時間の姿勢への意識が大切です。

水泳だけで側弯症は改善できるのか

水泳が体幹を鍛え、左右の筋バランスを整える効果があることは事実です。しかし、「水泳をすれば側弯症が治る」という単純な話ではありません。側弯症の原因は一人ひとり異なります。レントゲンに映った背骨の曲がりだけが問題なのではなく、骨盤・頭・首・肩・股関節など、全身のバランスが複雑に絡み合っています。

当院では、背骨だけでなく全身をカイロプラクティックの手技で整えることを大切にしています。なぜなら、側弯症のある身体は背骨以外の部位にも代償的な歪みが生じているからです。水泳で運動習慣をつけることは良いことですが、それはあくまでも「補助的なアプローチ」です。根本的な改善を目指すには、専門的な評価と施術が必要になります。

姿勢ケアとの組み合わせで相乗効果が生まれる

当院では、2冊の書籍にもなっている「姿勢の魔法『シャキーン』メソッド」を用いて、日常生活でできる姿勢ケアをマンツーマンでお伝えしています。施術を受けるだけでなく、ご自宅でもできるセルフケアを身につけることで、改善のスピードが格段に上がります。

水泳などの運動習慣とカイロプラクティック施術、そして日常の姿勢ケアが組み合わさることで、一つひとつの効果が掛け算になります。「施術を受けているだけでは変化が緩やかだったけれど、日常の姿勢を変えてから一気に改善が進んだ」というご報告を、多くの方からいただいています。

「経過観察」で終わらせていいのか、という問い

整形外科で「軽度なので経過観察で大丈夫です」と言われた経験のある方は多いと思います。医学的な方針としてその判断は理解できますが、私はそれで終わりにしてほしくないと思っています。成長期は時間との勝負です。背骨が柔らかく、まだ変化しやすいうちにアプローチできるかどうかが、その後の経過を大きく左右することがあります。

これは歯科矯正と同じ考え方です。歯並びが気になっても「今は痛くないから」と放置する方はあまりいないと思います。将来の負担を減らすために、今できることをする。側弯症の背骨矯正も、まったく同じ発想です。特に、コルセットや手術を回避したいとお考えの方には、早い段階での取り組みを強くおすすめしています。

「手術すれば大丈夫」という情報に惑わされないで

最近はSNSやYouTubeで側弯症の手術体験を発信する方が増えています。「手術してもいろんなことができる」という前向きなメッセージは素晴らしいことです。しかし、その情報だけが目に入ると「装具はしたくないけど、進行したら手術すればいい」と安易に考えてしまうお子さんが増えているのも事実です。情報源が偏ることで、大切な選択肢を見落としてしまわないよう、幅広い視点から情報を集めてほしいと思います。

成長が止まった後も、油断できない理由

「身長が止まれば側弯症の進行も止まる」と言われることがあります。確かに成長期が終われば進行リスクは下がります。ただ、当院の臨床例では、20歳を超えてから少しずつ側弯の角度が進んでしまったということで来院される方も多くいらっしゃいます

生活環境の変化、加齢による筋力低下、長年の間違った姿勢の積み重ね、こういった複数の要素が重なることで、大人になってからも進行することがあります。当院では、成長が止まって病院での治療が終了した方にも、進行する可能性をできる限り減らすためのサポートを行っています。「もう治療は終わったから」と安心せず、定期的に身体の状態を確認することをおすすめします。

側弯症が改善することで広がる、お子さんの未来

側弯症の改善は、単に「背骨の角度が良くなる」だけの話ではありません。身体の不安が減ることで、勉強に集中できるようになる、好きな部活を思い切り楽しめる、おしゃれを楽しめる、留学などの新しい挑戦に踏み出せる、そういった選択肢がどんどん広がっていきます。

成長期の背骨の矯正は、健康面における最重要選択のひとつだと私は考えています。学生時代にしかできない経験は、驚くほどたくさんあります。身体の不安を抱えたまま過ごすよりも、安心できる身体で学校生活を思いっきり楽しんでほしい。その思いが、当院でお子さんの側弯症に向き合い続ける原動力になっています。

院長自身がカイロプラクティックで人生が変わった

私自身も、子どもの頃はねこ背に悩んでいました。中学生のときにカイロプラクティックに出会い、身体が整っていくにつれて、生活のさまざまな面が好転していった経験があります。だからこそ、「成長期のうちに正しいアプローチを受けることの大切さ」を、誰よりも強く信じています。その経験が土台となって、姿勢改善メソッドを確立し、書籍を2冊出版するまでに至りました。私が伝えていることは、理論だけでなく、自分自身の体験と33年・33万人の臨床実績に裏打ちされたものです。

当院が選ばれる理由と、検査のご案内

当院には、整形外科医・内科医・産婦人科医・精神科医・救急救命医などの医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、そしてそのご家族も多数通院しています。医療の専門家たちが自分自身やご家族の施術先として選んでくださっていることが、当院の技術と姿勢への信頼の証だと感じています。

当院の検査は、医学的知識に基づいており、アメリカやカナダのカイロプラクティック院でスタンダードとして行われているものです。姿勢・関節・筋肉・神経・バイタルの5つの視点から現在の状態を包括的に可視化し、院長または副院長が丁寧にご説明しながらケア計画を提案します。「原因が分かれば、不安が半分になる」とよくお伝えしているのですが、実際に多くの方がその言葉を実感してくださっています。

小学生・中学生・高校生も多く通院しており、ご家族ぐるみで来院されるケースも少なくありません。「迷ったらまず検査を受けてみる」という姿勢で、気軽にご来院ください。

側弯症は一人で抱え込まないでください。「どうせ変わらない」「大げさかな」と思う必要はありません。今できることは必ずあります。お子さんのこと、ご自身のこと、少しでも気になることがあれば、まずは当院にご相談ください。三鷹駅から徒歩2分、あなたとお子さんのご来院を心よりお待ちしています。

三鷹にある当院までお越しになられない方へ

遠方にお住まいの方に向けた、ご案内のページを用意しました。当院まで来られないという場合は一度お読みになってみてください。


院長:佃 隆

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