肩関節周囲炎

肩関節周囲炎とは

肩関節周囲炎は、一般的に「四十肩」「五十肩」と呼ばれる症状で、肩関節の周りにある筋肉や腱、関節包などの組織に炎症が起こり、強い痛みと可動域制限を引き起こす病気です。40歳以降に発症することが多く、肩を動かす際の激痛や夜間痛、肩関節の動きが著しく制限されることが特徴的な症状として現れます。

整形外科新患調査によると、肩関節周囲炎の新患数は年間約2,141件で全整形外科疾患の2.5%を占めています。日本人の約10人に1人が一生のうちに経験するとされており、特に50歳以上では発症率が高くなります。女性の方が男性より発症率が高く、高齢化に伴い患者数は増加傾向にあります。

肩関節周囲炎を放置すると、炎症が慢性化し痛みが長期間続く可能性があります。関節の拘縮が進行すると肩の可動域が著しく制限され、日常生活動作が困難になります。最悪の場合、肩関節の動きが完全に失われ、着替え、洗髪、高い場所への手の到達が不可能となり、生活の質が大幅に低下します。

また、痛みによる睡眠不足から体調不良や精神的ストレスが蓄積し、他の健康問題を引き起こすリスクも高まります。

肩関節周囲炎の原因

開院以来、当院には肩関節周囲炎でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、肩関節周囲炎の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

肩関節周囲炎の原因として次のものが挙げられます。

肩関節周囲炎は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、肩関節周囲の筋肉・腱・関節包の炎症や可動域減少が発生し、肩関節周囲炎が発症します。年齢を重ねることで肩関節周囲の筋肉や腱、関節包の柔軟性が低下し、血流も悪くなることで炎症が起こりやすくなります。長時間のデスクワークや猫背などの不良姿勢により、肩甲骨の動きが制限され肩関節への負担が増加することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩関節周囲炎なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩関節周囲炎への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用リスクがあり、根本的な改善には至らない場合があります。対症療法であり根本治療ではなく、薬物依存の可能性もあります。

注射療法

一時的な効果に留まることが多く、繰り返し注射が必要となる場合があります。また感染リスクも伴い、根本的な原因の解決にはなりません。

理学療法

継続的な通院が必要で時間とコストがかかり、適切な負荷調整を行わないと症状が悪化する可能性があります。個人の状態に応じた細かな調整が困難な場合があります。

温熱療法

急性期の炎症時には症状を悪化させる場合があり、効果の持続時間が短いという限界があります。根本的な関節の問題は解決されません。

肩関節周囲炎を改善するために

まずはあなたの肩関節周囲炎の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肩関節周囲炎の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩関節周囲炎と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。肩関節の可動域検査、肩甲骨の動き、頸椎・胸椎の状態、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活での肩の使い方をチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

肩関節周囲炎のQ＆A

肩関節周囲炎は自然に治りますか？

多くの場合、適切な治療により改善しますが、放置すると慢性化し完全な回復が困難になる場合があります。早期の適切な対処が重要です。

肩関節周囲炎の人がやってはいけないことは？

急激な肩の動きや重い物を持ち上げる動作は避けましょう。また痛みを我慢して無理に動かすことは炎症を悪化させる可能性があります。

四十肩と五十肩に違いはありますか？

医学的には同じ疾患で、発症年齢による呼び方の違いです。40代で発症すれば四十肩、50代なら五十肩と呼ばれますが症状に差はありません。

どのくらいの期間で改善しますか？

個人差がありますが、適切な治療を受けた場合、3ヶ月から1年程度で改善することが多いです。早期治療ほど回復期間は短くなります。

両肩同時に発症することはありますか？

同時発症は稀ですが、片側の発症後に反対側も発症するケースは約20%程度あります。予防的なケアが重要になります。

再発する可能性はありますか？

完全に治癒すれば同じ肩での再発は稀ですが、反対側の発症や不完全な治癒による症状の再燃はあり得ます。

運動はした方がいいですか？

急性期は安静が基本ですが、慢性期には適切な運動療法が有効です。専門家の指導のもとで段階的に行うことが重要です。

冷やすべきか温めるべきか？

急性期の強い炎症時は冷却、慢性期や筋肉の緊張が強い時は温熱が効果的です。症状に応じた適切な判断が必要です。

肩関節周囲炎で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと肩関節周囲炎は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩関節周囲炎は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。