肩甲骨の痛み

肩甲骨の痛みとは

肩甲骨の痛みとは、背中の上部にある三角形の骨である肩甲骨とその周辺の筋肉に生じる痛みや不快感のことです。うずくような鈍い痛みから刺すような鋭い痛みまで様々で、首から肩、腕にかけて広がることもあります。

肩甲骨自体の問題だけでなく、首の神経や筋肉の緊張が原因となることが多く、日常生活の動作に大きな支障をきたす症状です。厚生労働省の国民生活基礎調査によると、肩こりを含む肩周辺の症状は国民の訴える症状の上位を占めており、特に40代から50代の働き盛りの世代で多く見られます。肩甲骨の痛みを含む肩こり症状に悩む人は全国で推定1000万人以上とされ、特にデスクワーカーの約8割が何らかの肩周辺の不調を経験していると報告されています。

肩甲骨の痛みを放置すると、慢性的な痛みにより睡眠障害やうつ症状を引き起こす可能性があります。痛みをかばうことで他の部位に負担がかかり、首や腰の痛みを併発することも珍しくありません。さらに深刻な場合、頚椎椎間板ヘルニアなどの重篤な疾患に進行する恐れがあります。手のしびれや握力低下、字が書きにくくなるなどの神経症状が現れ、日常生活や仕事に深刻な影響を与える可能性があります。早期の対処が何より重要です。

肩甲骨の痛みの原因

開院以来、当院には肩甲骨の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、肩甲骨の痛みの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

肩甲骨の痛みの原因として次のものが挙げられます。

肩甲骨の痛みは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、頚椎関節の可動域減少や肩甲骨周辺の筋肉・筋膜の緊張などが発生し、肩甲骨の痛みが発症します。デスクワークやスマートフォンの使用による前かがみの姿勢が続くことで、肩甲骨周辺の筋肉が緊張し痛みが生じることが最も多い原因となっています。それは人によって違い、単に筋肉をほぐしたり関節の動きを矯正するだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。肩甲骨の痛みなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

肩甲骨の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

一時的な症状緩和にとどまることが多く、根本的な原因の解決には至らない場合があります。また長期使用による副作用のリスクもあります。

物理療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院が必要となります。また症状によっては効果が限定的な場合もあります。

理学療法

専門的な指導が必要で、自己流で行うと悪化のリスクがあります。また継続的な取り組みが必要で根気が求められます。

注射療法

効果が一時的で繰り返し治療が必要な場合があり、注射部位の感染リスクも考慮する必要があります。

肩甲骨の痛みを改善するために

まずはあなたの肩甲骨の痛みの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、肩甲骨の痛みの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

肩甲骨の痛みと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頚椎・胸椎・腰椎のカーブの形状、背骨全体の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

肩甲骨の痛みのQ＆A

肩甲骨の痛みは自然に治りますか？

軽度の筋肉疲労による痛みは安静にすることで改善することもありますが、慢性化した痛みや神経の圧迫が原因の場合は適切な治療が必要です。

肩甲骨の痛みがある人がやってはいけないことは？

無理な運動や重いものを持つこと、長時間同じ姿勢を続けることは避けましょう。また自己流のマッサージは症状を悪化させる可能性があります。

肩甲骨の痛みと肩こりの違いは何ですか？

肩こりは首から肩にかけての筋肉の緊張による症状で、肩甲骨の痛みはより限局的で鋭い痛みを伴うことが多く、神経の関与も考えられます。

肩甲骨の痛みは何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科を受診することをお勧めします。必要に応じて神経内科や内科での精査が必要な場合もあります。

肩甲骨の痛みの原因を調べるにはどんな検査が必要ですか？

レントゲン検査やMRI検査により骨や椎間板、神経の状態を詳しく調べることができます。血液検査が必要な場合もあります。

肩甲骨の痛みは年齢と関係がありますか？

加齢により椎間板の変性や筋力低下が起こりやすくなりますが、若い世代でもデスクワークやスマートフォンの使用により症状が現れることがあります。

肩甲骨の痛みにマッサージは効果的ですか？

適切なマッサージは血流改善や筋肉の緊張緩和に効果的ですが、原因によっては悪化する場合もあるため専門家による判断が重要です。

肩甲骨の痛みと内臓の病気は関係がありますか？

心筋梗塞や胆石などの内臓疾患が肩甲骨周辺に関連痛を起こすことがあります。突然の激痛や他の症状を伴う場合は注意が必要です。

肩甲骨の痛みを予防する方法はありますか？

正しい姿勢の維持、定期的なストレッチ、適度な運動、ストレス管理などが予防に効果的です。デスクワーク中の休憩も重要です。

肩甲骨の痛みが片側だけに出るのはなぜですか？

利き手の使いすぎや姿勢の偏り、神経の圧迫部位により片側に症状が現れることがあります。内臓疾患による関連痛の可能性も考慮する必要があります。

肩甲骨の痛みで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと肩甲骨の痛みは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

肩甲骨の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。