変形性股関節症

変形性股関節症とは

変形性股関節症とは、股関節の軟骨が徐々にすり減り、骨が変形することで痛みや動きの制限が生じる病気です。股関節は体重を支える重要な関節のため、軟骨のクッション機能が低下すると、歩行や日常動作に大きな影響を与えます。

関節の変形が進行すると、痛みが強くなり、関節の動く範囲が狭くなってしまいます。厚生労働省の調査によると、日本における変形性股関節症の有病率は1.0～4.3％とされており、これを人口に換算すると約120万～510万人の患者がいると推定されています。特に女性に多く見られ、患者の約9割が女性です。男性の有病率が0～2.0％に対し、女性は2.0～7.5％と明らかに高い傾向にあります。この姿勢により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

変形性股関節症を放置すると、軟骨の摩耗が進行し、骨同士が直接こすれ合うようになります。その結果、激しい痛みが生じ、歩行困難となり車椅子生活を余儀なくされる可能性があります。日常生活では足の爪切りや靴下の着脱が困難になり、階段の昇降や車の乗り降りに手すりが必要となります。最終的には人工股関節置換術などの大きな手術が避けられなくなる場合があります。痛みによる睡眠不足や活動量の低下により、体力の衰えや筋力低下も進行します。外出を控えるようになることで、社会的な孤立感を感じる方も少なくありません。

変形性股関節症の原因

開院以来、当院には変形性股関節症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、変形性股関節症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

変形性股関節症の原因として次のものが挙げられます。

変形性股関節症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、股関節の可動域減少や股関節周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、それが変形性股関節症となります。日本では患者の約90％が先天性の要因によるものとされており、生まれつき股関節の受け皿部分の形成が不十分な状態が関節に負担をかけやすくしています。加齢により軟骨の弾力性が失われることで、関節への負担が増加し症状が進行します。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。変形性股関節症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性股関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬の効果が切れると痛みが再発します。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあり、薬物依存の可能性もあります。

運動療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があり、正しい方法を習得するまでに専門的な指導が必要となります。

関節内注射・手術療法

効果は一時的で、定期的な注射が必要となります。感染のリスクや注射時の痛みを伴い、手術の場合は身体への負担が大きく、入院期間やリハビリ期間が長期にわたります。手術のリスクや合併症の可能性があります。

変形性股関節症を改善するために

まずはあなたの変形性股関節症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、変形性股関節症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

変形性股関節症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。股関節の可動域検査、骨盤の歪み分析、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

変形性股関節症のQ＆A

変形性股関節症は自然に治りますか？

変形性股関節症は進行性の疾患のため、自然治癒は期待できません。しかし適切な治療により症状の改善や進行の抑制は可能です。

変形性股関節症の人がやってはいけないことは？

激しい運動や重い物の持ち上げ、長時間の立ち仕事など股関節に過度な負担をかける動作は避けるべきです。

変形性股関節症と股関節症の違いは何ですか？

股関節症は股関節の病気全般を指し、変形性股関節症はその中でも軟骨の摩耗と骨の変形を特徴とする特定の疾患です。

変形性股関節症は遺伝しますか？

直接遺伝するものではありませんが、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全などの素因が遺伝的要因として関与する場合があります。

どのくらいの期間で症状が進行しますか？

個人差がありますが、一般的に数年から十数年かけて徐々に進行します。早期の適切な対処により進行を遅らせることが可能です。

変形性股関節症でも運動はできますか？

適切な運動は筋力維持に重要ですが、水中ウォーキングなど関節への負担が少ない運動を選択することが大切です。

手術以外で根本的に改善する方法はありますか？

カイロプラクティックなどの手技療法により、関節の動きを改善し症状の軽減を図ることができる場合があります。

変形性股関節症の初期症状はどのようなものですか？

歩き始めの違和感、立ち上がり時の痛み、長時間歩いた後の疲労感などが初期症状として現れることが多いです。

何科を受診すればよいですか？

まずは整形外科を受診することが一般的ですが、カイロプラクティックなどの代替医療も選択肢の一つです。

日常生活で気をつけることはありますか？

適正体重の維持、股関節に負担をかけない動作の心がけ、定期的な軽い運動などが重要です。

変形性股関節症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと変形性股関節症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

変形性股関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。