変形性膝関節症

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、膝の関節軟骨が年齢とともに摩耗し、関節のクッション機能が低下することで膝に痛みや動きの制限が生じる疾患です。関節軟骨がすり減ることで骨同士が直接こすれ合い、炎症や痛みを引き起こします。

主に中高年の女性に多く見られ、日常生活動作に大きな支障をきたすことがある運動器疾患の代表的なものです。厚生労働省の調査によると、変形性膝関節症の患者数は自覚症状を有する患者で約1,000万人、レントゲン画像上の変化も含めた潜在的な患者数は約3,000万人と推定されています。40歳以上での有病率は男性42.6％、女性62.4％となっており、特に女性の患者が多いことが特徴です。年齢とともに有病率は上昇し、65歳以上では55％の高い割合で認められ、まさに国民病と呼ばれる状況です。

変形性膝関節症を放置すると、関節軟骨の摩耗が進行し、痛みが慢性化して日常生活に深刻な影響を与えます。歩行困難となり、外出を控えるようになることで筋力がさらに低下し、悪循環に陥ります。最終的には関節の変形が進み、人工関節置換術などの大きな手術が必要になる可能性があります。また、活動量の低下により全身の筋力低下や骨密度の減少、心肺機能の低下なども招き、要介護状態のリスクが高まります。早期の適切な対処により、このような最悪の事態を避けることができるのです。

変形性膝関節症の原因

開院以来、当院には変形性膝関節症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、変形性膝関節症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

変形性膝関節症の原因として次のものが挙げられます。

変形性膝関節症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、膝関節の可動域減少や膝周囲の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、膝の痛みが発症します。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。変形性膝関節症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

変形性膝関節症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な治療ではなく対症療法のため、薬の効果が切れると痛みが戻ります。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

ヒアルロン酸注射

効果に個人差があり、定期的な注射が必要で費用がかかります。注射による感染リスクや一時的な痛みの増強もあります。

運動療法・装具療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な取り組みが必要です。不適切な運動により症状が悪化する可能性もあります。装具に依存してしまう可能性があり、長期使用により筋力低下を招くこともあります。

変形性膝関節症を改善するために

まずはあなたの変形性膝関節症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、変形性膝関節症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

変形性膝関節症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。膝関節の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

変形性膝関節症のQ＆A

変形性膝関節症は自然に治りますか？

変形性膝関節症は進行性の疾患のため、自然治癒は期待できません。しかし、適切な治療とケアにより症状の改善や進行の抑制は十分可能です。

変形性膝関節症の人がやってはいけないことは？

膝に過度な負担をかける激しい運動や長時間の正座、重い物の持ち運びは避けるべきです。また、安静にしすぎて筋力低下を招くことも良くありません。

膝関節症と変形性膝関節症の違いは何ですか？

膝関節症は膝の痛みや不調の総称で、変形性膝関節症はその中でも軟骨の摩耗による関節の変形を伴う特定の疾患を指します。

変形性膝関節症は必ず痛みを伴いますか？

初期段階では痛みを感じない場合もあります。レントゲンで変化が見られても自覚症状がない潜在的な患者も多く存在します。

変形性膝関節症は完治しますか？

摩耗した軟骨が完全に元に戻ることはありませんが、適切な治療により痛みの軽減や機能改善は十分可能で、日常生活に支障のない状態まで回復できます。

若い人でも変形性膝関節症になりますか？

主に中高年に多い疾患ですが、スポーツ外傷や遺伝的要因により若い人でも発症する可能性があります。ただし、40歳未満での発症は比較的稀です。

変形性膝関節症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと変形性膝関節症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

変形性膝関節症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。