ホットフラッシュ

ホットフラッシュとは

ホットフラッシュとは、突然顔や首、胸部を中心に熱感が生じ、同時に発汗や動悸を伴う症状です。通常2～4分程度続き、その後急に冷たく感じることもあります。更年期の女性に多く見られ、女性ホルモンの急激な変化により体温調節機能が乱れることで起こります。

国立長寿医療研究センターの調査によると、中高年女性のホットフラッシュ有症率は全体で24.5％となっています。特に50-54歳群で45.2％と最も高く、55-59歳群で31.7％、60歳以降でも約2割の女性が症状を経験しています。日本の更年期女性人口を考慮すると、数百万人がこの症状に悩んでいると推定されます。

ホットフラッシュを放置すると、慢性的な睡眠不足により免疫力低下や認知機能の低下を招く可能性があります。また、症状への不安から外出を控えるようになり、社会的孤立やうつ症状を引き起こすリスクが高まります。職場での人間関係悪化や仕事のパフォーマンス低下により、キャリアに深刻な影響を与える場合もあります。最悪の場合、QOL（生活の質）が著しく低下し、日常生活全般に支障をきたす状態が長期間続く可能性があります。

ホットフラッシュの原因

開院以来、当院にはホットフラッシュでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ホットフラッシュの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ホットフラッシュの原因として次のものが挙げられます。

ホットフラッシュは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、体温調節を司る視床下部の機能不安定や血管の収縮・拡張のコントロール異常などが発生し、ホットフラッシュが発症します。更年期における女性ホルモンの急激な変化により、体温調節機能が乱れることが主要因となります。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れることも症状を悪化させる重要な要因です。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ホットフラッシュなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ホットフラッシュへの対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法（HRT）

減少した女性ホルモンを薬剤で補充し、症状の改善を図る治療法です。しかし血栓症や乳がんのリスク増加の可能性があり、定期的な検査が必要です。また、すべての患者に適応できるわけではありません。

漢方薬治療

当帰芍薬散や加味逍遙散などの漢方薬により、体質改善と症状緩和を目指します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、体質に合わない場合は副作用が生じる可能性があります。

抗うつ薬・抗不安薬

SSRI（選択的セロトニン再取り込み阻害薬）などにより症状の軽減を図ります。しかし眠気や吐き気などの副作用があり、依存性の問題も考慮する必要があります。

生活指導

食事療法、運動療法、ストレス管理などの生活習慣改善指導を行います。しかし患者自身の継続的な努力が必要で、即効性に欠ける場合があります。

ホットフラッシュを改善するために

まずはあなたのホットフラッシュの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ホットフラッシュの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ホットフラッシュと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ホットフラッシュのQ＆A

ホットフラッシュは自然に治りますか？

多くの場合、閉経後5年程度で症状は軽減しますが、個人差があり10年程度続く方もいます。適切なケアにより症状の軽減は可能です。

ホットフラッシュの人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、辛い食事、アルコール、喫煙は症状を悪化させるため控えましょう。また、急激な温度変化も避けることが重要です。

ホットフラッシュはいつまで続くのでしょうか？

平均的には5年程度ですが、症状の強さや持続期間には個人差があります。適切な対処により症状の軽減や期間の短縮が期待できます。

更年期以外でもホットフラッシュは起こりますか？

甲状腺機能障害や糖尿病、薬剤の副作用でも起こります。また、過度のストレスや自律神経の乱れが原因となる場合もあります。

ホットフラッシュと他の病気の見分け方は？

発熱を伴わない急激な熱感と発汗が特徴です。症状が頻繁で日常生活に支障がある場合は、専門医による鑑別診断が必要です。

男性でもホットフラッシュは起こりますか？

男性更年期（LOH症候群）でも同様の症状が現れることがあります。テストステロンの低下が主な原因となります。

ホットフラッシュに効果的な食べ物はありますか？

大豆イソフラボンを含む食品や、ビタミンE、オメガ3脂肪酸を含む食品が症状の軽減に役立つとされています。

運動はホットフラッシュに良いのでしょうか？

適度な有酸素運動は自律神経を整え、症状の軽減に効果的です。ただし、激しい運動は症状を悪化させる場合があるため注意が必要です。

ホットフラッシュの症状を予防する方法はありますか？

規則正しい生活習慣、ストレス管理、適度な運動、バランスの取れた食事が予防に効果的です。また、誘因となる要素を避けることも重要です。

ホットフラッシュで病院を受診する目安は？

日常生活に支障をきたす程度の症状が続く場合、睡眠障害を伴う場合、症状が長期間続く場合は専門医への相談をお勧めします。

ホットフラッシュで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとホットフラッシュは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ホットフラッシュは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。