舌痛症

舌痛症とは

舌痛症とは、舌に目に見える異常や血液検査での異常値が認められないにも関わらず、舌にヒリヒリ、ピリピリとした痛みや違和感を感じる症状です。舌の表面に炎症や傷がないのに痛みが続くため、原因が分からず不安を感じる方が多い症状でもあります。

日本歯科医師会の調査によると、舌痛症は全人口の0.7～3％に発症するとされており、特に閉経後の女性では12～18％という高い有病率が報告されています。これは日本全体で約90万人から400万人程度の方が舌痛症で悩んでいる計算になり、決して珍しい症状ではありません。舌の痛みにより日常生活に支障をきたし、心理的な負担も大きい症状です。

舌痛症を放置すると、慢性的な痛みによる食欲不振や体重減少が起こる可能性があります。また、舌癌への不安から精神的ストレスが増大し、睡眠障害やうつ状態を引き起こすこともあります。痛みが長期間続くことで日常生活の質が著しく低下し、仕事や人間関係にも支障をきたす恐れがあります。

最悪の場合、強い不安や恐怖から外出を避けるようになり、社会的孤立状態に陥る可能性もあります。舌の痛みが続くことで食事を楽しめなくなり、栄養状態の悪化や免疫力の低下につながることもあります。

舌痛症の原因

開院以来、当院には舌痛症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、舌痛症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

舌痛症の原因として次のものが挙げられます。

舌痛症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、舌の知覚神経の異常や自律神経の不調などが発生し、舌痛症が発症します。ホルモンバランスの変化により自律神経が不安定になったり、ストレスによる心理的要因が身体症状として現れることもあります。口腔内の乾燥や栄養不足が舌の組織に影響を与え、痛みや違和感を生じさせることもあります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。舌痛症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

舌痛症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗不安薬や抗うつ薬は副作用として眠気やふらつきが生じる可能性があり、長期服用による依存性も懸念されます。対症療法であり根本治療ではなく、薬を中止すると症状が再発することが多くあります。

口腔ケア指導

一時的な改善は期待できますが、根本的な原因解決には至らないことが多く、継続的なケアが必要です。口腔内の環境改善だけでは、神経系や自律神経の問題は解決されません。

栄養指導・精神療法

栄養素の補給だけでは症状が改善されない場合が多く、効果を実感するまでに時間がかかります。精神療法は効果が現れるまでに長期間を要し、専門医との継続的な治療が必要で費用もかかります。

舌痛症を改善するために

まずはあなたの舌痛症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、舌痛症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

舌痛症の改善には、症状の根本原因を特定することが最も重要です。当院では5種類の独自検査により、姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの観点から舌痛症の原因を徹底的に分析いたします。多くの舌痛症は、頸椎の歪みや自律神経の不調が関係しています。頸椎の位置異常により舌の知覚神経に影響が生じたり、ストレスによる自律神経の乱れが症状を引き起こしている可能性があります。

当院では世界基準のカイロプラクティック技術により、頸椎の調整と自律神経の正常化を図ります。薬に頼らない根本的な改善を目指し、一人ひとりの症状に合わせたオーダーメイドの治療を提供いたします。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

舌痛症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。頸椎・胸椎の可動域検査、全身の姿勢分析、自律神経の状態、舌の知覚神経の検査、口腔内の環境チェックなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、歯科や口腔外科での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

舌痛症のQ＆A

舌痛症は自然に治りますか？

舌痛症の約3％は特別な治療を行わなくても自然治癒するとされていますが、多くの場合は適切な治療が必要で、放置すると長期間痛みが続く可能性があります。

舌痛症の人がやってはいけないことは？

辛い食べ物や熱い飲み物、アルコールの摂取は症状を悪化させる可能性があります。また、舌を頻繁に触ったり、過度に気にしすぎることも症状の悪化につながります。

舌痛症と舌癌の違いは何ですか？

舌痛症は見た目に異常がないのに痛みを感じる症状で、舌癌は実際に腫瘍ができる病気です。舌痛症では血液検査や画像検査で異常は見つかりません。

なぜ食事中は痛みが和らぐのですか？

食事や会話中は意識が他のことに向くため痛みを感じにくくなり、また唾液の分泌が増えることで舌の乾燥が改善されるためと考えられています。

どの診療科を受診すればよいですか？

まずは歯科や口腔外科を受診し、器質的な異常がないか確認してもらいましょう。必要に応じて心療内科や精神科での治療も検討されます。

舌痛症は完治する病気ですか？

適切な治療により症状の改善は期待できますが、完治までには時間がかかることが多く、個人差があります。早期の治療開始が重要です。

男性でも舌痛症になりますか？

舌痛症は女性に多い症状ですが、男性でも発症します。男性の場合は70歳代での発症が多いとされています。

舌痛症の痛みはどのくらい続きますか？

個人差がありますが、多くの患者さんは長期間にわたって痛みを訴えます。適切な治療により数ヶ月から数年で改善することもあります。

舌痛症に効果的な食べ物はありますか？

亜鉛を多く含む牡蠣や肉類、ビタミンB群を含む緑黄色野菜などが推奨されますが、食事だけでの改善は限定的で、総合的な治療が必要です。

舌痛症の改善にカイロプラクティックは有効ですか？

頸椎の調整や自律神経の正常化により、舌の知覚神経の異常を改善できる可能性があります。適切な施術者による治療は舌痛症改善に効果的です。

舌痛症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと舌痛症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

舌痛症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。