浮き指

浮き指とは

浮き指とは、立っているときに足の指が地面から浮いてしまい、しっかりと接地していない状態のことです。正常な足では、足の指・足の裏の中央部分・かかとの三点で体重を支えますが、浮き指の場合は足の指が使えないため、足の裏の中央部分とかかとの二点だけで体重を支えることになります。これにより、歩行時の安定性が低下し、体全体のバランスに影響を与える状態を指します。

研究調査によると、日本人女性の約8割に1本以上の浮き指があると報告されています。特に深刻なのは子どもの浮き指で、現在では小学校卒業時に8割の児童に浮き指が見られるとの調査報告もあり、現代の生活環境の変化により、浮き指が急速に増加していることを示しています。

浮き指を放置すると、歩行時の不安定感が増し、転倒リスクが高まります。足の指の付け根部分に過度な負担がかかり、タコやウオノメが形成されることも少なくありません。重心がかかとに偏ることで、猫背や反り腰などの不良姿勢が定着してしまいます。

さらに慢性的な肩こり、首こり、腰痛が発症し、日常生活に支障をきたすようになります。巻き爪や陥入爪などの爪の変形が進行し、痛みや炎症を引き起こすこともあります。膝や股関節への負担が増加し、関節痛や変形性関節症のリスクが高まる可能性もあるのです。

運動能力の低下により、さらなる筋力低下と悪循環に陥ってしまいます。最悪の場合、足底部の感覚受容器が正常に機能しなくなることで、バランス感覚が著しく低下し、歩行困難や頻繁な転倒により、日常生活の自立が困難になる可能性があります。

浮き指の原因

開院以来、当院には浮き指でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、浮き指の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

浮き指の原因として次のものが挙げられます。

浮き指はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、足の指を支える筋肉の機能低下や足底の感覚受容器の働きが鈍くなることで浮き指が発症します。それは人によって違い、単に足の指の運動をしたり靴を変えるだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。浮き指でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

浮き指への対応として、次のようなものが一般的です。

インソール療法

足の形状に合わせたインソールを作成し、足のアーチを適正化することで浮き指の改善を図ります。しかし個人の足の形状に合わせた精密な調整が必要で、作成に時間とコストがかかります。また、靴の種類によっては使用できない場合があり、定期的な調整やメンテナンスが必要です。

運動療法・リハビリテーション

足の指の筋力強化や柔軟性向上を目的とした専門的な運動指導を行います。しかし継続的な通院と自宅での運動実践が必要で、効果を実感するまでに時間がかかります。間違った方法で行うと症状が悪化する可能性もあります。

靴の指導

適切な靴の選び方や履き方について専門的なアドバイスを提供します。しかし適切な靴は一般的に高価で、ファッション性との両立が困難な場合があります。また、職場の規定などにより選択肢が限られることもあります。

テーピング療法

足の指の位置を適切に保持するためのテーピング技術を用いた治療を行います。しかし毎日のテーピングが必要で手間がかかり、皮膚のかぶれや違和感を生じる場合があります。また、根本的な改善ではなく対症療法的な側面が強いです。

浮き指を改善するために

まずはあなたの浮き指の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、浮き指の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

浮き指と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。足の指の機能検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

インソールやテーピングで効果を感じなかった方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

浮き指のQ＆A

浮き指は自然に治りますか？

浮き指は生活習慣や筋力低下が原因のため、自然治癒は期待できません。適切な運動療法や生活習慣の改善により、意識的に取り組むことで改善が可能です。

浮き指の人がやってはいけないことは？

大きすぎる靴やヒールの高い靴の着用、スリッパでの長時間歩行、足の指を使わない歩き方は避けるべきです。また、急激な運動も足への負担となります。

浮き指と扁平足の関係はありますか？

浮き指により足のアーチが崩れることで扁平足を併発することがあります。両者は相互に影響し合う関係にあり、同時に改善を図ることが重要です。

どのような靴を選べばよいですか？

足の指が自由に動かせる幅広の靴で、適切なサイズのものを選びましょう。かかとがしっかり固定され、足のアーチをサポートする機能があるものが理想的です。

浮き指は遺伝しますか？

浮き指自体は遺伝しませんが、足の形状や筋力の特徴は遺伝的要素があります。主な原因は生活習慣や環境要因によるものです。

子どもの浮き指は大人になっても続きますか？

適切な対処を行わない場合、成人後も浮き指が継続する可能性が高いです。子どもの頃からの早期対応が重要で、成長期での改善が最も効果的です。

浮き指の改善にはどのくらいの期間が必要ですか？

個人差がありますが、継続的な取り組みにより2〜6ヶ月程度で改善の兆候が現れることが多いです。完全な改善には1年以上かかる場合もあります。

浮き指専門の病院はありますか？

整形外科や足専門外来、一部の整骨院で対応可能です。フットケア専門クリニックや姿勢専門の治療院でも診療を行っている場合があります。

浮き指と外反母趾の違いは何ですか？

外反母趾は親指が小指側に曲がる変形ですが、浮き指は指が地面から浮く状態です。ただし、浮き指が進行すると外反母趾を併発することがあります。

浮き指改善のための運動は毎日行う必要がありますか？

効果的な改善のためには毎日の継続が理想的ですが、週3〜4回でも十分な効果が期待できます。無理のない範囲で継続することが最も重要です。

浮き指で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと浮き指は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

浮き指は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。