線維筋痛症

線維筋痛症とは

線維筋痛症とは、全身の筋肉や関節に原因不明の慢性的な痛みが3ヶ月以上続く病気です。通常の血液検査やレントゲン、MRIなどの検査では異常が見つからないにも関わらず、患者さんは「ナイフで切られるような」激しい痛みを感じます。

痛みだけでなく、疲労感、睡眠障害、頭痛、抑うつ感など多様な症状を伴うのが特徴です。脳の痛みを感じる機能に異常が生じることで起こると考えられています。

厚生労働省研究班が実施した全国疫学調査によると、日本の線維筋痛症の推定患者数は約200万人で、人口の1.66％に相当します。男女比は1対4.8と女性に多く、決して珍しい病気ではありません。

線維筋痛症を適切に治療せずに放置すると、痛みが慢性化し日常生活の質が著しく低下します。仕事や家事ができなくなり、社会復帰が困難になる可能性があります。

また、慢性的な痛みによる睡眠不足や疲労感が蓄積し、うつ病や不安障害などの精神的な合併症を引き起こすリスクが高まります。さらに、周囲の理解が得られずに孤立感を深め、家族関係や人間関係にも悪影響を及ぼします。

最終的には寝たきり状態になってしまう場合もあり、早期の適切な対処が重要です。痛みで夜中に目が覚めたり、日中の集中力や作業効率の低下を招くなど、放置すればするほど症状は悪化していきます。

線維筋痛症の原因

開院以来、当院には線維筋痛症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、線維筋痛症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

線維筋痛症の原因として次のものが挙げられます。

線維筋痛症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脳や脊髄の痛みを処理する機能に異常が生じ、通常では痛みを感じない刺激でも激痛として感じてしまう状態になります。それは人によって違い、単に痛み止めを服用したり局所的な治療を行うだけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。線維筋痛症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

線維筋痛症への対応として、次のようなものが一般的です。

しかし、これらの治療法には以下のようなデメリットがあります。

薬物療法（プレガバリン）

傾眠やめまいなどの副作用があり、運転や精密機械の操作が制限されます。また、個人差が大きく効果が得られない場合もあります。

薬物療法（デュロキセチン）

悪心、めまい、傾眠などの副作用があり、服薬コンプライアンスが悪い患者には不適です。

運動療法

継続的な実施が必要で、専門家の指導なしに行うと症状が悪化する可能性があります。また、痛みのために運動自体が困難な場合があります。

線維筋痛症を改善するために

まずはあなたの線維筋痛症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、線維筋痛症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

線維筋痛症と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

線維筋痛症のQ＆A

線維筋痛症は自然に治りますか？

線維筋痛症は慢性疾患のため自然治癒は困難ですが、早期診断と適切な治療により症状の大幅な改善は可能です。治療開始から5年以内であれば、痛みを半分以下に軽減できる可能性が高くなります。

線維筋痛症の人がやってはいけないことは？

過度な運動や無理な活動は症状を悪化させるため避けるべきです。また、ストレスの蓄積や睡眠不足も症状を増悪させるため、規則正しい生活リズムを心がけることが重要です。

線維筋痛症と慢性疲労症候群の違いは何ですか？

線維筋痛症は全身の痛みが主症状で、慢性疲労症候群は極度の疲労感が中心です。ただし、約9割の線維筋痛症患者に疲労感があり、両方を併発するケースも少なくありません。

なぜ検査で異常が見つからないのに痛いのですか？

線維筋痛症の痛みは組織の損傷ではなく、脳の痛みを処理する機能の異常によるものです。そのため従来の検査では異常が検出されませんが、痛みは確実に存在しています。

線維筋痛症は遺伝しますか？

明確な遺伝性は証明されていませんが、家族内での発症例があることから、遺伝的素因が関与している可能性は指摘されています。ただし、環境要因の影響も大きいと考えられています。

完治する可能性はありますか？

完全な治癒は困難ですが、適切な治療により日常生活に支障のない程度まで症状をコントロールすることは十分可能です。実際に治療を卒業できる患者さんも存在します。

線維筋痛症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと線維筋痛症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

線維筋痛症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。