嘔吐

嘔吐とは

嘔吐とは、胃の内容物が逆流して口から外に出ることです。胃が強く収縮し、胃の内容物が食道に押し上げられて口から出る現象を指します。吐き気は嘔吐しそうな不快感のことで、悪心とも呼ばれ、多くの場合吐き気に続いて嘔吐が起こります。脳の延髄にある嘔吐中枢が刺激を受けることで起こり、胃や腸の病気以外にも、ストレス、薬剤の副作用、頭痛など様々な原因で発症します。

日本における嘔吐を伴う感染性胃腸炎の発生状況として、ノロウイルスによる食中毒は令和6年の統計で患者数8,656名が報告されています。また、ロタウイルスによる胃腸炎では年間約80万人の患者が発生すると推計されており、ストレス性やその他の原因による嘔吐を含めると、実際の患者数はさらに多いと考えられます。

嘔吐を放置すると、まず脱水症状が深刻な問題となります。水分摂取ができないほどの症状が続くと、極度の脱水状態に陥り、電解質バランスが崩れて生命に危険が及ぶ可能性があります。また、頻繁な嘔吐により胃液が食道を逆流することで、食道炎を引き起こし、さらなる不快感と痛みを生じます。長期間放置すると栄養失調状態となり、体力低下や免疫力の低下を招きます。最悪の場合、重篤な基礎疾患（脳出血、腸閉塞、心筋梗塞など）が原因の嘔吐を見逃すことで、命に関わる状況に発展する危険性があります。

嘔吐の原因

開院以来、当院には嘔吐でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、嘔吐の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

嘔吐の原因として次のものが挙げられます。

嘔吐は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の乱れや消化器官の機能低下などが発生し、嘔吐が発症します。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れ、消化機能に対する身体の調整能力が低下することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。嘔吐なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

嘔吐への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（制吐剤）

ドンペリドンやメトクロプラミドなどの薬剤を使用して、嘔吐中枢の働きを抑制し症状を軽減します。しかし一時的な症状抑制に留まることが多く、根本原因が解決されないため症状の再発が起こりやすい状況があります。また、長期使用により副作用や薬剤への依存性が生じる可能性があります。

輸液療法（点滴）

脱水症状や電解質異常を改善するために、静脈内に水分や電解質を補給します。しかし通院の頻度が増えることで時間的・経済的負担が大きくなり、根本的な体質改善にはつながりにくいという限界があります。

胃腸薬の処方

胃酸を抑制するプロトンポンプ阻害薬や胃の動きを改善する消化管運動促進薬を処方します。しかし症状の対症療法が中心となるため、ストレスや体の歪みなど根本的な原因に対するアプローチが不十分になることがあります。

嘔吐を改善するために

まずはあなたの嘔吐の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、嘔吐の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

嘔吐と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

嘔吐のQ＆A

嘔吐は自然に治りますか？

ウイルス性胃腸炎による一時的な嘔吐は自然治癒することが多いですが、ストレス性や慢性的な嘔吐は根本原因を改善しない限り症状が繰り返される可能性が高いです。

嘔吐の人がやってはいけないことは？

嘔吐直後の急激な水分摂取、刺激の強い食べ物の摂取、無理な体勢での安静は避けるべきです。また、症状を我慢し続けることで脱水が進行する危険性があります。

ストレス性の嘔吐と胃腸炎の嘔吐の見分け方は？

胃腸炎では発熱や下痢を伴うことが多く、ストレス性では特定の状況や環境で症状が悪化する傾向があります。持続期間や随伴症状で判別可能です。

嘔吐が続く場合、何科を受診すればよいですか？

まずは消化器内科を受診し、器質的疾患を除外した後、ストレス関連であれば心身医学的なアプローチが可能な医療機関への相談をお勧めします。

嘔吐止めの薬を飲み続けても大丈夫ですか？

長期間の服用は副作用や依存性のリスクがあります。根本原因を改善する治療法と併用することで、薬剤への依存を減らすことが重要です。

嘔吐恐怖症は治すことができますか？

適切な治療により改善は十分可能です。体の歪みを整えることで自律神経バランスが改善し、不安症状も軽減される場合が多く見られます。

嘔吐で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと嘔吐は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

嘔吐は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。