食物アレルギー

食物アレルギーとは

食物アレルギーとは、特定の食べ物を摂取した後、通常2時間以内に皮膚のかゆみやじんましん、嘔吐、腹痛、呼吸困難などの症状が現れる病気です。体の免疫システムが本来無害な食べ物の成分を異物として認識し、過剰に反応することで起こります。

厚生労働省の調査によると、学校における食物アレルギーの有病率は全体で2.6%となっており、小学生では2.8%、中学生2.6%、高校生1.9%の割合で発症しています。また、1歳児の約10%に食物アレルギーが見られるとの報告もあり、全国の推定患者数は約33万6千人とされています。

食物アレルギーを適切に管理せず放置すると、誤食によるアナフィラキシーショックを引き起こし、最悪の場合は心肺停止や脳障害、死に至る可能性があります。また、継続的な症状により栄養不足や成長への影響、家族全体の生活の質の低下、子どもの社会性発達への悪影響なども懸念されます。早期の適切な診断と管理が重要です。

食物アレルギーの原因

開院以来、当院には食物アレルギーでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、食物アレルギーの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

食物アレルギーの原因として次のものが挙げられます。

食物アレルギーは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、免疫系の調節機能が低下し、アレルギー反応が起こりやすくなります。消化管や免疫システムの防御機能が体質的に弱い、または未熟な状態にあることで、本来無害な食物タンパク質に対してIgE抗体が作られてしまいます。また、自律神経の乱れにより免疫系のバランスが崩れることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。食物アレルギーなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

食物アレルギーへの対応として、次のようなものが一般的です。

除去食療法

原因となる食物を完全に避ける食事管理を行います。しかし栄養バランスの偏りや社会生活への制限、家族の負担増加が問題となります。完全除去により不必要な食事制限を続けるリスクもあり、根本的な体質改善には至りません。

薬物療法

抗ヒスタミン薬やステロイド薬による症状の緩和治療を実施します。しかし症状の一時的な緩和にとどまり根本的な解決にはならず、薬剤の副作用や依存性の懸念があります。長期間の服用により効果が薄れる場合もあります。

食物経口負荷試験

原因食物を少量ずつ摂取して症状の有無を確認する検査を行います。しかし検査中にアナフィラキシーなどの重篤な症状を引き起こすリスクがあり、専門施設での実施が必要です。また診断のための検査であり治療効果は限定的です。

食物アレルギーを改善するために

まずはあなたの食物アレルギーの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、食物アレルギーの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

食物アレルギーと大きく関わっている免疫系と自律神経系を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、他の治療院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

食物アレルギーのQ＆A

食物アレルギーは自然に治りますか？

小児の食物アレルギーは成長と共に改善することが多く、3歳までに約50%、小学校入学までに80-90%のお子さんが耐性を獲得します。大人の場合は自然治癒は困難ですが、適切なケアにより症状の軽減は可能です。

食物アレルギーの人がやってはいけないことは？

原因食物の摂取、症状が出ているときの運動、自己判断での除去食の中断、エピペンの携帯忘れは避けるべきです。体調不良時は特に注意が必要で、些細な変化も見逃さないよう心がけましょう。

血液検査だけで食物アレルギーの診断はできますか？

血液検査のみでは確定診断はできません。症状の有無と食物経口負荷試験を組み合わせた総合的な判断が必要です。検査結果と実際の症状が一致しない場合もあります。

食物アレルギーは遺伝しますか？

遺伝的要因は関係しますが、必ず遺伝するわけではありません。家族歴がある場合は発症リスクが高くなる傾向がありますが、適切な予防策により発症を抑えることも可能です。

アレルギー症状はどのくらい続きますか？

適切な治療を行えば半日程度で症状は収まることが多いですが、症状の強さや治療開始時期により個人差があります。重篤な症状の場合は数日間続くこともあります。

少量なら食べても大丈夫ですか？

個人によって症状が出る量は異なるため、医師の指導なしに少量でも摂取すべきではありません。自己判断は危険で、予期しない重篤な症状につながる可能性があります。

食物アレルギーで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと食物アレルギーは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

食物アレルギーは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。