側弯症

側弯症とは

側弯症とは、背骨が左右に曲がってしまう病気です。正常な背骨は正面から見ると真っ直ぐですが、側弯症では背骨がS字やC字のように横に曲がり、同時にねじれも生じます。

多くの場合、思春期の女子に発症しやすく、原因が特定できない特発性側弯症が全体の約8割を占めています。日本側弯症学会の調査によると、10度を超える側弯症は全体の2-3％に発症し、これは日本の人口に換算すると約250万人から375万人が該当することになります。20度以上の治療が必要とされる側弯症は0.3-0.5％で、約38万人から63万人の患者がいると推定されます。特に思春期特発性側弯症では女性が男性の5-8倍多く発症するという特徴があります。この姿勢により体への負担が大きくなり、様々な身体的不調を引き起こします。

側弯症を放置すると、背骨の曲がりが徐々に進行し、肋骨の変形により胸郭が狭くなって呼吸機能に障害をきたす可能性があります。重度になると心肺機能に深刻な影響を与え、日常生活に大きな支障をきたします。また、慢性的な腰痛や背部痛が悪化し、神経圧迫による手足のしびれや筋力低下が生じることもあります。容姿の変化により精神的な負担も大きくなり、社会生活や人間関係にも影響を及ぼす恐れがあります。早期の対応が症状の進行を抑制し、将来的なリスクを軽減することにつながります。

側弯症の原因

開院以来、当院には側弯症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、側弯症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

側弯症の原因として次のものが挙げられます。

側弯症は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

複数の原因が引き金となり、背骨の可動域減少や背部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、それが側弯症となります。特発性側弯症では遺伝的要因や成長期のホルモンバランスの変化が関与していると考えられていますが、明確な原因は特定されていません。先天性では生まれつき背骨の形成異常があることで発症し、神経筋性では脳性麻痺や筋ジストロフィーなどの神経や筋肉の病気により背骨を支える筋力のバランスが崩れることで発症します。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。側弯症なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

側弯症への対応として、次のようなものが一般的です。

経過観察

進行を止める積極的な治療ではないため、症状が悪化する可能性があり、患者の不安が継続します。

装具療法

長時間の装着が必要で日常生活に制限があり、特に思春期の患者には精神的負担が大きくなります。また、装具による皮膚トラブルや筋力低下のリスクもあります。

手術療法

侵襲が大きく合併症のリスクがあり、術後の可動域制限や長期間のリハビリが必要になります。また、高額な医療費がかかります。

理学療法

効果を実感するまでに時間がかかり、継続的な通院と自宅での運動が必要で、患者の負担が大きくなります。

側弯症を改善するために

まずはあなたの側弯症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、側弯症の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院では側弯症の改善に向けて、まず5種類の独自検査により症状の根本原因を特定します。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、一人ひとりに最適な治療計画を立案いたします。世界基準のカイロプラクティック技術により、背骨の可動域制限や筋肉の緊張を改善し、神経系の調整に重点を置いた施術を行います。また、日常生活での姿勢指導や生活習慣の改善アドバイスも併せて行い、根本的な改善を目指します。手術を避けたい方、装具療法に不安を感じている方にも、安心して受けていただける優しい施術です。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院は開院から32年、のべ30万人以上の施術実績を持つカイロプラクティック院です。院長、副院長共にオーストラリアのカイロプラクティック大学を卒業し、世界基準の技術を提供しています。男女のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談しやすく、思春期の患者さんにも安心して通院していただけます。5種類の独自検査により症状の原因を特定し、一人ひとりに合わせた治療計画を提案いたします。三鷹駅から徒歩2分の好立地で、完全予約制のため待ち時間もありません。赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い年齢層の患者さんに対応可能です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

側弯症のQ＆A

側弯症は自然に治りますか？

残念ながら側弯症が自然に治ることはありません。特に成長期には進行する可能性が高いため、適切な治療とケアが必要です。

側弯症の人がやってはいけないことは？

激しいねじり動作や重いものを持つ作業は避けるべきです。また、長時間同じ姿勢を続けることも症状を悪化させる可能性があります。

側弯症は遺伝しますか？

遺伝的要因が関与していると考えられていますが、必ず遺伝するわけではありません。家族歴がある場合は早期の検診をお勧めします。

装具をつけないと必ず悪化しますか？

すべてのケースで悪化するわけではありませんが、成長期の中等度以上の側弯症では進行リスクが高いため、装具療法が推奨されます。

側弯症でも運動やスポーツはできますか？

軽度から中等度であれば適度な運動は可能です。ただし、コンタクトスポーツや激しいねじり動作を伴う競技は注意が必要です。

妊娠・出産に影響はありますか？

軽度から中等度の側弯症であれば通常の妊娠・出産に大きな影響はありません。ただし、重度の場合は専門医との相談が必要です。

手術以外に根本的な治療法はありますか？

カイロプラクティックや整体などの代替療法により、症状の改善や進行の抑制が期待できる場合があります。個々の状態に応じた適切なアプローチが重要です。

側弯症の進行を止める方法はありますか？

装具療法や適切な運動療法、姿勢指導により進行を抑制できる可能性があります。早期発見・早期対応が最も重要です。

痛みがない場合でも治療は必要ですか？

痛みがなくても進行する可能性があるため、定期的な経過観察と必要に応じた治療が推奨されます。予防的なケアが重要です。

大人になってから側弯症になることはありますか？

成人でも加齢による椎間板の変性や骨粗鬆症により側弯症を発症することがあります。これを変性側弯症と呼びます。

側弯症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと側弯症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

側弯症の改善により、これまで制限されていた日常生活の動作が楽になり、活動的な生活を取り戻すことができます。特に思春期の患者さんにとっては、体型への不安が解消されることで自信を持って学校生活や部活動に参加できるようになります。また、将来的な合併症のリスクを軽減し、健康的な人生を送ることが可能になります。当院では一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を提供し、皆様の健康な未来をサポートいたします。

側弯症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。