パーキンソン病

パーキンソン病とは

パーキンソン病とは、脳の中心部にある黒質という部分の神経細胞が徐々に減少し、運動をコントロールする重要な物質であるドパミンが不足することで起こる病気です。この病気により、手足の震え、動作の緩慢、筋肉のこわばり、バランスの悪化などの症状が現れ、日常生活に支障をきたすようになります。神経が時間をかけてゆっくりと変性していく進行性の疾患で、主に50歳以降に発症することが多いとされています。

厚生労働省の令和2年度患者調査によると、国内でパーキンソン病の治療を受けている患者数は28万9千人と報告されています。人口全体では1000人に1～2人程度の頻度ですが、65歳以上では100人に1人程度と年齢とともに増加する傾向があります。高齢化の進行に伴い、平成29年の総患者数16万2千人から急激に増加しており、今後さらなる患者数の増加が予想されています。

パーキンソン病を放置すると、運動機能の低下が進行し、歩行困難や転倒リスクが高まります。嚥下機能の低下により食事摂取が困難になり、誤嚥性肺炎のリスクも増大します。また、認知機能の低下や幻覚・妄想などの精神症状が現れることもあります。最終的には日常生活動作が困難となり、介護が必要な状態になる可能性があります。さらに、便秘や起立性低血圧などの自律神経症状も悪化し、生活の質が著しく低下することが予想されます。

パーキンソン病の原因

開院以来、当院にはパーキンソン病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、パーキンソン病の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

パーキンソン病の原因として次のものが挙げられます。

パーキンソン病はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、脳内の黒質ドパミン神経細胞の減少や異常なタンパク質の蓄積などが発生し、パーキンソン病が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。パーキンソン病でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

パーキンソン病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期服用により運動合併症（ウェアリング・オフ現象やジスキネジア）が出現することがあり、薬の効果時間が短くなったり、不随意運動が現れる可能性があります。また、薬の種類や量が徐々に増加する傾向があります。

運動療法（リハビリテーション）

継続的な通院と専門スタッフとの連携が必要で、患者の意欲や体調により効果に個人差があります。また、症状の進行により訓練内容の調整が頻繁に必要となります。

脳深部刺激療法（DBS）

手術に伴うリスクがあり、感染や出血などの合併症の可能性があります。また、機器の調整やメンテナンスが必要で、高額な治療費がかかります。

パーキンソン病を改善するために

当院では、パーキンソン病の症状改善に向けて、根本的な原因にアプローチする独自の治療法を提供しています。薬物療法だけでは限界がある症状に対して、カイロプラクティックの観点から神経系の機能を正常化し、自然治癒力を高めることを目指します。

5種類の独自検査により、あなたの症状の根本原因を特定し、一人ひとりに最適な治療計画を立案します。世界基準のカイロプラクティック技術により、体に負担をかけることなく、安全で効果的な施術を行います。

当院の特徴

当院では、300,000人以上の臨床経験を元にケアプランを提示しています。毎年1万人以上が来院する当院だからできることがあります。5種類の独自検査で症状の原因を探り、豊富な経験を持つ2名のカイロプラクターが多角的な視点で改善事例を比較検討し、最短・最速で改善するための根拠を目に「見える化」し、先を見据えた治療計画に沿って、毎回の治療を進めていくという、最短で症状を改善するための治療システムが、当院の大きな特徴です。

院長、副院長共にオーストラリアのカイロプラクティック大学を卒業し、1993年に開院し、30万人以上を施術してきました。赤ちゃんからご高齢の方まで安心して受けられる、体に優しい施術です。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

パーキンソン病のQ＆A

パーキンソン病は自然に治りますか？

残念ながらパーキンソン病は進行性の疾患で自然治癒はありません。しかし、適切な治療とリハビリテーションにより症状をコントロールし、生活の質を維持することは十分可能です。

パーキンソン病の人がやってはいけないことは？

急激な運動の中止や薬の自己判断による中断は避けてください。また、転倒リスクを高める段差のある環境や滑りやすい場所での活動には十分注意が必要です。

なぜ私がパーキンソン病になったのでしょうか？

パーキンソン病の発症原因は完全には解明されていません。多くの場合、遺伝とは関係なく発症し、特別な生活習慣が原因ではありません。65歳以上では100人に1人がかかる病気です。

薬をたくさん飲まないといけないのでしょうか？

患者さんの症状や進行度に応じて薬の種類や量を調整します。初期は少ない薬で効果が得られますが、進行に伴い薬の見直しが必要になることがあります。

どのくらいで治療を見直すのでしょうか？

治療開始から約5年後に症状の日内変動が現れることが多く、その時期に治療の見直しを行います。ただし、個人差があるため定期的な経過観察が重要です。

脳の中の減ってしまったドパミンは増やせますか？

減少したドパミン神経を元に戻すことはできませんが、薬物療法でドパミンを補ったり、その働きを助けることは可能です。継続的な治療が症状改善の鍵となります。

パーキンソン病になって、これからどうなるのか不安です

適切な治療により、これまでと大きく変わらない生活を続けることが可能です。病気を理解し、医師と連携しながら治療を進めることで不安を軽減できます。

遺伝する病気なのでしょうか？

パーキンソン病患者の大部分は遺伝とは関係なく発症します。家族性は全体の5～10%程度で、多くの場合遺伝の心配はありません。

症状の進行を遅らせることはできますか？

薬物療法と運動療法を組み合わせることで症状の進行を遅らせ、生活機能を維持することが可能です。早期からの適切な治療が重要です。

日常生活で気をつけることはありますか？

転倒予防のための環境整備、規則正しい服薬、適度な運動の継続が大切です。また、便秘や起立性低血圧などの症状にも注意を払う必要があります。

パーキンソン病で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

パーキンソン病は進行性の疾患ですが、適切な治療により症状の改善と生活の質の向上は十分に期待できます。一人で抱え込まず、私たちにご相談ください。あなたの症状に真剣に向き合い、最適な治療計画を提案いたします。