胃潰瘍

胃潰瘍とは

胃潰瘍とは、胃の内側を覆っている粘膜が深く傷つき、えぐれたような状態になる病気です。胃酸によって胃の壁が溶かされることで起こり、みぞおちの痛みや吐血、黒い便などの症状が現れます。軽い傷である「胃びらん」とは異なり、胃潰瘍は粘膜の深い層まで損傷が及んでいる状態です。適切な治療を行わないと重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

厚生労働省の2017年度調査によると、胃潰瘍の患者数は約2万人と推定されています。これは年々減少傾向にあり、1996年のピーク時（約91万6000人）と比較すると大幅に減少しています。この減少の主な要因は、胃潰瘍の主要な原因であるピロリ菌感染者の減少と、除菌治療の普及によるものとされています。

胃潰瘍を放置すると、潰瘍部分から出血が起こり、大量出血により貧血や命の危険を招く可能性があります。さらに深刻なケースでは、胃壁に穴が開く穿孔という状態になることもあります。穿孔が起こると胃の内容物が腹腔内に漏れ出し、急性腹膜炎を発症します。この状態では激しい腹痛や発熱、嘔吐が起こり、緊急手術が必要となる場合もあります。継続的な出血により、日常生活に支障をきたすレベルの貧血が進行することもあります。最悪の場合、生命に関わる状況に陥る可能性があるため、早期の対処が重要です。

胃潰瘍の原因

開院以来、当院には胃潰瘍でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、胃潰瘍の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

胃潰瘍の原因として次のものが挙げられます。

胃潰瘍はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、胃酸の過剰分泌や胃粘膜の防御機能低下などが発生し、胃潰瘍が発症します。それは人によって違い、単に薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。胃潰瘍でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

胃潰瘍への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

胃酸分泌抑制薬（プロトンポンプ阻害薬）や胃粘膜保護薬を使用し、潰瘍の治癒を促進します。ピロリ菌感染が確認された場合は除菌治療も併用します。しかし長期間の服用が必要で、副作用のリスクがあります。また、ピロリ菌の除菌治療が一度で成功しない場合があり、複数回の治療が必要になることもあります。

内視鏡検査

胃カメラを用いて胃の内部を直接観察し、潰瘍の有無、進行度、出血の状況などを詳細に確認します。しかし検査時に不快感や痛みを感じることがあり、鎮静剤を使用する場合は副作用や合併症のリスクが伴います。

内視鏡的止血術

出血を伴う潰瘍に対して、内視鏡を使用してクリッピングや止血剤注入による止血処置を行います。しかし侵襲的な処置であり、術後の再出血のリスクが完全には排除できません。また、技術的な難易度が高く、専門的な技術が必要です。

生活習慣改善指導

暴飲暴食や喫煙、過度の飲酒を控え、規則正しい食生活を心がけるよう指導します。しかし患者の継続的な努力が必要で、効果が現れるまでに時間がかかります。また、根本的な体質改善には限界があります。

胃潰瘍を改善するために

まずはあなたの胃潰瘍の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院では胃潰瘍の根本原因を特定し、一人ひとりに合わせた治療計画を立てています。薬に頼らない自然治癒力を高めるアプローチで、症状の改善を目指します。カイロプラクティックによる神経系の調整により、自律神経のバランスを整え、胃の機能を正常化していきます。ストレスが原因の場合は、体の緊張を和らげることで症状の軽減を図ります。また、姿勢の改善により内臓の位置を正常化し、胃への負担を軽減します。生活習慣の見直しも含めた総合的なアプローチで、再発しにくい体づくりをサポートします。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では5種類の独自検査により、胃潰瘍の根本原因を特定します。姿勢、関節、筋肉、神経、バイタルの5つの視点から現在の状態を可視化し、最適な治療計画を立案します。オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した院長が、30万人以上の施術実績を基に、一人ひとりに合わせた治療を提供します。男女のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できる環境も整っています。完全予約制でお待たせすることなく、三鷹駅から徒歩2分の好立地で通いやすさにもこだわっています。初回は70分かけて入念な検査と問診を行い、症状の原因を徹底的に探ります。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

胃潰瘍のQ＆A

胃潰瘍は自然に治りますか？

軽度の胃潰瘍は自然治癒することもありますが、症状が続く場合は適切な医療機関での診断と治療が必要です。放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。

胃潰瘍の人がやってはいけないことは？

刺激物の摂取や過度な飲酒、喫煙は避けるべきです。また、医師の指示なく薬の服用を自己判断で中止することも控えましょう。

ピロリ菌除菌は必ず必要ですか？

ピロリ菌感染が確認された場合は除菌治療が強く推奨されます。除菌により潰瘍の再発リスクを大幅に減らすことができる重要な治療です。

胃潰瘍と胃炎の違いは何ですか？

胃炎は胃粘膜の炎症状態で、胃潰瘍は粘膜の深い層まで損傷が及んだ状態です。症状や治療法、重篤度が異なります。

胃潰瘍は再発しますか？

適切な治療を行わない場合や生活習慣が改善されない場合は再発する可能性があります。定期的な検査と生活習慣の改善が重要です。

どの科を受診すればいいですか？

消化器内科や胃腸科の受診が最も適切です。症状の程度や合併症の有無に応じて、専門医への紹介が行われます。

薬を飲み続ける必要はありますか？

医師の指示に従い、症状が改善しても自己判断で服用を中止しないことが重要です。完全な治癒まで継続的な治療が必要です。

手術はいつ必要になりますか？

大量出血や穿孔などの重篤な合併症が発生した場合に緊急手術が検討されます。通常は薬物療法で改善が期待できます。

食事で気をつけることはありますか？

辛い食べ物や脂っこい食事、カフェインの摂取を控え、規則正しい食生活を心がけることが大切です。

ストレスは胃潰瘍にどのように影響しますか？

ストレスは胃酸分泌を増加させ、潰瘍の悪化を招く重要な要因です。適切なストレス管理とリラクゼーションが治療に重要です。

胃潰瘍で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院の治療により胃潰瘍が改善されると、これまで制限されていた食事や活動を再び楽しめるようになります。痛みや不快感から解放されることで、仕事への集中力も向上し、家族との時間もより充実したものになるでしょう。根本的な体質改善により、薬に頼らない健康な生活を取り戻すことができます。ストレス耐性も向上し、以前のような症状の再発を防ぐことが可能になります。

胃潰瘍は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。