あがり症

あがり症とは

あがり症とは、人前で話したり注目を浴びる場面で、過度な緊張や不安を感じ、動悸、発汗、手足の震え、赤面、声の震えなどの身体症状が現れる状態です。医学的には「社交不安障害」と呼ばれ、単なる緊張とは異なり、日常生活や仕事に大きな支障をきたすレベルの症状が特徴です。

厚生労働省の精神疾患に関する調査によると、精神疾患を有する総患者数は約419.3万人となっています。社交不安障害（あがり症）は不安障害の一種として分類され、人口の約3-13%が生涯のうちに経験するとされ、推定患者数は約380万人から1,650万人程度とされています。

あがり症を放置すると、会議で発言できずに評価が下がり、昇進の機会を逃してしまいます。転職や職業選択に制限が生じ、キャリア形成に深刻な支障をきたします。人間関係の構築が困難になり、社会的孤立を招く可能性があります。慢性的な自信喪失により、うつ病などの二次的な精神疾患を発症するリスクも高まります。最悪の場合、完全に人との接触を避けるようになり、引きこもり状態に陥ることもあります。経済的困窮や社会復帰の困難により、人生の選択肢が極端に狭まってしまいます。

あがり症の原因

開院以来、当院にはあがり症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、あがり症の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

あがり症の原因として次のものが挙げられます。

あがり症はこのような複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経系の過剰反応や筋肉の緊張、呼吸の浅さなどが発生し、あがり症が発症します。それは人によって違い、単に心理的なアプローチや薬物療法だけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。あがり症でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

あがり症への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法（抗不安薬）

依存性のリスクがあり、長期使用により耐性が生じる可能性があります。また、根本的な解決にはならず、薬を止めると症状が再発することが多いです。

薬物療法（SSRI）

効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかり、副作用として眠気、吐き気、性機能障害などが生じる場合があります。

認知行動療法

専門的な技術を持つカウンセラーが必要で、治療期間が長期にわたり、費用も高額になる傾向があります。

β遮断薬

血圧や心拍数に影響を与えるため、循環器系の疾患がある方は使用できない場合があります。

暴露療法

治療過程で一時的に症状が悪化することがあり、患者の精神的負担が大きくなる可能性があります。

あがり症を改善するために

まずはあなたのあがり症の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院では、あがり症の根本原因である自律神経系の乱れに着目します。カイロプラクティックによる脊椎調整で神経系の機能を正常化し、身体の緊張を和らげます。薬に頼らない自然な治療法で、身体と心の両面からアプローチします。姿勢の改善により呼吸が深くなり、リラックス状態を作り出すことができます。一人ひとりの症状や原因に合わせた個別の治療計画を立て、継続的なケアにより、根本的な改善を目指します。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

当院では、オーストラリア公立マードック大学でカイロプラクティックの学位を取得した院長が施術を行います。25年間で17万人の施術実績を積み、姿勢に関する書籍も出版しています。5種類の独自検査で症状の原因を特定し、世界基準のカイロプラクティックテクニックで施術します。男女のカイロプラクターが在籍しているため、同性に相談できるのも大きな強みです。三鷹駅から徒歩2分の好立地で、完全予約制のため待ち時間もありません。アットホームな雰囲気で、女性スタッフも常駐しており、安心して通院できます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

あがり症のQ＆A

あがり症は自然に治りますか？

軽度のあがり症であれば時間とともに改善する場合もありますが、日常生活に支障をきたすレベルの症状は適切な治療やアプローチが必要です。

あがり症の人がやってはいけないことは？

カフェインの過剰摂取、睡眠不足、完璧主義的な考え方、緊張する場面の完全な回避は症状を悪化させる可能性があります。

あがり症と社交不安障害の違いは何ですか？

あがり症は一般的な呼び方で、医学的には社交不安障害と診断されます。両者は基本的に同じ状態を指しています。

あがり症は遺伝しますか？

遺伝的要因が関与する可能性はありますが、環境要因や個人の経験も大きく影響するため、必ずしも遺伝するわけではありません。

あがり症に効果的な薬はありますか？

抗不安薬やSSRI、β遮断薬などが使用されますが、根本的な改善には心理療法や生活習慣の改善も重要です。

あがり症の症状はどのくらい続きますか？

個人差がありますが、適切な治療を受けることで数ヶ月から1年程度で大幅な改善が期待できます。

あがり症を完治させることは可能ですか？

完全な治癒は困難な場合もありますが、症状をコントロールし、日常生活に支障のないレベルまで改善することは十分可能です。

あがり症の人に向いている職業はありますか？

一人で集中して作業できる職種や、少人数でのコミュニケーションが中心の職業が向いている場合があります。

あがり症の症状を和らげる方法はありますか？

深呼吸、リラクゼーション技法、適度な運動、規則正しい生活習慣などが症状の軽減に効果的です。

あがり症の治療にはどのくらいの期間が必要ですか？

症状の程度や治療方法により異なりますが、一般的には3ヶ月から1年程度の継続的な治療が必要とされています。

あがり症で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとあがり症は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

あがり症が改善されることで、これまで避けていた場面にも積極的に参加できるようになります。自然体でコミュニケーションを取れるようになり、仕事でもプライベートでも充実した毎日を送ることができるでしょう。あがり症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。