ほてり

ほてりとは

ほてりとは、実際の気温や体温に関係なく、顔や上半身に突然熱感を感じる症状です。医学的にはホットフラッシュとも呼ばれ、2～4分程度続く熱感と発汗を伴うことが特徴的です。多くの場合、胸のあたりから上半身にかけて強い熱感が広がり、同時に動悸や発汗が起こります。

症状の程度は軽い汗ばみから大量の発汗まで個人差があり、頭や首の後ろなど普段汗をかかない部位に汗をかくのも特徴の一つです。厚生労働省が2022年に実施した「更年期症状・障害に関する意識調査」によると、50～59歳の女性の約49％が更年期症状について「よく知っている」と回答しており、推定患者数は300万人以上とされています。

ほてりを放置すると、夜間の発汗により睡眠の質が著しく低下し、慢性的な睡眠不足に陥ります。その結果、日中の疲労感や集中力低下、気分の落ち込みなどが生じ、仕事や家事のパフォーマンスが大幅に低下します。さらに、人前での突然の発汗や顔の紅潮を恥ずかしく感じるようになり、社交的な活動や外出を避けるようになります。

最悪の場合、うつ状態や社会的孤立に発展し、生活の質が著しく損なわれる可能性があります。また、根本的な原因が甲状腺機能亢進症などの重篤な疾患である場合、適切な治療を受けないことで生命に関わる合併症を引き起こすリスクもあります。

ほてりの原因

開院以来、当院にはほてりでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、ほてりの原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

ほてりの原因として次のものが挙げられます。

ほてりは複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、体温調節機能の異常や血管の収縮・拡張の不調などが発生し、ほてりが発症します。更年期に入ると女性ホルモンが急激に減少し、血管の収縮や拡張をコントロールしている自律神経のバランスが崩れることでほてりが生じます。ストレスや生活習慣の乱れにより自律神経のバランスが崩れ、体温調節機能が正常に働かなくなることも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ほてりなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ほてりへの対応として、次のようなものが一般的です。

ホルモン補充療法

不足している女性ホルモンを薬剤で補うことで、ほてりの症状を劇的に改善する治療法です。しかし乳がんや血栓症のリスク増加、不正出血などの副作用があり、長期使用には慎重な管理が必要です。また、薬物依存のリスクも考慮する必要があります。

漢方薬治療

当帰芍薬散や加味逍遙散などの漢方薬を用いて、体質改善を図りながら症状の緩和を目指します。しかし効果が現れるまでに時間がかかり、体質に合わない場合は胃腸障害などの副作用が生じることがあります。

自律神経調整薬

自律神経のバランスを整える薬剤を使用して、体温調節機能の正常化を図ります。しかし眠気やめまい、口の渇きなどの副作用があり、日常生活に支障をきたす場合があります。また、即効性がなく、継続的な努力が必要で、根本的な原因解決には限界があります。

ほてりを改善するために

まずはあなたのほてりの原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ほてりの原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ほてりと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

ほてりのQ＆A

ほてりは自然に治りますか？

更年期によるほてりは閉経後1年程度で自然に軽快することが多いですが、症状が強い場合は適切な治療により早期改善が期待できます。

ほてりの人がやってはいけないことは？

香辛料やカフェイン、アルコールの過剰摂取、長時間の入浴、ストレスの蓄積は症状を悪化させる可能性があるため注意が必要です。

更年期のほてりと病気のほてりの見分け方は？

甲状腺機能検査や血液検査により鑑別診断が可能です。手の震えや体重減少を伴う場合は甲状腺疾患の可能性があります。

ほてりが起きた時の応急処置方法は？

冷却スプレーをハンカチに噴霧して顔に当てる、首や手首を冷やす、深呼吸をして心を落ち着かせることが効果的です。

ホルモン補充療法以外の治療選択肢はありますか？

漢方薬、自律神経調整薬、抗うつ薬、カイロプラクティックなどの代替療法も選択肢として考えられます。

ほてりが夜間に起こりやすいのはなぜですか？

夜間は副交感神経が優位になり、ホルモンバランスの変化が体温調節に影響を与えやすくなるためです。

男性でもほてりの症状は起こりますか？

男性更年期障害やテストステロン低下により、男性でもほてりの症状が現れることがあります。

ほてりの症状はどのくらいの期間続きますか？

個人差がありますが、更年期のほてりは通常2～5年程度続き、適切な治療により期間短縮が可能です。

食事や生活習慣でほてりを予防できますか？

規則正しい生活、適度な運動、バランスの良い食事、ストレス管理により症状の軽減が期待できます。

ほてりと同時に起こる動悸は危険ですか？

更年期によるものは一般的に危険ではありませんが、甲状腺疾患や心疾患の可能性もあるため医師の診断が重要です。

ほてりで悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックとほてりは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ほてりは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。