高血圧

高血圧とは

高血圧とは、心臓から送り出される血液が血管壁に与える圧力が慢性的に正常値より高い状態のことです。収縮期血圧（上の血圧）が140mmHg以上、または拡張期血圧（下の血圧）が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。多くの場合、自覚症状がないため「サイレントキラー」とも呼ばれ、気づかないうちに血管や臓器にダメージを与え続ける疾患です。

厚生労働省の調査によると、日本の高血圧患者は約4,300万人と推定されており、これは日本人のおよそ3人に1人が高血圧という状況です。収縮期血圧が140mmHg以上の人の割合は男性27.5％、女性22.5％となっており、まさに国民病といえる状況です。

高血圧を放置すると、血管壁への持続的な圧力により動脈硬化が進行し、心疾患や脳卒中のリスクが大幅に高まります。具体的には、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、腎機能低下、眼底出血などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります。最悪の場合、突然死や重度の後遺症を伴う脳血管障害により、日常生活が困難になったり、介護が必要な状態になることもあります。また、慢性的な高血圧は認知症のリスクも高めることが知られています。

高血圧の原因

開院以来、当院には高血圧でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、高血圧の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

高血圧の原因として次のものが挙げられます。

高血圧は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、血管の収縮や心拍数の増加、血管の弾力性低下などが発生し、高血圧が発症します。ストレスや不規則な生活により自律神経のバランスが崩れ、血圧調整機能が低下することも大きな要因となります。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。高血圧なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

高血圧への対応として、次のようなものが一般的です。

降圧薬の処方

ACE阻害薬、ARB、カルシウム拮抗薬、利尿薬などを用いて血圧を薬理的にコントロールします。しかし薬物療法は対症療法であり根本的な改善ではないため、生涯にわたって服薬が必要になる可能性があります。また、副作用として咳、めまい、むくみなどが生じることがあり、複数の薬を併用する場合は相互作用のリスクもあります。

生活指導

塩分制限、減量、禁煙、節酒、適度な運動などの生活習慣改善を指導します。しかし理論的には正しいものの、具体的な実践方法や継続のサポートが不十分な場合が多く、患者の自己管理に依存する部分が大きいため、効果的な改善が困難な場合があります。

定期的な血圧測定

家庭血圧測定や定期受診により血圧の変動を監視し、薬の調整を行います。しかし数値の管理に重点が置かれがちで、血圧上昇の根本原因への対処が後回しになることがあります。

高血圧を改善するために

まずはあなたの高血圧の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、高血圧の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

高血圧と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

高血圧のQ＆A

高血圧は自然に治りますか？

軽度の高血圧であれば、生活習慣の改善や体質改善により自然に正常値に戻る可能性があります。ただし、根本原因への適切なアプローチが必要です。

高血圧の人がやってはいけないことは？

急激な運動、過度の塩分摂取、過量の飲酒、喫煙、過度のストレス、睡眠不足は避けるべきです。また、急に薬をやめることも危険です。

薬を飲まずに血圧を下げる方法はありますか？

姿勢改善、適切な運動、食事療法、ストレス管理、十分な睡眠などの総合的なアプローチにより、薬に頼らない血圧改善が期待できます。

白衣高血圧と本当の高血圧の違いは何ですか？

白衣高血圧は医療機関での緊張により一時的に血圧が上がる現象で、家庭血圧は正常です。本態性高血圧は常時血圧が高い状態です。

血圧が正常になったら薬をやめても大丈夫ですか？

医師と相談の上、段階的に減薬することが重要です。急な中止は血圧の急上昇を招く危険があるため、必ず専門家の指導を受けてください。

高血圧と肩こりや頭痛は関係がありますか？

血圧上昇により血管や筋肉に負担がかかり、肩こりや頭痛の原因となることがあります。姿勢の問題も血圧に影響を与える場合があります。

家族に高血圧の人がいると必ず遺伝しますか？

遺伝的素因はありますが、生活習慣の改善により発症を予防したり、症状を軽減することは十分可能です。遺伝だけで決まるものではありません。

血圧の上と下の数値、どちらが重要ですか？

どちらも重要ですが、収縮期血圧（上）の方が心血管疾患のリスクとより強く関連しているとされています。ただし、両方の管理が必要です。

高血圧でも運動をして大丈夫ですか？

適度な有酸素運動は血圧改善に効果的ですが、急激な運動や重量挙げなどは避けるべきです。運動前に血圧を測定し、適切な強度で行うことが大切です。

塩分制限以外に食事で気をつけることはありますか？

カリウムを多く含む野菜や果物の摂取、マグネシウムやカルシウムの補給、オメガ3脂肪酸の摂取、糖質の適正化なども血圧改善に有効です。

高血圧で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと高血圧は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

高血圧は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。