副腎疲労症候群

副腎疲労症候群とは

副腎疲労症候群とは、腎臓の上にある小さな臓器「副腎」が長期間のストレスによって疲弊し、抗ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が低下してストレスに対処できなくなった状態です。従来の医療では疾患として認められていませんが、分子栄養学や機能性医学の分野で注目されている「未病」の概念に近い状態とされています。

日本では副腎疲労症候群の正確な統計データは存在しませんが、アメリカでは人口の15%程度が該当するとされ、日本ではこれより多い割合の人が副腎疲労ではないかと言われています。また、厚生労働省の調査によると、国民の35.6%が慢性的な疲労を自覚しており、生活に何らかの支障をきたしている方が約5.2%存在することが明らかになっています。

副腎疲労症候群を放置すると、慢性的な疲労感がさらに悪化し、日常生活や仕事のパフォーマンスが著しく低下します。精神的な不調も進行し、うつ症状や不安感が強くなり、人間関係にも悪影響を及ぼします。免疫力の低下により感染症にかかりやすくなり、アレルギー症状の悪化、消化器系の不調、睡眠障害なども深刻化します。最終的には社会復帰が困難になるほどの重篤な状態に陥る可能性があります。

副腎疲労症候群の原因

開院以来、当院には副腎疲労症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや臨床実績から言えることは、副腎疲労症候群の原因はひとつではなく、複数の原因から起こるということです。

副腎疲労症候群の原因として次のものが挙げられます。

副腎疲労症候群は複数の原因が絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、副腎機能の低下やホルモンバランスの乱れ、自律神経系の不調などが発生し、副腎疲労症候群が発症します。それは人によって違い、単に休息を取ったり栄養補給をするだけでは、全ての問題は取り切れません。

一人ひとりの原因が違うからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。副腎疲労症候群なら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

副腎疲労症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

血液検査による診断

コルチゾール濃度の測定や甲状腺機能検査を行い、他の疾患との鑑別診断を行います。しかし従来の検査では副腎疲労症候群を明確に診断することが困難で、異常なしと判断されることが多く、根本的な解決に至らない場合があります。

抗うつ薬の処方

うつ症状に対して抗うつ薬が処方されることがありますが、根本的な解決にはならない場合があります。症状の一部は改善されるかもしれませんが、副腎機能の根本的な回復にはつながらず、薬物依存のリスクもあります。

生活指導

規則正しい生活リズムの確立、ストレス管理、適度な運動の推奨が行われます。しかし一般的なアドバイスにとどまることが多く、個々の患者の状態に合わせた具体的な指導が不足する場合があります。

栄養療法

ビタミンやミネラルのサプリメント摂取による栄養補給が提案されることがあります。しかし画一的なサプリメント処方では個人の栄養状態や体質に合わない場合があり、効果が限定的になることがあります。

副腎疲労症候群を改善するために

まずはあなたの副腎疲労症候群の原因について、検査を通じて明らかにします。原因をぼんやり捉えたまま治療を進めては、一時的な改善はあったとしても、根本的な改善にはつながらないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、副腎疲労症候群の原因を見つけ出します。検査結果を分かりやすく説明し、あなたの健康目標を達成するために、ケア計画を立てて、施術を進めていきます。

当院の特徴

カイロプラクティック大学を卒業している院長の佃隆、又は副院長の佃美香が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

副腎疲労症候群と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首や背骨の可動域検査、全身の姿勢分析、筋肉や神経の状態、日常生活でのどんな姿勢で過ごしている時間が多いかをチェックするなどの検査をします。必要に応じてレントゲン画像を確認して精度を高めます。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージ、整骨院での治療で効果を感じなかった方も諦めずにご相談ください。

副腎疲労症候群のQ＆A

副腎疲労症候群は自然に治りますか？

軽度の場合は生活習慣の改善により自然回復する可能性がありますが、重度の場合は専門的な治療とサポートが必要になることが多いです。適切な治療により改善が期待できます。

副腎疲労症候群の人がやってはいけないことは？

激しい運動、夜更かし、カフェインの過剰摂取、糖質の大量摂取、過度なストレスを避けることが重要です。これらは副腎に更なる負担をかけてしまいます。

どのくらいの期間で改善が期待できますか？

症状の程度により異なりますが、軽度なら6ヶ月、重症の場合は2年程度の治療期間を要することが一般的です。継続的な治療が改善の鍵となります。

薬を使わずに治すことはできますか？

生活習慣の改善、栄養療法、ストレス管理を組み合わせることで、薬に頼らない改善が期待できる場合が多くあります。当院でも薬に頼らないアプローチを重視しています。

仕事を続けながら治療することは可能ですか？

適切な治療計画と生活調整により、多くの方が仕事を続けながら症状の改善を図ることができます。無理のない範囲での治療を提案いたします。

食事で気をつけるべきことはありますか？

血糖値の安定化のため、規則正しい食事、糖質制限、良質なタンパク質の摂取が重要になります。栄養指導も併せて行っています。

運動はした方がいいのでしょうか？

激しい運動は避け、軽いウォーキングやヨガなど、副腎に負担をかけない程度の運動が推奨されます。個人の状態に合わせてアドバイスいたします。

ストレスを完全に避けることは必要ですか？

完全回避は困難ですが、ストレス管理技術を身につけ、適切に対処することで症状の改善が期待できます。ストレス対処法もお教えします。

他の病気との見分け方はありますか？

甲状腺機能低下症、慢性疲労症候群、うつ病など類似症状を示す疾患があるため、専門的な検査による鑑別が必要です。当院でも詳しく検査いたします。

家族にも影響することはありますか？

直接的な感染はありませんが、患者の症状により家族関係にストレスが生じる可能性があるため、家族の理解とサポートが重要です。

副腎疲労症候群で悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

全身の姿勢と各部位の筋肉や神経の検査を行う当院のカイロプラクティックと副腎疲労症候群は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

副腎疲労症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。